愛媛で自転車をお探しならY's Road 松山店エミフルMASAKI
2024/12/11 20:32
ワイズロード松山店の神山です。
今の時期は選手の移籍のニュースが飛び交う時期ですね。
日本では橋本英也選手がKINANに、ロード全日本チャンピオンの小林海選手がJCL TEAM UKYOに移籍などなど日本でも大きく変わりますが世界ではもっと驚くべき移籍が。
MTB、シクロクロスの世界王者を経験(MTBは現在もですが)し、ツールドフランスのステージ優勝やストラーダビアンケでも勝つなどオン、オフ共に実績を上げているトーマス・ピドコック選手の移籍ですね。
少し前に移籍するのではと騒がれていましたが、一時収束、そのままイネオスで来年も走るのかと思っていたところ12月4日、、突如退団発表。
そして二日後の12月7日、Q36.5に加入が決定。
ロードレースではQ36.5のスポンサーでもあるSCOTTを使用するとの事ですが、オフロードは引き続きPINARELLOを使用すると。
2025年はイネオスとPINARELLO の契約が切れるとき、そしてQ36.5に資金を提供している人はピナレロを2023年に買収した方、、
少し来年以降の機材変化も楽しみですね。
こちらはオフロードでも乗るDOGMA
そして今日入荷したのはオンロードバイクのDOGMA
それではどうぞ!
価格:¥1,155,00
サイズ:50
カラー:G115 (AURIK YEL)
前作のDOGMA Fに対して今作のDOGMA Fは軽量化は勿論果たされたがよりエアロに。
目指したのは”完璧”
ブラドレー・ウィギンズが2012年、クリス・フルームが2013年、2015年~2017年、ゲレント・トーマスが2018年、エガン・ベルナルが2019年にツールドフランスの総合優勝を支えたバイクがPINARELLOのDOGMAシリーズ。
ここ数年は異次元の速さを見せる二人が総合優勝を争っていますがそれまではやはりPINARELLOのバイクを使うチームは強かった。
選手が強いのもありますがフレームがその勝利を助けたのは間違いない。
近年大きなレースでの勝ちから離れているPINARELLO、再び王者に輝くために求めるのは完璧のバイク。
そんな完璧なバイク「DOGMA F」モデルチェンジを果たしたバイクが松山店に入ってきたので詳しく見てみよう。
遠くから見るとその変化を全て気が付く方は少ない。
名前も「DOGMA F」と同じ名称
しかし、中身は大きく進化を遂げている。
見た目で分かりやすい点でいえば
スルーアクスルの穴が非貫通式になったことでしょう。
この小さな変化ですが0.1秒を争う世界にはこの小さな変化は大きい。
前作から見ると細くなったヘッド周りはエアロを意識したのと同時にベアリングを小さくすることで軽量化にも貢献。
ブレーキホースの通し方が変わりこのような形状を実現。
そして、今回入荷していませんがモデルチェンジに当たり、ハンドルも変更が
この若干フレアした形状、舐めてました。
先日の試乗会で乗った際にこのハンドル(ステム別式)で売ってくれないかな~って思うくらい欲しくなる。
このハンドルを使うためにDOGAM Fが欲しい!
人間のことを分かっていると思う。
ただただフレアにしていないのがこのハンドル、下ハンドルを握る位置がわずかに細く仕上がっており、手になじむ感じ、いつまでも握っておきたい感じになった。
少し脱線したがヘッド周りは大きく進化していると思う。
フォークは新円ではなく楕円形にすることでブレーキホースの逃げ口を作っている。
BB周りも大きく進化している。
BBの規格は昔から変わらずのスレッド式ITA規格を採用する。
やはりPINARELLOと言えばITA規格だろう。
ワイドタイヤに合わせるように広がったチェーンステー、そしてそれらを受け止めるBB周辺はエアロ性能が1.2%向上、それ以外にも横剛性を出すことが出来た。
全体的にスリムになったONDAフォークはフォークオフセットにも変更が加わっている。
それには深い深いわけがあるが簡単に説明するとメーカーが想定しているタイヤ幅が太くなったとだけ書こう。
想定が30㎜、昔の人が知ると驚くことでしょう。
23Cが主流なんて何年前だろうか?
そして、目に見えない部分でいえばフレームの素材の変化
従来のDOGMAシリーズで採用し続けられていた高強度タイプの「T1100」から高弾性率タイプの「M40X」に移り変わった。
従来のバイクよりも剛性を出した。なぜこの結果になるのか。
この辺りは詳しくはフレーム設計者のみ知る結果だろう。私は自転車屋であってフレーム開発者ではない。詳しいことはカーボンを触って設計する人の方が分かるだろう。
Di2のバッテリーは前作と変わらずBB周辺に配置になる。
重量物を下に配置することで低重心化するとともに、バッテリーを交換する際にシートポストを抜かなくていいなどの副産物的な恩恵もある。
ポジションがミリ単位で合わさったバイクをもう一度同じ位置に戻すことは事実上不可能だ。コンマ数ミリは確実にずれる
バッテリーを入れる必要がなくなったシートポストは前作同様薄く、エアロに作られている。
ヤグラも変わっており、軽量化が施されている。
高い部分の軽量化は同じ1gでも低い部分の軽量化とは違いを感じる。
シートクランプにも変更があり、フレームに完全に内装になった。そして数g軽量化した。
クランプパーツをフレームの中に完全に入れて、フレーム後方から締めこむスタイルは前作(というより過去のDOGMAシリーズ)から引き継がれている。
重量は前作からは大きく削られていない。しかし、CdAは削られた。
これはツールドフランスで大きく100g以上フレームを軽量化したことに相当する速さ。
コンマ数秒を争うプロの世界では小さな軽量化、そして小さな空力改善の積み重ねだろう。
そんな過程で生まれたのが今作のDOGMA F
PINARELLOが求める完璧なバイクはどこまで進化することだろうか?
リアバックは角ばった形状から直線的に変化した。
左右非対称な形状は変わらず。
いつ見てもPINARELLOの美しさの一つだ。
ボトルケージをつける位置など従来の技術を生かしながらもフレームの素材からこだわり抜かれたDOGMA F、先日の試乗会で少し乗った感想を
乗ったサイズは46.5、どちらかというとコンポーネントに興味があり試乗しに行ったのが本音だ。
新型になったとは聞いていたがホースの通し方がかわったなどの小さな変化しか事前情報は入っていない状態での試乗、
正直横の硬さには驚いた。
特にハンドリング。
最近のバイクに多い、後ろ重心で曲げるフレームとは全然違う。しかし、自分が好む前重心でハンドルで曲げるような感覚でも違う。
不思議な感じだ。
この辺りの感覚を表す言語化能力が乏しくブログで書けないのが残念だ。
しかし、自分で書けることは曲げたと思ったラインで無理なく曲がれる。これに尽きる。
曲げたいラインで曲がる、ではなく曲げたいラインで”無理なく”曲げれる。
スーパーレコードワイヤレスよりも正直このバイクをメインで(下調べをしたうえで)乗らなかったことに今も後悔する。
そして何よりカッコいい。
芸術としての美しさもあるが、それ以上に機能美と言えるだろうか、この洗練された美しさ。
一生眺めることが出来る。
モデルチェンジをしても愛されるDOGMAはこういう事かと改めて感じる。
DOGMA私は君に魅了されたかもしれない。
ぜひ、お客様もDOGMAの魅力にはまってみてはいかがでしょうか?
専用ハンドルが付属していないのでバラ完をご依頼いただいてもすぐには作業はできませんが、ゆっくりと完成を待ってみてはいかがでしょうか?
他のカラーやサイズもお取り寄せできますので是非ご相談ください!
それでは!
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