街乗りで大活躍！小さくて小回りの利くミニベロ2車種を比べてみました！
by: 入澤

街乗りに特化しているスポーツバイクは？と聞かれたら『ミニベロ』なのですが、一概にミニベロと言ってもどれを選ぼうか迷ってしまいますよね。当店に在庫している『BIANCHI LECCO』と『GIOS MIGNON』を比較してみました。

1 同じイタリアブランドのミニベロを比べてみた
2 どちらを選ぶ？

同じイタリアブランドのミニベロを比べてみた

BIANCHI LECCO

GIOS MIGNON

フレーム

LECCOはアルミフレーム。アルミの特長は軽くてキビキビとした乗り味。硬くて衝撃吸収性は低い分、パワーロスが少ないので、スピードやパワーを重視する短距離やヒルクライムに向いています。昨今のスポーツバイクにはアルミフレームが使用されている車体が多くみられます。軽さだけで選ぶのであればアルミフレームに軍配があがりますね。LECCOはトップチューブがかなりスローピングしているので小柄な方や女性でもまたがりやすく、乗りやすいです。

一方でMIGNONはクロモリフレーム。クロモリはしなやかで弾性があり、バネが入っているように乗り心地が良く、丈夫でかつ他の素材よりも修理が容易です。剛性を確保するためには素材を厚くする必要があるため、若干重いフレームとなってしまいます。細くシンプルな形状がクラシカルな雰囲気なのでそういった昔ながらのスタイルが好きな方にはたまらないですね。

同じ20インチでもホイールの規格が違う！

20インチには『406』と『451』の2種類のホイール（タイヤ）があります。この規格について書き出すと長くなるので今回は2種の大まかな違いをお話しします。とてもシンプルにいえば、「小さいほうが406」で「大きいほうが451」です。

LECCOには小さい『406』のホイール。径が小さいのでペダリングが軽く、加速が楽でストップ＆ゴーが苦にならないです。また、『451』よりもよりも太めのタイヤが履けるので、多少の段差やラフな路面にも対応できます。高い走行性能を求める人には少し物足りなさを感じるかもしれませんが、スピードにこだわらずに、のんびり走るならとても快適です。

MIGNONは大きい『451』のホイール。「ミニベロらしいコンパクトさ」と「スポーツ自転車の走行感」を上手く兼ね備えています。ホイール径は【406】とそれほど変わらないのにより高い走行性能を持っていて、長距離走行にも向いています。ミニベロでツーリングやロングライドをしたい人にぴったりです。

乗車姿勢は？

LECCOはハンドルバーが上にライズしているのでそこまで前傾姿勢がきつくないです。ゆったりした姿勢で楽に♪スポーツバイクが初めてという方にも◎。

MIGNONはフラットバーハンドル。フレームがホリゾンタルフレームということもあり、LECCOより前傾姿勢はきつくなります。よってミニベロをスポーティに乗りこなしたい、スピードを重視したいという方には◎です。

どちらを選ぶ？

LECCOはストップ＆ゴーが多い街乗りやポタリングにぴったりで、のんびり・ぶらぶらと走るスタイルがよく似合います。長距離を走るには少ししんどいですが、街中や観光地などを自由に動き回るならLECCOのほうが楽で疲れにくいです。スピードをそこまで重視しない街乗りユーザー、小柄な方にオススメです。

MIGNONは街乗りだけでなく、あえてミニベロでロングライドやツーリングを楽しみたい。スポーツ系の細いタイヤを使って走行性能を最大限に活かし、走行性能やスピードを重視する方や見た目が昔ながらのクラシックスタイルが好きな方にはMIGNONがオススメです。