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ツール・ド・おきなわ2024~自然には勝てません~
by: 村松

ツール・ド・おきなわ

【ツール・ド・おきなわ】とは?

 

沖縄北部で行われる日本最大級のサイクルロードレース&サイクルイベント。

UCI(国際自転車競技連盟)管轄のプロレースをはじめとして、距離及び年齢ごとのカテゴリに分けた市民レース部門と離島や本島1周など様々なコース設定がされたサイクリング部門が行われる。

沖縄の綺麗な海岸や亜熱帯の森ヤンバル路などを走り普段と違う世界を味わえるのできつさも楽しめるリピーターの多いイベント。

 

<市民レース>

市民レース部門はプロと同じコースを走るサバイバルレース200㎞クラス、200㎞から序盤の平坦コースを抜いた実力が試される140㎞クラス、沖縄最北端からスタートしチャレンジしがいのある100㎞クラス、名護半島を回る平坦メインのスプリントレース50㎞クラスの距離別に分かる。200km以外はさらに年齢別に分けられる。2017年からは表彰のないチャレンジカテゴリが50kmクラスで新設、今年は200kmクラスもチャレンジカテゴリが作られる。

 

<200㎞クラス>

「ホビーレーサーの甲子園」と呼ばれ、プロと同じコースを走るサバイバルレース。ハードな練習はもちろん事前の準備や直前の過ごし方、レース中の走り方や補給の仕方など、フィジカル・テクニック・メンタルすべてを高めて挑戦する必要がある。昔はその厳しさから申し込みに余裕があったが現在は実力者たちがこぞってエントリーするため申し込みからサバイバルである。

<チャレンジ200km>

今年から作られたカテゴリ、優勝あるいは上位目指しては走れないけどヤンバル路200kmを完走してみたい方向けのクラスです。私も今年はここにエントリーしました。どういった展開になるのか気になりましたが、、、

大雨の影響によりレースは中止!

KIMG4675

通常であればレースレポートをかくのですが、今年のツール・ド・おきなわは大雨の影響で中止でした。前日に北部のコースが土砂崩れ等により使えないと判明し、主催者が競技の上全カテゴリ(プロレースも!)50kmのコースでのレースとアナウンスがありました。レース当日各カテゴリスタートラインへ並び、プロレースがスタートした後にコースの水没箇所が広範囲にあるということで市民レースが走り出す前に中止になりました。

ということで特に書くことはありません、というのも何なんで今後出てみたいという方へ役に立つ(?)おきなわならではの装備・情報などをさらっと書いときます。

開催・申し込み

まだ正式に来年の予定が出ているわけではないですが、開催はほぼ毎年11月2週目の土日です。昨年や今年は例年通りでない気候でしたが、例年で言えば大分寒いところから大分暑い、30度近いところへ行くことになるのでその辺の調整も必要です。

申し込みは例年通りなら8月1日、最近は200kmと100kmカテゴリは数時間で締め切られます。他のカテゴリも以前よりかなり早く埋まるので狙ってるカテゴリがあるならお早めに。

またほとんどの方が飛行機での移動になるかと思いますが、航空便や宿の予約も早めにしないと結構埋まってしまいます。公式でのツアーもあるので慣れない方はそこで申し込むといいかと思います。今年は私もそうしました。

日程は弾丸なら土曜び入り日曜レース後帰宅も出来なくないですが、色々な理由でオススメしません。50kmクラスならなんとか許容範囲かなというところです。なぜかというと、最初に書いた通り例年だと気温差がかなりあり身体を慣らす必要があるからです。過去私もなんどか現地入りしてから体調崩しましたが、一日余裕があると大分違います。ですので金曜入り、余裕があれば木曜入りが良いです。試走の時間もしっかりとれますし、試走の疲労もしっかり抜けます。また昨年・今年と雨ですが、雨の合間の試走といった時間の使い方の余裕や、試走後のバイクの手入れもゆっくりできます。帰りは50kmクラス以外は月曜がオススメ、100km以上のクラスは完走最終で14時近くに帰ってくることになり、その後すぐ帰宅準備は大変です。ちなみに50kmは10時くらいには終わってますので、ゆっくり帰宅準備して夕方~夜の飛行機もそれなりに余裕があると思います。

装備準備

 先ほどほとんどの方が飛行機での移動とかきましたが、その際の自転車の持ち運び、所謂飛行機輪行について。オススメはハードケース系です。昔輪行袋で参加したこともありますが、壊れる・傷つくリスクは高いです。幸い私は数回のなかでトラブルはありませんでしたが、現地でストレスなく走るためにもハードケース・セミハードケースがオススメです。私は面倒くさがりなのでシーコン「エアロコンフォート」(大分古いモデル)でホイール外すだけの楽ちん運搬です。少なくともオーストリッチの「OS-500」くらいの保護ができるものが良いかと思います。

シーコン

*ちなみにシーコン「エアロコンフォート」は自転車とホイール以外にも色々入れれるスペースがあるのですが、むやみやたらに詰め込むと荷物検査の時に困ることがあります。検査機のサイズにより入らない場合検査官が目視で確認しますが、その際全て出さなければいけません。なにも入れないかすぐ取り出せるようにひとつまとめておくと良いです。

上記に付随して、おおきな入れ物があるのでポンプは少し大きいのを持っていくと便利です。輪行だとなるべく荷物を少なくしたいので小さい携帯ポンプが選択肢になるかと思いますが、ハードケース系はそのものが大きいのでポンプのサイズがどうのこうのはなくなります。ポンプ一本くらいだと中に入れても検査の時もスムーズです。沖縄の時はいつもTOPEAKの「MegaMorph」を持って行っています。フロアポンプサイズながら折り畳めるフットパッドやゲージにより一本棒みたいになり、さらには専用のバックが付いてるのでとても使い勝手がいいです。

TOPEAK MegaMorph

移動手段

現地での移動について、那覇空港からはバスかレンタカーになるかと思います。バスは高速バスと路線バスがあり、1時間半~2時間半くらいかかります。走る前はなるべく身体への負担減らしたいのでオススメはバスよりレンタカーです。寄り道やコースの下見、雨の際の移動など便利です。昨年・今年と雨が続き移動に制限掛からず便利でした。

 

使用予定だった機材

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組上げた時から大きくは変わっていませんが、タイヤ・チェーン・バーテープを更新しました。

インプレというよりは選択した理由を主に書いていきます。

 

タイヤ:チューブレス化でパナレーサーの「AGILEST FAST TLR」にしました。実は夏頃に「AGILEST TLR」を使ったうえでおきなわにむけてさらにグレードアップしました。「AGILEST TLR」の出来が良くてコストパフォーマンス考えるとFASTでなくてもと考えましたが、少しでも速さ(完走目標でも関門がいくつもあるのでそれなりに速さが必要)を得られる選択をしました。マージナルゲインというやつで、フォークの計測器も昨年同様流行りに乗ってチューブ巻き、脚でカバーできないので機材だよりです。まだまだ乗り込めてないですが、比較すると加速感が軽いのでダッシュや登りが少し速く感じます。

チェーン:もう少し使えましたが、より良い状態で走りたかったので同じシマノ「CN-M9100」の新品を入れました。他社ハイエンドチェーンも検討しましたが確実性をとりました。チェーンを交換する場合は直前でなく2~3週間前に交換してある程度乗って馴染みを出しておいた方が良いです。沖縄行く直前に洗浄したものの試走時も雨や路面ウェットだったので汚れてしまいました。簡易の掃除はしましたが来年は洗浄キットも持っていこうかと考えてます。

バーテープ:こちらは完全に気持ちの問題で、気合入れるために新品にしました。ハンドルと同じPROで色を合わして「スポーツコントロールチームPRO」をチョイス。巻き方まで考慮しなかった結果逆向きロゴになってしまったのは失敗でした。感触は一般的なコルクテープでロゴの凹凸でグリップ力が上がってる感じです。最近バーテープはあまりこだわらなくなりました。脚がないのでスプリントなしアタックなし、下りはバイクの安定性(空力的な理由が大きいと感じてる)が高くなってハンドル抑え込む力も減ってという感じで最低限のグリップがあればOKな状態、拘りが必要な走りができるくらいまで戻したいところです。

また来年! 

残念ながら中止になってしまいましたが、運営の方の開催への熱意に感謝いたします。また災害の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

昨年に比べて機材的に進化したものの肉体的に退化したので、来年はしっかり肉体も進化してチャレンジしたいところです。

来年は晴れて走れますように!

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