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SCICONのピンクレンズは夜間使用できるのか!?LOW LIGHT PINKのインプレです!
by: 尾林

現在、SCICONアイウェアのPOP UP開催中!
ということで、明日には上記のコーナーが無くなってしまうのですが、その前に是非これだけは試しておきたいと・・・

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SCICONのLOW LIGHT PINKは夜間使用が出来るのか!?を調査してきた名古屋ウェア館の尾林です。
というのもですね。
基本的に薄暗いシーンでの使用に適していると言われている各ブランドのピンクレンズですが、私はOAKLEYのPRIZM LOW LIGHTを長らく愛用しており、その有用性を強く実感していますが・・・
実は、各ブランドごとに可視光線透過率が違いまして、こちらのLOW LIGHT PINKは公式表記上は可視光線透過率が50%なんですよ。
ここで、サングラスの透過率に詳しい方ならピンとくると思いますが、『JISによる利用規制としては、可視光線透過率75%未満のレンズの薄暮または夜間時における運転用、路上での使用の禁止』となっておりますので、基本的にはこちらのレンズの夜間使用は禁止となってしまいます。
もちろん、このJISによる利用規制に沿わないサングラスの利用をしたからといって、法律的な罰則が科されることはありません。
しかし、事故を起こしたときなどに、極端に暗いレンズの場合は安全運転義務違反に問われる場合もあるようです。
なので、今回の調査は完全に自己責任となります。
じゃあ、なんでこんなことを試したかったのかと言いますと、ピンクレンズは夜間使用に適していると言われながら、JISでは規制されている。この矛盾がどうしても気になってしまったので、本当に見にくさがあるのかを確認したかったからです。

 

検証モデル

SCICON シーコン AERO SCOPE エアロスコープ ツールドフランス ポガチャル アダム イェーツ サングラス アイウェア

SCICON(シーコン)
AEROSCOPE(エアロスコープ) LOW LIGHT PINK(ロウライトピンク)

今回使用したモデルは昨日ご紹介した最新モデルで、メーカー在庫欠品中の人気レンズカラーになります。
公式でのこのレンズ紹介文としては、
暗い場所での使用に最適なSCN-PP™ピンクレンズは、視覚的な奥行きを高め、濡れた路面でも優れた視認性を提供するように設計されています。高レベルのコントラストを提供することにより、ピンクのレンズは目の快適さを改善し、目の疲れを軽減します。ほとんどの気象条件、特に雨、雪、曇りで適しています。トンネルが多いような条件にも適しています。
と、書かれているように、夜間や薄暮時を推奨してるんですよねぇ。

ちなみに、夜間のサイクリングに重要なフロントライトに関しては、

こちらでご紹介しているCAT EYEのVOLT800(私は旧型です)を使用してます。

 

夜間使用のインプレ

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まず、レンズ無しとPINKレンズを通して見た時の比較画像ですが、レンズ有りの方がコントラストの調整がされていますので、横断歩道などの白線がよりくっきり見える様になっておりませんか?
さらに、自転車走行帯に目を向けて頂くと、路面の模様というか継ぎ目とかの明暗がはっきりするので、正直明らかに裸眼時よりも見やすくなっております。
さらに、対向車のライトのぼやけた感じも、それらが照らす路面状況も眩しさが軽減されて見やすさを増し、目への刺激が和らげられおります。
しかし、直接ライトとかが照らされていないビルの2階以上の部分に見比べてみると、今度はレンズ有りの方が暗さが強くなって見えにくくなってしまっております。

実走時は?

流石に実走中の画像はありませんので、(あっても上記画像と変わらないでしょうし)あくまで私の使用感になりますが、基本的に私はフロントライトをハイモード(800ルーメン)ではなく、ランタイムを考慮して(こまめな充電が面倒な為)ミドル(400ルーメン)やロー(200ルーメン)で使用しておりますが、正直クリアレンズ(裸眼と比較すると風やほこりといった外的要因があるため)と比べても、ピンクレンズの方がハッキリ見やすくて目も疲れにくい実感がございます。
そして、基本的に街灯がある場面では多少その数が少なめだったとしても個人的にはピンクの方が見やすいと言い切れますが、全く街灯が無い場面になると400ルーメンでも明かりが照らされない歩道辺りや遠い路面の視界が暗く感じますので、そういう状況ではクリアレンズの方が見やすいと思いました。
しかし、800ルーメンに明るさを上げてみると、今度は路面からのライトの照り返しが眩しく感じて路面状況がぼやけてしまうので、結局ピンクレンズの方が見やすいという結果になりました。
なので、OAKLEY以外(OAKLEYのPRIZM LOW LIGHTは透過率75%なのでJISクリア)のピンクレンズを使用したい時は、フロントライトを800ルーメン以上の性能のものを用意して欲しいと思います。

 

昼間のインプレ

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もちろん通勤で使用しますので、昼間も確認しております。

 

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もちろん、コントラスト強調がされているので、裸眼よりは見やすく感じますし、眩しさもある程度は抑えられるのですが、さすがに最近のカンカン照りの日差しとしては眩しさを感じる部分もございます。
しかし、このレンズはこういった日中使用も実は人気がございまして、私みたいなヒルクライム好きとなると木陰の多い山岳ライドが多くなりますので、そういった場面には最適解となってくれる場合が多いんですね。
なので、私は年間を通して8割以上はピンクレンズを愛用していたりします。(最近はポガチャル選手推しが強すぎて、ブルーミラーレンズを使うことが増えてますが。)

最後に

今回のご紹介はJIS規制を無視しろというお話ではなく、あくまでSCICONのLOW LIGHT PINKのインプレというところになりますので、私は皆様のお手本となるべきサイクルショップ店員という立場から、JISに準じてこちらのレンズでの夜間走行は今後はいたしませんが、山岳ライドや曇天時の有効性としてもいつかは欲しいなと思えるいいレンズだという結論をここに記させていただきます。

ちなみに、SCICONアイウェアには『スクラッチド レンズ リプレースメント プログラム』という、アイウェアの使用中に発生するレンズの全ての損傷に対して12 カ月間に最大 2 回までレンズを送料と手数料(2,200円 税込)だけで交換してくれる保証があり、それが一生涯続くのですが、【詳しくはこちらのリンクへ】

今までのSCICONのモデルだと初期レンズとしてはLOW LIGHT PINKがございませんでしたので、上記プログラムは適応外になってたのですが、今回インプレで使用したAEROSCOPEに関しましては、

この様に初期レンズとして販売がございますので、まだアイウェアの扱いに慣れていない初心者の方でも安心してお使いいただけますのでオススメですよ!
ちなみに、日本国内の正規販売店で購入された最初のユーザーにしか適応されませんのでご注意を・・・

とまあ、こんな感じで私は気になったものは極力自分で試していってますので、サイクリング中に困ったことがございましたら是非!ワイズロード名古屋ウェア館へご相談にご来店下さいませ!お待ちしております♪