TDF激戦のラスト5ステージを支えるDMT POGI’Sあります！新時代のシューレースを体感せよ！
by: 尾林

ツール・ド・フランス2024
休息日明けの最後の平坦ステージが終わり、最終日までの連日激戦の予感にワクワクしてしまう名古屋ウェア館の尾林です。
山岳・丘陵・山岳・山岳・個人TTと、行きつく暇もないほどの難関ステージが選手たちを待ち構えております！
本来なら、それらのステージのいくつかは逃げ屋の見せ場として、総合勢が落ち着くことが多かったりするらしいですが、タデイ・ポガチャル選手は感覚派で『いつでも戦闘態勢』が整っていますので、ヴィンゲゴー選手の逆襲も含めて、落ち着くステージがあるのかどうかが怪しいです♪
さて、そんな過去最高に盛り上がっていると言っても過言ではない今年のツール・ド・フランス！
我らがポガチャル選手の総合優勝を願って！今回はジロ・デ・イタリアから履き続けている新型シューズをご紹介いたします！

 

ツール・ド・フランス優勝を目指す新型シューズ

DMT
POGI’S
￥59,800（税込）

圧勝といっても過言ではないほどの成績をもって2024年のジロ・デ・イタリアを制したタデイ・ポガチャル選手。
さらに、ツール・ド・フランス第16ステージ終了時点でも2位と3分9秒差をつけ、今大会のほとんどをマイヨジョーヌ姿で戦っております！
その戦いを支えているのが、同選手の愛称をそのままに名付けられたこちらのシューズでございます！
元々履いていたKRSLのフィット感はそのままに、ヒールカップとフィッティングシステムを改良をしており、今までのシューズには無かった革新的な機構で使用者を支えてくれます！

 

新機構プーリークロージャ―システム

今までのビンディングシューズでは、まず見たことが無いプーリーを使ったシューレースシステム！
紐靴の欠点として、脱ぎ履きに時間がかかってしまうというのがありますが、この機構があればほとんど解決してくれます！
一般的なシューレースシステムですと、紐とシューズの穴の摩擦で、つま先から順番に締め上げていかないと全体をフィットさせれませんでしたが、このシューズでは一番上から強く引っ張り上げるだけで、プーリーによる滑らかな動きで全体をフィットさせることが出来ます！

 

そして、ロック機構のあるストラップなので、紐を結ぶ必要が無くなっております！

 

こうして解放状態にすれば、全体を素早く緩めることが出来ますし、

 

締める時は、引っ張り上げながら足の甲に押し付けるようにロックしてあげれば、思い通りの締め付け強さにすることが出来ます。
とはいえ、新機構すぎてある程度の慣れは必要です。

 

ロックした後は、甲のポケットに入れてあげれば、邪魔にならないし空気抵抗の低減効果にも期待できるようになってます。
その名もエアロセーフポケット！って、ホントに分かりやすいネーミングです（笑）

 

ヒールカップが強化された！

今までの足袋の様な袋構造ではなく、ヒールカップ自体は一般的なシューズの様にして、甲側をニットの袋構造を採用したハイブリットな仕様です。
この機構によって、以前よりもヒールの剛性が上がっている様にも感じます。

 

従来通りの良さも継承

ニットだから成しえる足との一体感を生み出すアッパー！

 

軽量かつ高剛性の高強度スーパーライトカーボンファイバーソール！
ベンチレーションなど機能はそのままに、素材による軽量化と特別感のあるデザインに変更されております。
特に、白のソールはすぐに汚れてしまうでしょうが、だからこそ特別感としては申し分ないかと思われます♪

 

ちなみに、ポガチャル選手の愛称もヒール内側にデザインされており、ICE KEY TAGも追加されております。
こちらのタグは、CRONO-TIMEによって作成されたアプリケーションで、すぐに必要な場合に役立つ個人および医療データの保存が出来ます。
そのアプリケーションを使うと、携帯電話のNFC機能を使用して入力された医療健康データの無線周波数読み取りが可能です。
と、アプリの説明文に書かれていますが、要するに言葉の通じない国に行って、何かしらの怪我や病気になった場合に必要な個人情報を相手（医者など）に表示させることが出来るという、世界で戦う選手仕様って感じが所有欲をそそります♪

 

履いてみた感想

全体的な履き心地はKRSLと似ていますが、脱ぎ履きにかかる時間が段違いでした！
なので、レースシューズとしては以前のままでも十分すぎるほど良いんでしょうし、そちらの方が好みの方もいるとは思われますが、このフィッティングシステムは私みたいなロングライダーとか、日常的にサイクリングを楽しむ人にとって、脱ぎ履きの手間が短縮されることでのストレスフリーさはイイ感じです！
多少KRSLよりもアッパーのボリュームがあるのか？プーリーシステムで全体が均一に締まるからか、私はこちらのモデルの方が足に合ってる気がしました。

 

そして、ヒールの感覚ははっきりと違いを感じるぐらい、ホールド感が良くなっておりますので、個人的にこのPOGI’Sがかなり気に入りました♪

 

日本限定（？）の小さな靴ベラも付属してますが、かかとがしっかりしている分、甲の高さによっては無くても履きやすくなってます。

 

最後に

ジロ・デ・イタリアでお披露目となってから、その戦績はうなぎ登りの新モデル！
当店に在庫しているサイズは40・41・42サイズとなっております。
ダブルツールに期待が持てる話題のシューズですので、気になった方は是非！ワイズロード名古屋ウェア館へご来店下さいませ！お待ちしております♪