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冬は、東へ走ろう。~名古屋から東京へ~(行きたかった)<準備編>
by: 平井琢登

どうもこんにちは、ロングライド大好き、アルバイトのヒライです。

昨年の話ですが、部活のメンバーたちと、東京を目指すロングライドに挑戦してきました。

過酷だけどとても面白かったので、2つに分けてその様子を書いていきたいと思います。今回は準備編です!

準備編

今回のライドは、「24時間以内に東京の日本橋に到達する」ことを目標にしています。

今回は国道1号線”の近く”を沿って行くルートを選びました。名古屋から東京までは約360kmの道のりです。

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なぜこの冬の時期なのか?

この時期は非常に寒いですが、西から東に風が吹いています。

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浜松のあたりではこの西風を「遠州のからっ風」というそうです。(海沿いだと平均風速8mにもなるとか・・・)つまり、東に向かう際には非常に強力な味方になってくれます!!

 

しかし、今回の最大の難所、箱根峠を超える際には、相応の準備が必要です。
箱根峠は最高地点の標高が800m近くあるので、峠のふもとよりも約5℃気温が低くなります。(冬に箱根峠を通る際には凍結していないかにも注意が必要です。)しかも、ヒルクライム、ダウンヒルともに10km近くあります。

なので、今回の装備は箱根を超えることを重点に置きました。

装備

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冬なので、ボトルケージにはボトル1本とツールボトルで十分です。
フレームバッグには少しの補給と手袋など小さめの防寒具、サドルバッグには着替え(東京に到着してからの帰り用)と箱根ダウンヒル用に上着をもう一枚入れました。トップチューブバッグにはもちろん補給がたくさん入っています。

そして僕自身の装備です。冬のライドの服装の基本は「重ね着」です。あと「防風」も大事ですね。
まずは上半身。一番下には冬用のインナーを着ます。こういうインナーは汗を吸って素早く乾かしてくれると同時に、かなり暖かいです。コレ1枚でかなり変わりますよ!

インナーの上には長袖の服です。冬用サイクルジャージなど、伸縮性の良いものが動きやすくて良いです。そして一番上にはウインドブレーカーを着ます。冬は常に風を防がないと、かいた汗が乾くのも相まって、一気に体温が奪われます。体感温度もめっちゃ下がります。

 

次は下半身。一番下にパッド入りのロングスパッツを履きました。パッドがないと、後半ものすごく股が痛くなると思います。防風タイツがあればいいんですが、持ってなかったので、その上にウインドブレーカーを着てました。下半身も防風しないとめっちゃ風が身体に染みて寒いです。

 

そして冬の必須アイテム、グローブです。僕は、指ぬきのパッド入り手袋の上に、冬用の分厚めのグローブをつけました。2重です。これならクッション性も確保できます。手袋をつけると操作性がちょっと変化してしまうので、薄めのグローブで操作感を求めるか、分厚めのグローブでクッション性を求めるかは好みの分かれるところですね。また、ネックウォーマーも着けます。正直、止まっているときはコレが無いと寒いです。

それから、今回は暗いときに走行する時間が長かったので、常に反射ベストを着ていました。

これで走りましたが、1つ防寒し忘れたところがありました。足先です。風がシューズの中に入ってくる感じはしなかったものの、足先って意外と運動してもあったまらないんですよね。靴下を重ねたり、シューズカバーがあるといいでしょう。

僕は急遽カイロを買って足先に入れましたが、違和感がすごいのであまりおすすめはしません。

ルート決定

ロングライドで、しかも時間に制限があるのなら、ルートを決めておくことは必須です。

補給できる場所、自転車で通りやすい道、そしてそもそも自転車で走行できるのか、などです。

静岡県は1号線のバイパス区間がほとんどなので、自転車が通れません。かと思いきや、実は山を越えるためのトンネルだけ通れたり、ということがあります。面倒だけど、快適に走行するためにしっかり調べましょう。

具体的なルートは〈走行編〉で書いていきたいと思います。(ものすごく長いので・・・)

 

 

こんな感じでしっかり装備もルートも決まったら、あとはしっかり休んで出発するだけです。

 

〈走行編〉につづく