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ワイズロード 名古屋本館 Y'sRoad Nagoya Honkan
2026/04/06 18:42
みなさんこんにちは。
ワイズロード名古屋本館のいりさわです。
車体のお話しはちょっと店舗のみんなにお任せするとして(いいのかは別)
いりさわ新車を購入して数度走ってみての感想と、今後の考察についてをちょっとまとめてみたいと思いました。
その内容は足回りです。それではお付き合いください。
目次
プロジェクトワンで新車を注文するときに選べる太いタイヤはこちらでした。
アイオロスRSLタイヤTLR 30C (318g) 中身はピレリスマートチューブ(35g)でして、合計353gです。
ホイールAeolus RSL 51 TLR Discで前後合計重量: 1,410g というそこそこの重量。外幅31mm内幅23mmというトレンドを汲んだ最新とも言える設計のホイールです。
このホイール、良く進むんです、乗り心地もいいのは30cのおかげか。しかしですね、漕ぎ出しが重いんです。キレがない気がしてしまう。贅沢なのか?と思って改めて色々計測したんですが・・・。
このホイールのタイヤの実測は30.8mmくらいで、いうほど膨らんでいない(MADONE GEN8の最大クリアランスは32mm)ここで言ってはなんですが、「あれ?」となってしまったワケです。じゃあもう一度振り返ってみようと。
僕自身、一型糖尿病を発症してしまう前は自分なりに真剣にロードバイクに乗っていて、24時間近く走るようなロングライドから、地元群馬のヒルクライムレース、軽井沢のロングライド、あとは熊谷の耐久レース(表彰台圏内)といろいろやってきたつもり・・・。
その時の機材がこのMADONE 6(GEN4)だったんです。KVFの走りというか、当時は斬新でした、BB下にあるリアブレーキや当時の最新設計で取り入れたエアロ形状。
ホイールはアイオロスD3 3(35mmハイト)でチューブラーです。外幅27.5mmのホイールでタイヤはピレリチューブラーSL26C(26mm幅)という、当時はっきりと言われていなかったリムよりタイヤがちょっと細い(通称105%の法則)を取り入れたホイールで気持ちがいいモノでした。
じゃあ、これをどう今のMADONE SLR GEN8に落とし込むか・・・。と思った次第です。
導入が長いですね、申し訳ございません。
現在のタイヤは2020年に改定された「新ETRTO規格」によって造られています。
新規格の影響: 新ETRTOでは、25C/28Cなどのタイヤは「内幅19mmのリム」に装着した状態を基準として設計されています。
そして、基準値から2mmホイール幅が変わるとタイヤ幅が1mm影響されると言われています。
今回例にとったのは伝統的なコットンケーシングで極上の乗り心地を実現するCORSA PRO TUBE TYPEとナイロンケーシングながらトレックチームも使う革新的な大型タイヤメーカーのPIRELLI P ZERO RACE RS TUBE TYPEの二つ。
こう見ると、28Cでもアイオロス等の内幅23mmのホイールにインストールすると実測が30mmくらいになります。
前回のスーパーシックスエボでもご紹介しましたね。この時は28Cのタイヤが実測30.8mmになっていました。
105%の法則(エンヴィ提唱)よりもちょっと太いですが、28Cのタイヤなら実測30mm前後になるためより空力が良くなることがわかります。
28C(実測約30mm)の場合:
リム外幅31mmに対して、比率は約103.3%。105%に極めて近く、タイヤとリムの段差がほぼ消えるため、高速巡航時のドラッグを最小限に抑えられます。
30Cはリム内幅21mmを基準に作られているため、実測値が思ったよりも広がりません。だから、自分のアイオロス(内幅23mm)にインストールしても31mmくらいにしかならなかったというオチも待っていました。
30C(実測約31mm)の場合:
リム外幅とほぼ同等。乗り心地と転がり抵抗の低減には有利ですが、空力面では28Cに一歩譲ります。
| サイズ | メリット | デメリット |
| 28C | 圧倒的な軽快さ。 200g前半という重量はヒルクライムや加速で武器になる。空力バランスが最高。 | 30Cに比べると高圧にする必要があり、路面の微振動は拾いやすくなる。 |
| 30C | 「速い」乗り心地。 転がり抵抗が低く、荒れたアスファルトでも失速しない。ラテックスチューブでさらに深化。 | 28Cより20g〜30g重くなる。空力性能はリム幅ギリギリのため、横風の影響をわずかに受けやすい。 |
結論から言うと、時速35km以上で巡航するなら「空力の優位性」が「転がりのメリット」を上回り始めます。
空力(105%の法則)の優位性: 速度の2乗で空気抵抗は増えるため、高速になればなるほど、リム外幅からはみ出さないタイヤ(28Cなど)のメリットが大きくなります。特にアイオロスRSL51のようなディープリムでは、タイヤで乱れた風をリムで整流する効果が大きいため、28C(実測30mm)で105%に近づける恩恵は非常に大きいです。
転がり抵抗(太いタイヤ)の優位性: 太いタイヤは「低圧で運用してもエネルギーロス(ヒステリシスロス)が少ない」のが最大の武器です。荒れたアスファルトや長距離ライドでは、路面からの微振動をタイヤが吸収することで「体が跳ねない=エネルギーをロスしない」ため、時速30km以下や、荒れた路面では30Cの方が実質的に速く走れるケースが多いです。
MADONE SLRのキャラクター的には高速巡行に向いているのは明白ですが、昔みたいに飛ばせる身体でもないしなぁとも。
太さだけじゃないんです。重さもですが、走り心地も気になっています。一旦まとめてみます。
P ZERO RACE RS 28C + TPU約265g (230g+35g)【最速・空力仕様】 現状から片輪で約88gの軽量化。105%の法則に合致し、MADONEの加速を劇的に変える。
CORSA PRO 28C + ラテックス約340g (255g+85g)【極上・官能仕様】 重量はほぼ現状維持だが、コットンケーシング+ラテックスによる「しなやかさ」は世界最高峰。
現在ぼくが使っている30C(318g)は、確かに快適です。しかし、最新のP ZERO RACE RSなどの超軽量クリンチャーに目を向けると、同じ30Cでも70g以上、28Cなら約90gも『1本あたり』軽くなります。
23mmの内幅を持つワイドリムにおいて、28Cで105%の法則を完結させ、異次元の加速を手に入れるか。あるいは30Cにラテックスチューブを組み合わせ、魔法の絨毯のような乗り心地をさらに磨き上げるか。
MADONE GEN 8という最新の翼をどう羽ばたかせるか。タイヤ選びは、もはやフレーム選びと同じくらい重要です。
また・・・、別の角度での悩みもあります。コットンケーシングでラテックスチューブのすばらしさは今まで25Cのヴィットリアのチューブラータイヤで本当に良く知っているから。ここでラテックスチューブ独特の魅力を補足します。
重量ではTPUに劣りますが、しなやかさ(追従性)」において右に出るものはありません。
ヒステリシスロスの低減: ゴムの伸び縮みが非常に速く、エネルギーロスが少ないため、数値以上に「転がりの軽さ」を体感できます。
振動吸収の質: 路面の微振動を「角を丸めていなす」感覚は、高分子素材のTPUにはない、天然ゴム(ラテックス)ならではの官能性能です。
対パンク性の意外な高さ: 非常に伸びが良いため、異物が刺さった際に「避ける」ような挙動を示し、意外と貫通パンクに強いという側面も、ベテランライダーには刺さるポイントです。
現状旧マドンの26cのピレリのチューブラーが空力的に最適解(105%の法則にほぼ合致)ではあったのですが、インナーチューブがTPUでちょっと硬い乗り心地なんですよね。
その他、見た目も凄く悩んでいて、ピレリのチームエディションならマドンがチームバイクっぽくなるというのも格好いいと思っていますし・・・。
クラシックな佇まいのタンカラーのヴィットリアタイヤも良い、と。
みなさまも同じような悩みを持っているのではありませんか?好みや走り方でチョイスが変わるはずです。是非ともそのお悩みを我々スタッフにご相談ください。
しっかりとお伺いしまして、お客様にとって最適な回答ができるように努めます。また、いりさわが今度どういうチョイスをして、どういう感想を持ったののかも、共有させていただきますね。
みなさまのご来店お待ちしております。