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wilier テイスト・ザ・フューチャー2017 中編
by: 桂川貴充

 

こんにちは。二子玉川店の桂川です。

 

wilier テイスト・ザ・フューチャー2017 in イタリア

参加レポートの中編をお届けします。

前編

 

 テストライド当日

 いよいよnewモデルのCENTO10 NDRを味わえる時がきました。

用意されていたCENTO10 NDRは全て油圧DISKブレーキ仕様。

DISK推しを感じます。

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CENTO10 NDRの特徴として挙げられるのが

キャリパーブレーキにもDISKブレーキにもどちらのブレーキシステムにも対応した

ダブルブレーキシステム!

クイックリリースにも、スルーアクスルにも、

リアエンド幅が130㎜にも、142㎜にもなる、

これまでにない新しいフレームです!

 

ただ、はたしてこのシステムにニーズがあるのか?

と、少し疑問に感じましたが、

次のバイクとしてCENTO10 NDRを選んだ場合に、

初めは手持ちのコンポとホイールでキャリパー仕様で組み、

予算ができ次第、DISK仕様に換装しちゃうなど自由が利く点。

または、DISKブレーキに必要性を感じないキャリパー派の方も

将来的に考えが変わる可能性が高い点。

逆に、DISKにしたけど音鳴りやメンテナンス性、必要性から

やっぱりキャリパーに戻したい!なんて時もこのフレームならでき、

DISKロード購入へのハードルを下げている点など。

利点は意外にありそうで面白いフレームとなりそうです!

 

実際キャリパー派な私も今回の試乗でDISKブレーキが好きになりました。

ST-RS685 の好感触が主な要因ですが、

一度でも峠の長い下りを油圧DISKブレーキで下ったら気に入ると思います。

制動力の安心感が違いますし、

集団下山で常にレバーを引いてる状態なのに指が疲れないなんて素晴らしい!

もうじきデリバリーが始まる、

R9170シリーズやR9120シリーズの完成度に期待です!

 

 

さて、話は戻し、テストライド

 

スーパースターの登場です!

 

ホテルから出てきた、

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歩いてるだけで様になる、フィリッポ・ポッツァート選手!

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ポッツァート選手が乗るバイクは、

 

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CENTO10 AIR のRAMATOカラー!!

人も自転車も絵になる美しさ!

 

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見るからに強烈な落差がついてますが実に自然で美しいポジションです。

気になったのでちゃんと許可を取りポジション計らせてもらいました♪

具体的な数値はお伝えできませんが、

落差が150㎜以上、

サドル高が800㎜以上、

サドル先端からハンドル中心までの距離が650㎜以上と、

流石はプロのポジション!!

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50名を超えるサウスイースト集団でテストライドスタート。

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自転車道などなく、道幅狭めな一車線の道を大集団で走ります。

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前から後ろから車は普通に来ますが、

 車道の半分は使い並走して走る集団を

当たり前のように大きく避けて優しく通り過ぎて行く。。。

なんなら「チャオッ」と声を掛けてくる。

渋滞になるほどの交通量ではない場所であったとはいえ、

日本でこんな事したらとんだ迷惑集団扱いされ

クラクション鳴らされるは怒鳴られるは大変でしょう。

イタリアの自転車文化の根付きに驚かされました。

 

 

 

 のどかな風景の中を、

のんびりと、

6キロ程の道を3周回。

一か所、高度86mで1キロない坂がなかなかの破壊力。

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 この坂では相当抑えているであろうサウスイーストチームのペースに付いていくのがやっと。

ポッツァート選手はずっとダンシングで談笑しながらポタリング風に登ってましたが、

私は感覚的に300ワット近い負荷で必死に回し心拍上々。

やはり何かが違ってました。

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無理して前に回り写真を撮ったこの時、心拍最高値。 

ウィリーしてるし(笑)

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ラスト周回の坂ではアタックが繰り広げられ、

勝者はサウスイーストチームのメンバーではなくウィリエール本社の社員。

しかもなかなかお年を召していそうな方。

めちゃくちゃ速かったこの方のバイクがまたかっこ良い!

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ポッツァート選手と走れる夢のような時間はあっという間に過ぎ、

プレゼンテーション、ランチの後、

再びテストライドへ。

こんどのライドはコースフリー!

地図を頼りに近くにある峠を目指しました。

何故かこの日は登りに飢えていて、登りが楽しい楽しい。

CENTO10 NDRも軽快に反応してくれます。

 

CENTO10 NDRは

軽量モデルではないですし、

28mmのタイヤを履いていながら、

まったり感なく気持ち良く進み、立ち上がりの加速も良いです。

エンデュランスロードでありながら

レーシング性能もしっかり併せ持っています。

今後パリ~ルーベなどのクラシックレースで戦うバイクとなるので当然かもしれませんね。

 

快適性に関しては、

 

非常に良いです!!

 

シートステーのactiflexは効果的で、

大きなギャップだけでなく、

路面の悪い僅かなギャップにも働き、一定して快適で気持ち良いです。

砂利や石畳での走破性は流石に高く、

ペダリングが崩れにくいのはactiflexの構造の特性によるものでしょう。

 

CENTO10 NDRで山を味わい、この日は終了。

 

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そして次の日もテストライド!

CENTO10 NDRで峠を越える30キロ程のライドをしました。

 

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この日はE-BIKEも投入!

登りで速すぎるE-BIKEに楽々抜かされました(笑)

 

 

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途中、こんな道を見つけると

冒険心からついつい走りたくなっちゃうもので。

普段ロードでは諦めますが、

CENTO10 NDRでは何も躊躇せず突っ込んでいきました。

信頼していた通りの余裕の走り、

CENTO10 NDRの悪路での走破性はかなりのものです。

もちろんパンクリスクはありますが、

CENTO10 NDRとならこれまでにない楽しい思い出が作れそうです。

 

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気持ち良い景色を走り抜け、

テストライド終了。

 

正直、全然乗り足りなかったですが(笑)、

CENTO10 NDR の良さはある程度分かりました。

エンデュランス系のバイクの中では1位、2位を争うぐらいに私は気に入りました。

二子玉川店にはフレームセットで入荷予定。

楽しみなバイクです。

 

 

つづく。

後編

 

 

 

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