リムブレーキじゃダメ?そんなことありません …
by: アサヒ

こんにちは。久末です。

私事ですが一昨年新車を購入してそれなりに日もたったということでインプレ?や表題にもありますリムブレーキについてのネガティブな要素を払拭するべく私の感想を述べていこうと思います。

途中自身のバイクの雑談なのもはさみますので多少長くなりますが、お付き合いいただけますと幸いです。

それでは本編へ
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えぴそーど1 出会い

まず納車した際にブログを上げていなかった為私と私のバイク出会いについてです。

私は一昨年の夏ごろに当店でお仕事を始めました。
当時はエントリーバイクに乗っており、いつかカーボンバイクに乗りたいと思っていましたし買うならCERVELO!!と決めていました。

しかし

狙っていたミドルグレードバイクS-seriesの廃版、コロナ全盛期で納期が意味の分からないことになっているなどといった理由で夢のCERVELOデビューを諦めていました。

ところが!!

我がスーパー頼りになるお兄さん店員こと当店スタッフ坂口が
「代理店の東商会様の在庫に年式は古いけどS3があるよ!!しかもかなりお手頃だよ!!」
と教えてくださりました。

当時の久末少年は幸いなことにまだ金銭感覚が正常、スーパーでお菓子を買う時も500円以上使わないというお利口さんであった為心の奥で
「これのどこがお手頃なんだ」
と思っていましたがこれを逃したらCERVELOに乗れないぞと思い、恐る恐る購入しました。
しかしそこで何を血迷ったのかどうせならホイールも、、、
と思い当時150,000円前後したSCOPEのS4も同時に購入。
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今考えるとこの選択はよかったと思います。

このバイクを購入したことがきっかけで自転車がそれまで以上に好きになりました。
現在私は大学生なのですが、大学の課題を終わらせた後にこのバイクを眺めながら嗜むビールは最高です。
勿論私はスーパードライ派です。

えぴそーど2 リムのここがいい、ここがダメ

続いてリム車のメリット、デメリット

まずはリムブレーキのメリットから
SHIMANO ( シマノ ) ブレーキ本体 105 BR-R7000 前後セット ブラック

・車体が軽い。
良く言われることだと思いますがディスク車よりリム車の方が重量にアドバンテージがあります。
構造上ディスクブレーキはリムブレーキより重くなってしまいます。
ディスクブレーキの方は重量物がバイクの下に集まるためバイクが振りやすくなるとおっしゃる方もいらっしゃいますが、単純な軽量化を目指す場合は同等のスペックのフレームとパーツを集めた際に軽量に仕上がるのはリム車です。

・お手入れが簡単
個人的にここがディスク車に取れる明確なアドバンテージだと思います。
お手入れと一言で申しておりますが取り回しの良さ主に輪行の楽さなどが挙げられます。
ディスク車だとどうしても輪行の際に気を付けなければいけないことが多くなり、フレームに傷を付けてしまう危険性が高いです。
ディスク車も当店スタッフ木村の輪行術を参考にすれば愛車に傷をつけることなく輪行することが出来ます。
是非ご覧ください。
その点リム車は要所を抑えてしまえば結構簡単に輪行が出来ます。
スプロケットさえカバーで囲んでし合えばフレームを傷つける可能性をかなり低減できます。
OSTRICH ( オーストリッチ ) フリーカバー ( ロード用 ) ブルー
ブレーキ関係もディスク車ほど気にすることは有りません。
輪行だけでなく日常のお手入れも比較的ご自身でもやりやすいのではないかと私は思います。
ディスクブレーキの擦れなどは自分で直そうと思うと結構苦労します…
リムブレーキはエントリーユーザーに優しいです。

続けてデメリットです

・新作ホールが少ない。
私はこれが一番痛いポイントだと思います。
最近はフックレスやカーボンスポークなど魅力的な仕様を備えたホイールが多くリリースされていますが残念ながらリムブレーキモデルのホイールをリリースしているブランドはあまりありません。
私が知っているものだとCADEX42、65などがリムブレーキ&フックレス&カーボンスポークです。
42 Tubeless WheelSystem
65 Tubeless WheelSystem
しかし生産がいつまで続くかは不明です。
これらの状況を鑑みるとこの状況はリム車にとって追い風とは言えません。

・新作コンポがリリースされない。
これも上述したホイールと同様です。
SHIMANO URTEGLAやDURA-ACEの12速ではリムもリリースされていますが一部仕様が省略されていたりしますし一番お手頃な105DI2に関してはリムブレーキのご用意はありません。
SHIMANO ( シマノ ) コンポセット R7170 初回キット Di2 / 油圧ディスクブレーキ用 105 170mm / 50-34T / 11-34T R7100 シリーズ
SRAMだとRED、FORCEにリムブレーキの用意がありますのでリムブレーキユーザーの方にはSRAMをお勧めしたいです。
SRAM Force eTap AXS Road Groupset

これらがリム車のデメリットだと思います。
個人的に制動力がうんぬんかんぬんに関してはそんなに気になりません。
確かに少ない力で制動できるので女性の方やロングライドで山に訪れた際にはディスク優秀だなと思います。
女性の方には間違いなくディスクをお勧めします!!
実際に私の知人でリムからディスクに乗り換えて山への恐怖心が依然より少なくなったという意見をもらっています。
しかし私の場合は私の偏った意見になってしまいますが
「握力でどうにかなる」←脳筋理論
の持ち主なのでそこまで気になりませんでした。
無理は禁物です。
しかしリム車でも問題なく山
行けます!!
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えぴそーど3 インプレ

新しく私と同じS3を購入する方は少ないと思います。
ですがリムブレーキのフレームって意外に特価車としてワイズロードでも販売されてたりするんですよね。
(現在お茶の水店に特化のリム車はございません)
限られた予算の中で自転車ライフを楽しむ私たちにとってリムブレーキの車体は私たちの味方です。
これからリムブレーキのバイクを購入したいという方やアップグレードしたいと考えている方の手助けになれば幸いです。

評価基準
注意:パワーメーターなどを用いたもで出ないため数値的な指標ではない
良い◎(他にもいいのがあるがこれがいい)
普通〇(他にもいいのがあるが全然満足)
苦手△(他にもいいのがあるため減点)
私のインプレッションでは×はなしで行きます。
今までエントリーバイクから100万円越えのハイエンドバイクまで数台乗らせていただいた経験があるのですがどのバイクもだめだなと思う瞬間がありませんでした。
その為×は無しです。

・空力◎
CERVELOらしく空力はいい感じ。
サンデーライドで走ってる皇居前のホームストレートでもその性能を感じます。
向かい風の時でも他の方のバイクよりアドバンテージ感じる時があります。
グループライド外でも空気抵抗が軽減されていると感じることがありハイエンドのS5には及びませんが数年前のバイクとしてはかなり完成されたバイクだと感じます。

・登坂〇
意外と登れるというのが正直な感想。
フレームセットで見ても1000g以下とミドルグレードのエアロロードバイクにしては軽量だと思います。
リムブレーキなのでフォークも硬すぎず登りやすいです。
ミドルグレードオールラウンドバイクや一部のハイエンドバイクと同等だと思えるような登坂性能があると感じます。
しかし登りの性能だとやはり軽量バイクに軍配は上がるかなと思います。

・コンフォート性能◎
これに関しては◎+を付けたいくらい快適性が高いです。
かつて当店にあったCERVELOの試乗車を数台乗りましたがどれも快適性がかなり高いと思いました。
今使っているカーボンホイールのSCOPE S4との相性も関係していると思いますが乗っていて非常に楽しいバイクだと感じます。

・低速での加速△
ややもっさりす感じがします。
ホイール次第で変化する可能性がありますが、現状私のバイクのアッセンブルだともっさり感があります。
以前ハイエンドのディスクバイクに乗った際はそんなもっさり感を感じなかったため今回は△にしました。

・高速での加速△
△にするか〇にするか悩みましたが、今回は厳しめに△です。
高速での加速も苦手かなと思います。
一度スピードに乗ってしまえば軽快なのですが40キロあたりからさらにスピードを上げたいと感じた時他のハイエンドバイクなどと比べると差があるように感じました。

総評

局所的にではあるものの、ハイエンドよりも優れている部分が存在する優秀なバイクだと感じました。
ホイール次第でいろいろな乗り味のバイクに変化すると思いましたし、めっちゃディープなホイールを履かせて空力特化のバイクにするのも楽しそうだと思いました。
何よりのってて楽しいと感じるバイクでした。
以前購入を検討していた軽量オールラウンダーのバイクに試乗したことがあったのですが速いのはわかるけどS3との明確な差が感じられなかった&S3の方がのってて楽しくて購入をやめたというバイクがありました。
この走りの楽しさというのはこのバイクのコンフォート性能が影響していると思います。
速くてのってて楽しいバイク。
それが私が考えるS3の特徴です。

えぴそーど4 私がDISCバイクを注文した理由

現状自分のバイクへの不満が少ない私がなぜNEWバイクを注文したのか?

理由は拍子抜けするほど単純で見た目&タイミングです。
もちろんある程度自分が次購入するバイクに求める条件がありました。

・色は青(自分のイメージカラーが青だと言われた為)
・完成車重量7.0kg前後を目指せる
・空力性にも優れている
・コンフォート性能が高い

などがありました。
特にコンフォート性能は妥協できませんでした。
ばりかたの高剛性バイクにも憧れたのですが、今のバイクのフィーリングから大いにかけ離れるのは嫌だったのでインプレや数値上のスペックが自分が求めているバイクに一番近かったバイクを注文しました。
それが私の一押しバイクFACTOR OSTROです。
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当店の在庫もいよいよ残り1台(49サイズ)となって参りました。
気になる方はお急ぎください。

ちなみにOSTROは空力×軽量が注目されがちですがFACTORがOSTROの一番の強みとして挙げているのはコンフォート性能です。
詳しくはコチラを
自分的にはこれ魅力的でこのバイクを選びました。

現在のバイクに不満があるわけじゃありません。
購入のきっかけなどの詳しい部分は後日納車した際にブログにて記録させていただきます。

話がそれてしまいましたがOSTROのこのカラーがリリースされていなかったら新車の購入は見送って電動コンポの導入、ホイールの交換などをしていました。

えぴそーど5 最後に

リムブレーキでも全然問題なくロードバイクを楽しめます。
輪行を高頻度で行う予定の方でバイク選びに悩んでいる方にはリムブレーキを強くお勧めします。
たまにネット上にリムブレーキに対して心無い言葉が投稿されていたりしますが私自身所持してきたバイクは全てリムブレーキですが楽しく自転車ライフを送っています。

リムブレーキのバイクは初心者の方にも優しいバイクだと上述しました。
ロードバイクが初めてで自転車いじりに興味もある方は入門機としてリム車いかがでしょうか。

当店にも数台リムブレーキの車体在庫してあります。

気になる方は是非当店までお越しください。