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エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2024/12/27 07:59
みなさんこんにちは、ワイズロードお茶の水店 関です。
久しぶりに購入した最新バイク。TREK MADONE SLR Gen8をより速く、よりカッコよくカスタムしていきます!
初回の今回はパワーメーターとクランク、楕円リングの話です。
第0回 MADONE購入編はコチラ
パワーメーターもかなり普及してきて、多くの方が使用していると思います。
もしかしたらまだパワーメーターをプロやレースのためのものと思っている方もいるかもしれませんが、パワーメーターは個別のトレーニングを受ける事ができないアマチュアや初心者にこそ効果的だし、ロングライドでも大きな効果を発揮します!
パワーメーターの活用方法はコチラで紹介しているので、是非お読みください。
今回はGARMIN、ROTOR、SHIMANOのパワーメーターを中心にその他髙コスパモデルも紹介します。
パワーメーターといっても様々です。
価格は5万円程度の物から、20万近いものまで。
機能も様々で、とにかく今ペダルを踏んだパワーが○○Wと表示されるものは全てパワーメーターですが、一部機種ではそれ以外に多くのデータを採取でき、自分のスキル向上に役立てる事ができます。
まずは大まかなパワーメーターの種類と、選び方を紹介するので、知ってるよ~という方は読み飛ばしてください。
目次
パワーメーターの主流製品を大きく分けると、
取付場所ごとに、クランク型、ペダル型、その他の3種類。
計測方法で片足型、両足型の2種類があります。
まず、取付場所ですが、
クランク型は比較的精度が高く、ペダル型より壊れにくい物が多いです。また、好きなペダルが使え、回転部分が軽いメリットもあります。
ペダル型は落車等でぶつけると壊れてしまうことがある反面、交換が容易なので、バイクを複数台持っている方にオススメで、計測精度も優秀なものが多いです。
計測方法は、
片足側のみにセンサーがついているか、両側についているかの違い。
片足計測の場合、左右の踏み込む力に違いがあっても気づく事ができず、計測誤差が出ることもあります。その分価格が安いです。
予算が許せば絶対に両足計測がオススメですが、予算が厳しいのであれば片足計測でもいいから早く導入した方がいいと思います。
パワーメーターは買った瞬間から100%活用できるわけではなく、いろいろな乗り方をしてデータを集めてこそ活用できます。
レース前に慌てて高級品を買うより、安い物でもしっかり使い込むことが大事です。
また、データを活用するために、どのサイコンやソフトウエアを使うかも非常に重要です。
なのでざっくりいうとバイクが複数または増える予定があるならペダル型、1台ならクランク型がオススメで、その他製品のスペックも見て選びましょう。
片足か両足かは、両足がオススメですが、予算に応じて決めましょう。
というのがざっくりした選び方です。
おすすめパワーメーター筆頭 GARMIN
なんといってもまずオススメなのがGARMIN RALLYシリーズ。
ペダル型でロード用のSPD-SLタイプとサイクリング、MTB用のSPDタイプがあり、それぞれに片足計測・両足計測があります。
自分も今までこのシリーズを愛用しており、高性能パワメ選びの基準になるので、まずはGARMINからご紹介します。
GARMINの良い点はたくさんありますが、最もお伝えしたいのが、、
・計測項目の多さ
・ソフトウェアが高性能
この2点です。
パワーメーターなので、単純な「パワー」がわかるだけでなく、「プラットフォームセンターオフセット」「パワーフェーズ」などのデータをとってくれます。このデータを見るにはGARMINのサイコンを使いましょう。
「プラットフォームセンターオフセット」はペダルのどの位置を踏んでいるか。
左右のバランスが悪くないかなど、ポジションやフォームチェックに役立ちます。
「パワーフェーズ」
一番大切なのがこの機能で、ロードバイクの神髄たるペダリングを学ぶことができます。
ロードバイクが上手になる事。それすなわちペダリングがキレイになる事です。
ペダルが真上くらいから素早く加速し、クランク水平でしっかり踏み、クランク真下ではほとんど踏まないようにしつつ適度な引き足で足を持ち上げる。
理屈はわかっても足を新円に動かすのは難しく、できているかもわからない、、、
しかし、パワーフェーズを見ることで、自分がどの位置からペダリングをはじめて、どの位置で最大出力を出しているか客観的に見る事ができます!
これはペダリングを練習するうえで非常に便利!
ペダリングがうまいということは無駄な力を使わないということなので、より速く、遠くに行けるようになります。
GARMINのサイコンで記録をとると自動的にGARMINのアプリ/PCサイトに保存されます。
ここで先程のパワーフェーズや細かいデータを確認することができます。
細かいデータを閲覧できるソフトはいくつもありますが、GARMINはそのデータをもとに自分の体力や健康状態、必要なトレーニングまでわかりやすく教えてくれます!
また、GARMIN製のスマートウォッチも使えばライド中だけでなく日々の運動、睡眠、健康状態も同じアプリに記録して、総合的に自分の状態を確認できるのでより良いです。
このようにGARMINでは、ハード、ソフトとも優れているのでトータルとして使いやすく、サイコンが使いやすいことも含めておススメなのです!
自分も初めてのパワーメーターを導入するときに、安価なものか、ペダリング中の力のかかり方がより細かくわかるパイオニアか、GARMINかで悩みました。
パイオニアのフォースベクトルは魅力的でしたが、パイオニア純正サイコンにした対応しておらず、サイコンとしての使いやすさはGARMINの圧勝だったので、高くてもGARMINを買い、とても満足していました。
GARMINやRALLYに不満は全くありません。
一つは自転車が複数台あるので、いちいち付け外すのがめんどくさすぎる!メイン機材になるMADONEにはパワメを常備したかった事。
もう一つは軽量高回転なペダルを使いたかったので、、、
なのでRALLYも他のバイク用としてこれからも使っていきます。
あとは、自分がパワーメーターを使い始めた7年くらい前はGARMIN1強でしたが、他にどんどんいい製品が増えてきたのも事実です。
ROTORといえば楕円リングと高剛性クランクのイメージが強いですが、高性能なパワメも複数種類ラインナップしています!
まず、ROTORのクランクの面白い点は、クランクアーム・スパイダー・チェーンリング・アクスルを自由に組み合わせて好みの仕様にできる事です!
例えば、、
アクスルシャフトは軽量高剛性な30mmか、汎用性の高い24mmか。
クランクアームはROTORの技術が活きるアルミか軽量なカーボンか。長さも150mm~ラインナップ!
チェーンリングは楕円だけでなく新円もあり、スパイダー一体型もあります。
さらにROTORではクランクアームとスパイダーそれぞれでパワーメーターを出しているので、自分のバイクに合うパワメを選んで付けたり、後付けすることもできます。
クランクの組み合わせは無数にあるので自分の好みの組み合わせを見つけましょう!
そしてROTORといえば楕円リング!
楕円リングは踏み込むべきクランク水平でギアが重く、素早く通過したいクランク垂直でギアが軽く感じ、ペダリング練習中の初心者さんやペダリングの乱れやすい高負荷時でも効率よくペダリングすることができます。
ROTORのパワメの良い点は、計測精度の高さです。これはプロのトレーナーにも十分なレベル。
そしてROTORならではの機能が、「トルク360°」機能!
ペダリング角度ごとのパワーを表示することでどの位置でどれくらいのパワーを出しているかわかります。
GARMINのパワーフェーズに似ていますが、トルク360°の方がデータが細かいことがわかります。
また、この機能を活用してROTORといえばの楕円リングを自分に最適化することができます!
楕円チェーンリングは踏み込むべきクランク水平でギアが重く、すぐに通過したいクランク垂直時にギアが軽く感じるのでより効率よく漕ぐことができるアイテム。
この楕円のデザインによって踏み心地が大きく変わるので各社の違いが見られます。
多くのメーカーでは、クランクが水平(3時)の位置でギアが一番重くなるように設計されていますがROTORでは水平より少し下の位置で一番重くなるように設計されています。
これはROTORが長年の研究で割り出した最も効率が良い位置だそうです。
ただ、ペダリングのクセや用途、好みがある方も多いはず。
ローター製パワーメーターを使えば、そのクセや好みに合わせて楕円の位置を最適化できるのです!
専用アプリを使うことで、トルク360°のグラフを見ながら、最大パワーを出している角度(OCA)と自分に最適なセッティング(OCP)を教えてくれます!
このOCAに合わせてチェーンリングを取り付けて、楕円の角度を最適化します。
自分のOCAがどれくらいなのか、平坦とヒルクライムで変わるのか、など試したいことがたくさんあります!
ROTORのオススメモデルは2つあります。
クランクアーム型の2INPOWER SL RD
スパイダー型のINSPIDER DM
それぞれ機能に若干の違いがありますが、どちらもトルク360°の機能を使うことができます。
2インパワー(アーム型)は全ての機能が使え、インスパイダーは「トルクエフェクティブネス」「ペダルスムースネス」の表示項目がありません。どちらもペダリングを見直す指標ではありますが、なくても支障はありません。
ROTORはアルミ切削に自信のあるメーカーなのでROTORらしいアルミクランクに最高精度のセンサーを搭載し、全ての機能が使えるのが2インパワーSL。
より多くの種類やサイズのクランクが使えるインスパイダー。
自分の中で最有力候補が、、、
INSPIDER DM+ALDHU CARBON CRANK ARMS+30MM ROAD AXLE+Q RINGS 110×4
インスパイダーのパワメを軸に、カーボンクランクを使用する組み合わせ。
自分の要望が、楕円リング・軽量で振動吸収の良いカーボンクランク・高性能パワメ搭載なので、試乗で条件を満たす数少ない選択肢です。
重量が
2INPOWERが 738g
シマノ デュラエース パワーメータークランクが 752g
デュラクランク+GARMIN RALLY-軽量ペダル重量が 692g+320-190=822g
INSPIDER+チェーンリングなどが 156g+260+97+155=668g
と選択肢の中で最も軽く、現状のデュラクランク+RALLYより150gくらい軽くなります!
逆に注意点は、GARMINサイコンとの相性が未知数。使用者が少なく、どんな表示が出るか情報がありません。
通常のパワメとしてのデータは問題なく表示されるはずですが、トルク360°のグラフなどは表示されないはずです。
トルク360°のグラフを見たいときはパワメとスマホアプリを接続します。
自分の中ではこの組み合わせで買うつもりでした!
以前からROTORには憧れていました。ROTORを使うなら30mmスピンドルで使いたいのに、TREKのBB90はどうやっても30mmスピンドルが付かない!
MADONE Gen8でBBがT47になったので付くかな?
今までインナー楕円はしていましたが、アウター楕円も面白そう。OCPを計測して自分に合わせる何でスゴイ!
と、思っていましたが、、、
INSPIDER、T47規格のBBに付きません。干渉します。
Magene PESなどスパイダー型のパワメは付かないようです、、
2INPOWERなら付くはずですが、軽さとカーボンに惹かれていたのでちょっと考えなおしですね、、、
みなさんご存じ、シマノのパワーメーター!
クランク一体型で目立たないデザイン。変速性能や頑丈さは折り紙付きで、Di2と同じケーブルで充電できます。
シマノのパワーメータ―、先代は「シマノだから修理も変速も安心」というのが(個人的な)一番のセールスポイントでした。
が! 最新9200/8100系は著しく進化しています!!
まず、前作9100のクランクでは、既存のクランクにセンサーやバッテリーを後付けする感じで設計されました。
しかし最新9200ではパワーメーターを搭載することを前提にクランクが設計されており、誰もが認めるデュラエースクランクの性能を一切落とすことなくセンサー類を搭載しています。
また最近のアップデートにより、さらに計測精度も向上しています!
なんといっても一番の目玉はフォースベクトルの表示ができるようになったこと!
かつてのパイオニアのように、踏み込んだ力の方向がわかります!!
これがわかることで、ペダリングスキル向上にとても大きく役立ちます。
例えば、
クランク5~7時の位置では下に踏み込んでもクランクは回らないし、
適度な引き足ができていないと踏み足のブレーキになってしまいます。
そのような本来可視化できないペダリングスキルを目で見ながら練習することができるのです!
考え方次第で活用方法は無限大ですね。
そのデータはあとからPCやアプリでじっくり確認することができますが、、
なんとGARMIN・WAHOOの一部サイコンでリアルタイムで確認可能!!
変速も良いし、精度も良いし、価格もまずまずで、GARMINとの相性も良好。SHIMANOでしか記録できないフォースベクトルはとても役立つ、、、
普通に考えたら完璧で欠点のないパワメです!
超個人的デメリットはシマノクランクを見飽きたことくらい、、、ちょっと違う物を使ってみたかった。
でももうシマノに決定!!
FAVERO ASSIOMA DUO
ガーミン同様にパワーフェーズが計測可能なペダル型パワーメーター。
ガーミンより安価で、充電式なので継ぎ足し充電が可能!
MAGENE PES-P505
クランク型で5万円を切るこの価格!MAGENE製チェーンリングの他にシマノのチェーンリングも使用可能なので変速性能も下がりにくい!
167.5mmなどクランク長の種類がシマノより豊富なことも魅力。
これがガーミンのサイコンに表示される画面で、ライド中にもリアルタイムでフォースベクトル(力の向き)を確認することができます!
そして、「SHIMANO CONNECT Lab」サイトに登録、設定することで、さらに詳しいデータを見る事ができます。
データを取得するには、ガーミン・ワフーのサイコンか、スマホアプリ「E-TUBE RIDE」でライドを記録します。
「SHIMANO CONNECT Lab」に登録、したら、設定画面から「他サービスとの連携」から「アクティビティのインポート」を設定しましょう。
そこで見られる画面がコチラ。
ライドごとにデータを確認できるようになります。
パワーメーターを活用するには機械の精度やデータの種類(ハードウエア)とそれを見やすく表示してくれるソフトウエアの両方が大切です。GARMINとシマノ、両方とも長所短所がありますが、両方を見比べることでより様々なことがわかります!
*設定をしておけば両方にデータがアップロードされます。
ガーミンの解析サイト、コネクトでは全体が見やすいグラフや詳細な数値データが見られます。
シマノコネクトラボではスピード・ケイデンス・心拍などの基本グラフはもちろん、フォースベクトルやDi2などシマノの機能に特化した表示が豊富で、データは全体やラップの区切りだけでなく、任意の区間でのデータを切り取ってみる事ができるので、ヒルクライム区間だけをチェックしたり、ラップをとり忘れたデータでもトレーニング区間だけをチェックするのがラクです!
基本的なスピード、ケイデンスなどのグラフももちろんあります。
フォースベクトルの記録画面。
フォースベクトル(矢印)とその中心がペダリング効率、右のグラフはクランクの角度ごとの出力。
「フォース」と「トルク」2種類の表示が切り替えられます。
「フォース」の場合、黄色と青の線は法線でペダリングに作用しない無駄な力のようです。
フォースベクトルは1日の平均だけでなく、任意の場所のデータを確認することができます!
ヒストグラムではどのくらいのパワーでどれくらいの時間踏んだかのグラフが確認できます。
トレーニングであればしっかり負荷が掛けれたかの確認、
レースなら戦略を立てたり、出し切れたかの確認、結果の振り返り、
ロングライドならペースを維持できたか、無理に踏んでないかの確認、、、
などなど様々なことに活かせます。
相関図ではパワーごとに左右バランスやペダリング効率の確認ができます。
パワー×パワーバランスのグラフでは、パワーごとに左右バランスが確認できるので、どちらかの足に偏っていないか、高負荷でもバランスよく漕げているかなど、ペダリングを見直すきっかけになります。
右足のパワー×ペダリング効率のグラフ。
グラフが右肩上がりになっていれば、高負荷でもペダリングが乱れていないということ。ラインが乱れたり、水平になるとその負荷以上でペダリングが乱れているサイン。
Di2を使っていれば、勾配に対してどのギアを使ったかも記録できます。
ロスのないギアチェンジができているか確認したり、カスタムの時にギア比を変更するときに参考にできます。
ケイデンスとギア比のグラフもあります。
重いギアや逆に登坂で軽いギアにしたときにしっかりケイデンスが維持できているかなどの参考にできます。
パワーメーターを活用するには、ライド中の感覚や改善点をシマノやガーミンの解析サイトと照らし合わせてトライアンドエラーで試し続ける事が大切です。
そのためにも高機能なパワーメーターで入手できる様々なデータが大切なんですね。
データが多い方が、たくさんの改善点を考えて試すことができます。
シマノパワメの目玉機能がフォースベクトル(矢印)です。
調べるとシマノの問屋であるミズタニ自転車やサイクルスポーツの記事で詳しく解説されていますが、それでも情報が少ないので自分で試してみるのがよさそうです。
いつも通りにペダリングしたらこんな感じでした。
おおむね良さそうにも思いますが、引き足部分は赤矢印(スピードにならないマイナスの負荷)が短いながら出ています。
また、青矢印ですが、下死点で下向きの負荷がかかっています。
これはいいのか?
ちなみに円の中心、ペダリング効率はアマチュアなら3~40%、プロなら60%で合格ラインのようです。
わざと足を大回しするように、すり足や引き足を大げさにすると、全ての矢印を青くでき、効率も80%近く出すことができますが、これは明らかに不自然なペダリング。
人間の足は正確に丸くペダリングすることはできないので、ペダリング効率の数値が下がったとしても、踏み込むべき3時の位置で、しっかり踏む方が効果的にパワーが出せるはずです。
それを踏まえて目指すべきペダリング効率は100%ではなく、60%くらいなのでしょう。
まずは平地やローラーできれいなペダリングを身に着けて、姿勢が乱れやすいヒルクライムや高負荷時でも高いペダリング効率が出せるように練習したら良さそうですね。
ちなみに左右バランスはガーミンより細かく変動する気がするので完全に50/50にするのは結構難しいです。リアルタイムでの数%は気にしなくていいかも?
PCサイトでより詳しく見てみましょう。
*サイクルスポーツのWEB記事「シマノコネクトラボの使い方【ロードバイクペダリング改善塾】」でも詳しく紹介されているので是非読んでみてください。
改めて左がフォースベクトルで踏み込んだ力の向きを示します。
右のグラフはクランクの角度ごとのパワーの大きさを示します。
基本的な考え方は従来から言われている通り、クランク3時(90°)位置で最大パワーを発揮するのが大事。
上のグラフを見ると90~120°の間くらいが最大トルクになっています。
一見踏み遅れているように見えますが、今回はROTORの楕円リングを付けています。
ROTORの楕円は水平より下の108°で最大歯数(最大トルク)になるよう設計されているので、今回に限っては問題ないと思われます。
新円ギアでは水平ちょっと上で踏めているので、、、
この画像、ガーミンのパワメで計測できるパワーフェース(どの位置で踏み込んでいるか)もすごく画期的で参考になりましたが、フォースベクトルの方が情報量が多くいろいろ試せそうですね!逆にガーミンの方が表示がシンプルで見やすいメリットはあるかもしれません。
後は下死点や引き足でできるだけマイナスの負荷をかけないように心がけ、どんな状況でもきれいなペダリングができるように練習ですね。
引き足はいつも以上に引いても赤矢印になることもあるので、どの程度が許容なのかは今後研究ですね。
固定ローラーで様々なペダリングを試し、同じW数でどの漕ぎ方が一番早かったり、疲れにくいか試すのも良さそうです。
恥ずかしながら自分のペダリングを客観的に見てかなり乱れが見つかったのでいろいろ試していきたいです。このパワメが無かったら改善どころかロスに気づくこともできなかったので、とても良い買い物でした!
一般論と自分の考えでフォースベクトルの見方を紹介しましたが、是非ご自身の走り方に合わせて自分でいろいろ研究してみましょう!
ペダリングに正解や絶対はありません!!
さらっとご紹介しましたが、チェーンリングはROTORの楕円リングを取り付けてみました!
シマノクランクに取り付ける場合はチェーンリングの角度=最大歯数の位置(OCP)は変更できません。
Q-RINGの基本位置は108°で最大歯数という特徴的な設計のため、自分の足に合うか不安でしたが、思いのほか違和感はありませんでした。
楕円率もそこまできつくなく、楕円特有の気持ち悪さも感じにくいと思います。
また、スギノやバロックギアと違い、アウターも楕円なので、楕円から新円に戻した瞬間の足がすっぽ抜ける感じもないので満足です。
巡行時も十分効率よく回すことができますが、踏み込むとグンッと加速するのでガッツリヒルクライムや高速巡行したい方には特にオススメ!
チェーンリングの剛性もしっかりしており変速性能も悪くはないといった感じ。
純正ほどの変速性能は期待できませんが、100km走ってもチェーン落ちはありませんでした。変速時のショックがちょっと大きいのと、新円でもですが低ケイデンスでのフロント変速は避けましょう。
また、フレーム(チェーンライン)との相性によって変速性能は大きく左右します。
いかがだったでしょうか?
皆様もパワーメーターを活用して自分のペダリングを見直しませんか?
楕円リングも面白いですよ!!
次回はビックプーリーのカスタムをご紹介します。
是非ご覧ください。