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関東最凶の激坂「子の権現」に挑む‼ 激坂攻略のギア比選択方法とトレーニングを紹介
by: 関 和貴

皆さんこんにちはワイズロードお茶の水店の

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今回は関東有数の激坂ヒルクライムに挑戦しに行こうと思います!

その名も悪名高き「子の権現」。なんでも最大勾配が28%もあるらしい、、

 

今回の目的はヒルクライムの練習と、ギア比の検証が目的です。

 

前半では28%を上れるかチャレンジ!コースレポートをご紹介。

後半ではトレーニングの内容と、ギア比の選択方法をご紹介します。

 

 

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今回の走行予定コースはコチラ。

子の権現含む4回のクライムがあります。

 

 

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飯能の無料駐車場からスタート。

 

 

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コース序盤はコンビニやドラッグストアもあるので補給は安心。

 

 

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最初は市街地を進んでいきます。

 

 

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細い道を進んで、だんだんと上り始めます。

しかしこの先まさかの行き止まり!ガーミンさんに騙された!

上ってきた道を2km戻ります。

 

 

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元のコースに復帰。

いよいよ子の権現へのコースが始まります!

 

 

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序盤は緩やかな上りから。

だんだんと斜度がついていきますが、きつくても10%程度の良識的な勾配です。

 

約3kmの上り区間ですが最後の1kmはなかなかに刺激的な勾配!

 

問題の激坂区間はラスト300m!!

 

 

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これが子の権現の超激坂区間!

手元のサイコンでも20~25%くらいを表示しています!!

(ゆっくりサイコンを見ている余裕もない!)

 

 

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激坂区間はカーブ2個分続き、その間ずっと15~20%超の勾配が続きます!

 

今回はコース全体を通して高めの負荷で踏んでいたことと、直前にペースアップしたので激坂区間はバクバク状態!

 

シッティングでは到底踏めず、ダンシングでも必死に踏まないと止まってしまいそうなほど!!

 

ダンシングでしっかり前重心にしないと前輪が浮いてしまいそうになるし、かといって前すぎると後輪の荷重が抜けてスリップしてしまいます。

なるほど。脚力だけでなく最低限のテクニックもないと上りきるのは難しいでしょう。

 

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激坂区間が終わるとすぐ頂上の子の権現に到着。

 

 

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鮮やかな仁王像が出迎えてくれます。

ここは足腰にご利益があるとのことですが、たどり着いた時点でなかなかの健脚ですよね。

 

 

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この日は比較的暖かく、気温も10℃以上あったので、通気性のあるジャージで上りました。

 

今日のウエアは、

シューズカバー(フルタイプ)

冬用ソックス

5℃帯防風ビブ

ブリンヤ インナー

ブレスサーモ 発熱インナー

15℃帯長袖ジャージ

通気性のあるグローブ

 

 

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下山時はそれに加え、

10℃帯防風ジャケット

防風グローブ

を着用。

 

リュックには夜用にウインドブレーカーと冬用キャップ、ネックウォーマーも準備しています。

 

激坂区間は汗をかくほど暑かったものの、それ以外はこのウエアで適温で、シューズカバーとソックスは結構厚手でしたが、暑いということはありませんでした。

この時期走るには必須アイテムですね。

 

 

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頂上からは最高の見晴らし!

 

 

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遠くにスカイツリーも見えます。

 

 

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子の権現の峠を北側に抜けて国道299を進み、正丸トンネル横の旧道に入っていきます。

この分岐からさらに北側の飯盛峠方面と南側の正丸峠に行くことができます。

 

 

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おっと、、、

予定のコースが進めないようです、、、

頂上まではいけるようなので行ってみましょう。

 

 

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頂上到着!

よくあるドライブイン廃墟かと思いきや土日は現役で営業中の茶屋があります!

景色の良いテラスもあって土日は休憩に最適ですね。

 

 

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正丸峠は勾配8~10程度で子の権現の後だとなんとも平凡な峠に感じますが、サイクリングやトレーニングにもちょうど良さそうなコースです。

ただ、舗装は悪いです、、

 

 

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やはり頂上より先には進めないので引き返します。

この先にも峠があり、いい周回コースになると思ったのに残念。

 

 

来た道を引き返します。

国道299の下りはそれなりに速度が出て気持ちいい!

 

 

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先程下ってきた子の権現北側を上り返します。

 

 

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北側ルートも同じく約3kmの登坂で、ヒルクライムとしてはきつめですが、南側のような狂った勾配ではありません。

とはいえ15%はあるのでスプリンターチームの皆さんは地獄を見るかもしれません、、、

 

 

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本日2回目の子の権現登頂。

 

 

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激坂区間、今度は下りです。下りは下りで恐ろしい、、、

腰を引いて下ハンで下ります。

前後のブレーキをコントロールしてスリップしないように注意します。

 

下りではビビっても絶対に足をつこうとしないようにしましょう。

足をつくということはサドルの前に下りますが、前荷重になった瞬間に顔面からすっころぶ危険があります、、、

 

ディスクブレーキのおかげでこんな急坂でも余裕をもって下る事ができました。

 

 

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下山したら後は帰るだけ。

途中のコンビニはサイクルラック完備で休憩にピッタリでした。

 

 

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60kmで1500m上りました。

 

激しいライドを達成したらデータをしっかり確認して改善点が無いかチェックしましょう。

 

 

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まずは全体のパワー。

1本目の峠はしっかりとFTP以上で踏めています。

2本目以降は初めてのコースだし、コース変更もあって全力では踏めませんでしたが概ねFTP程度で踏めました。

 

ヒルクライムでもトライアスロンでも効果的なのはスマートトレーナーでメニューを作ってのトレーニングですが、精神的にしんどいので休日は極力実走をしています。

実走では勾配の変化や段差に合わせてバランスをとらないといけないので、その点ではより負荷の高いトレーニングが可能です。

今回子の権現に来たのも目標のレースコースに似ているからです!

 

 

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心拍はしっかり追い込むことができました。

練習でしっかり追い込むことでレースでも後半粘る事ができますが、当然しんどいので一人でトレーニングするにはやる気が必要ですよね、、

 

パワーゾーンはスプリントのゾーン7以外バランスよく踏めました。

ヒルクライムではFTP(巡航ペース)のゾーン4が基本になりますが、次出ようと思っているレースは短距離かつ急勾配なので、FTPよりも負荷の高いゾーン5を多用するうえ、激坂区間や勝負所ではゾーン6が重要になります。

しんどい中でゾーン5とゾーン6をいかに長く発揮できるかがタイムに直結します。

 

 

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グレーが過去1年のベスト、青が今回のライド。

10~30分の範囲はベストに近く踏めています。

 

 

 

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今回の目的の一つがギア比の検証。

今のバイクで勾配20%に対応できるか?

このバイクのギア比は、フロント52-36(楕円) リア11-34

インナーローで36×34 ギア比1.05

フロントが重めの36Tながら、リアも軽いのでギア比はほぼ1です。

 

 

★ギア比とは、、、

フロントの歯数÷リアの歯数=ギア比

数字が小さいほど軽い。

 

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勾配20%のヒルクライムに過去、インナーロー34×25 ギア比1.36 (今のヒルクライム決戦機でも32×29 ギア比1.1)のギアで出た事があり、それよりはよっぽど軽いので完走は問題ないとして、、

今回のライドでは勾配12%くらいからインナーローを使い、シッティングで回せるのは15%くらいまででした。

勾配20%区間はダンシングで何とか耐えた感じなので、より負荷の高いレース当日はもっとしんどいだろうし、より軽いギアで低負荷高回転で回した方が体へのダメージが少ないはず。

 

なので、結論としては、最大勾配15%、平均勾配10%くらいまでは今のギア比で行けそう。

それ以上はフロントを50-34Tに交換するか、もっと軽量なバイクを使う方が良い。

ということがわかりました。

 

これはあくまで、自分の場合、なので皆様も目標のコースや斜度を実際に走って、ギア比が足りているかチェックしてみましょう。

 

ヒルクライムでも、正しいポジションと軽いギアを使えば平地のように軽くクルクル回すペダリングができますが、重いギアを無理して踏むと疲労し、ペースが遅くなるので、レースではタイムを失い、ロングライドでは後半しんどくなってしまいます。

コースと脚力にあったスプロケットの歯数を選ぶことが大切です。

 

 

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また、ヒルクライムで速いのは、軽量なEMONDAか、エアロで高剛性なMADONEか、の決着がついていないので、後日EMONDAでも走ってみたいと思います。

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以上、休日のトレーニングでした