2015/09/08 15:00
最近、溶接の腕を上げようと日々練習しております。
まずはロウ付け。。。
普段は、ロウを盛り、削って仕上げる。フィレットブレイズド。
この手法で製作していますが、練習しているのは
まだ、やったことのないラグフレーム。。。
パイプを継ぎ手、ラグで繋ぐ手法。。。
しっかりと下処理をして、ロウを流す。。。
この下処理で、ロウがしっかり回るか決まる。
いわば一番大切な作業。。。
ロウが回っていなかったら、そこから亀裂が入り折れてしまう。
何度も確認しながら作業を進めていきます。
そして、ロウを回していき、こんな感じ
エッジを気にしながら、最小のロウ、時間で溶接していきます。
これがなかなか難しいのです。
次は、TIG溶接。。。
Tタングステン Iイナート Gガス の略
アルゴンガスとゆう不活性ガスの中で、タングステンに電気を通して、
アークを出し、母材を溶かしながらくっつける溶接。
アルミ、鉄、金属系のフレームは、ほとんどがこの溶接方法で作られています。
普段、廃材などを使って、練習していますが、なかなか上手くいかないので
溶接機屋さんがやっている、セミナーに先日いってきました。
5日間とかなり長く、内容も濃い研修でした。
普段の疑問や新たな発見も沢山あり、貴重な経験です。
これはステンレス板を付け合わせで溶接しました。
結構上手くなりましたよ。
講師の方にもほめられました。
ブラシで焦げた所を磨いたものです。
溶接の後が綺麗に出てきました。
金属は酸化が苦手です。
熱を入れると、酸化してしまうので、アルゴンの中で溶接をしていきます。
これはバックシールドといって、裏側にもガスが来るようにする治具です。
JIS検定で使ってるものみたいです。
自転車のフレームにもこのバックシールドを使います。
チタンなどの金属は綺麗に仕上げる事が出来ます。
年内に1本TIGで仕上げたいです。
その為に、日々練習ですね。
今、製作しているフレームが終わったら
自分用に、ラグフレームを作る予定です。
初めての手法は、まず自分から。。。
今から楽しみです。
2015/9/8
いしかわ