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【第1回 セミOH】オーバーホールの内容と価格の違いを比較【オーバーホールはY’s新橋店】
by: 関 和貴

皆さんこんにちは、ワイズロード新橋店 関です。

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今回から3~4回に分けてワイズロード新橋店自慢のオーバーホール作業の内容を紹介していこうと思います。

 

 

新車からしばらく使ったバイクは車の車検のように定期的なメンテナンスと消耗品交換(オーバーホール)が必要です。

使い方や保管方法にもよりますが、オーバーホールの目安は3~4年前後のことが多いです。

 

 

当店のオーバーホールメニューは

 

セミオーバーホール(簡易的な消耗品交換)

 

オーバーホールB(標準的なオーバーホール)

オーバーホールA(完全分解オーバーホール)

の3種類です。

 

どのメンテナンスが最適か迷ったらご相談ください!

車体の状態を確認して必要なメンテナンスをご紹介いたします。

 

 

 

 

セミオーバーホール

今回はオーバーホールの中でも最も簡易的なセミオーバーホールの内容をご紹介します!

 

 

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今回作業するのはFELTのグラベルロードです。

 

 

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しばらく乗っていなかったようでチェーンはサビサビ、かなり状態は悪いです。

 

 

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変速機を車輪に巻き込んでしまったようで、ディレーラーハンガーもリアディレーラーも変形してしまっています。

また、サビの粉が広範囲に付着しているのでチェーンがまっ茶色にサビたまましばらく乗ってしまったのではないかと思います。

 

 

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サドルもグラグラ動く状態、、、

 

 

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チェーンリングは見たことないくらいすり減っています!!

 

 

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新品と比べると一目瞭然!

チェーンのオイルが切れるとチェーンが消耗するだけでなく、チェーンリングやスプロケットも必要以上に削れてしまうので定期的なチェーンの注油はとても大切です。

 

 

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分解していくとシルバーだったワイヤーも真っ黒にサビています。

 

 

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スプロケットも交換。社外品から純正になるので性能も良くなるはず。

 

 

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曲がってしまったディレーラーハンガーを交換。

 

 

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ブラケットカバーのゴムも交換して握り心地が新品同様スッキリしました。

 

 

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ボロボロだったバーテープも、、、

 

 

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新品になって気持ちよく乗れそうです!

 

 

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新しくなってしっかりギアチェンジできるようになった駆動パーツ。

フレームも簡単に掃除しています。

 

 

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チェーンリングも無事交換されました。

 

 

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サビとエンド曲がりで乗れない状態でしたが、無事に修理完了。

完全に良く動くようになりました!

 

今回の費用は約¥55,000でした。

今回はタイヤなど最近変えたパーツはそのままなので価格を抑える事ができました。

費用はバイクの種類や状態によって大きく変わります。

 

セミオーバーホールでは交換しないパーツはあまり分解しないので、費用や時間が若干少なく済むのが良いところ。

逆に、たくさん乗った車体や古い車体は全分解した方が良いことが多いのでオーバーホールBをお勧めすることもあります。

 

 

まとめ

セミオーバーホールは、、

・3年前後に一度のタイミングがオススメ。

・簡単な掃除をします。

・必要な消耗パーツを交換します。

・費用目安は5~8万円前後です。

 

 

 

次回はオーバーホールの中では標準のオーバーホールBの作業をご紹介します。

作業内容を見比べてみてください!