【第2回 OHB】オーバーホールの内容と価格の違いを比較【オーバーホールはY’s新橋店】
by: 関 和貴

皆さんこんにちは、ワイズロード新橋店 関です。

3～4回に分けてワイズロード新橋店自慢のオーバーホール作業の内容を紹介しています。

前回は最も簡易的なセミオーバーホールをご紹介しました。

今回は、最も標準的なオーバーホールのである「オーバーホールB」の作業内容をご紹介します！

オーバーホールBでは、フレームからパーツを全て取り外し、フレーム・パーツを丁寧に清掃。消耗パーツをすべて交換してしっかり組み立てます！！

費用の目安は車種やパーツのグレードで大きく変わりますが、8～14万円くらいです。

時期は3～5年に一度、たくさん乗って少し調子が悪く感じたり、サビが目についてきたらご相談ください。

オーバーホールB

今回作業するのはウィリエールのCENTO10SLです。

＊新橋店はウィリエールの取り扱いございません、作業内容によっては受付できない場合がございます。

チェーンやスプロケットはサビてしまっています。

サビの粉やホコリでフレームは汚れています。

ひび割れたタイヤ。

タイヤなどゴムや樹脂製品はすり減っていなくても経年劣化してひび割れてしまうことがあります。

こうなってしまったタイヤは硬化していて、乗り心地も悪いし滑りやすくて危険なので交換がオススメです。

早速分解していきます。

オーバーホールではパーツの裏側に詰まった砂もキレイになります！

取り外したRD。油とホコリで汚れています。

裏側に子も汚れがたまっています。

プーリーには髪の毛が絡んでいることもよくあります。

洗剤で水洗い！

裏側もキレイになりました。

この後可動部に一か所づつ注油して動きを良くします。

フレームからすべてのパーツを外しました！

フレームも掃除していきます！

クリーナーでかなりきれいになりました。

一般的なクリーナーできれいになるのはこのくらいですが、黒い汚れが頑固に残っています。

さらにもうひと手間かけて磨くことで黒い汚れもバッチリ落ちました！

白いのはキズなので残念ながら消えません。

フレームもスッキリさらさら、キレイになりましたが、よく見ると白いロゴ部分に黒ずみが残ってしまい、クリーナーでは落ちません。

どこまできれいになるかは後ほど！

フレームの擦り傷。

近い色の塗料があったのでできるだけ目立たないようにレタッチしました。

このバイクはワイヤーフル内装で機械式変速なのでフレーム内の配線がめちゃくちゃ大変！！

ヘッド部分のワイヤー出口が狭いし、うまく配線しないとハンドリングが悪くなってしまいます。

無事に配線完了！スッキリ収まりました。

完成です！！

チェーンやスプロケットは新品になり、クランクや変速機は掃除と注油をしたので、とてもスムーズに加速し、気持ちよく変速することができます！

汚れていた駆動パーツもピカピカです！

フレームのロゴ部分もとてもきれいになりました。

実はこの部分にも大きなキズがありましたがぱっと見わからないですよね？

この距離から見たらわからないはず。

タイヤは耐久性と耐パンクに優れるゲータースキンを選びました。

ブラケットカバーとバーテープも交換したので手触りも新品で気持ちいい！

今回の費用目安はフル内装の油圧ディスクなのでちょっとお高めの約１４万円でした。

サドル交換のパーツ代なども含まれています。

安い金額ではありませんが、スポーツバイクを安全に楽しむにはどうしても必要な費用です。

ご依頼いただいたことを満足いただけるよう、また気持ちよく走れるよう、細部まで丁寧にメンテナンスさせていただきました。

新品のように気持ちよく走る事ができると思います！

まとめ

オーバーホールBは、、

・3～5年くらい乗ったバイク・しばらく乗っていなかったバイクを新車のように復活させます！

・しっかり清掃とコーティングをします。

・消耗パーツを全交換します。

・費用目安は8～14万円前後です。

メンテナンスの時期や必要な内容がわからない方は是非ご相談ください！

バイクの状態にあったメンテナンスをご提案いたします。

修理相談・依頼は予約制です。ぜひお気軽にご相談ください！

TEL：03-5422-1394