【スタッフブログ】NJSフレームでトラッククロスに出たい！
by: 酒井竜司

ワイズロード新橋店の酒井です。

ずっと出てみたいと思っていた秋ヶ瀬バイクロアのトラクロ（トラッククロス）に初めてエントリーしました！

トラッククロスはその名の通り、シクロクロスのような荒れた道をトラックバイク（ピスト）で駆けるアグレッシブなレースです。
トラクロは悪路を走るので、最低でも28ｃ、できれば32ｃのタイヤの太さが必要で、シクロクロスと同じようにチューブレスが主流とのこと。

 ただ、私が乗っているのはいわゆる競輪用フレームいわゆるnjsフレームで、ホイールも競輪用のチューブラーなので、トラクロに出られるようにカスタムしていきます。

まず、njsフレームですが自分のだとリアは引っ張ればギリギリ30ｃ入りますがフロントは25ｃが限界です。
30ｃあればギリギリレースには出れるだろうということで、フォークを変えてより太いタイヤが入るようにします。

WOUND UP Zephyr Track Fork 1

ずっと欲しかったフォークでしたが国内にほぼ在庫がなくいいお値段もするので購入を躊躇していましたが、この機会に思い切って購入しました！
元々のフォークよりもだいぶ太いタイヤに対応できるようになりました。
（当社では取り扱いがありません）

次はチューブレス対応のホイールを用意していきます。

前にロードバイク用に組んだホイールでチューブレスレディ対応、リム内幅19ｍｍと太いタイヤと相性がよさそうだし、リムハイトが低くてクロモリのフレームに合うよね！ということで、リアアブをトラック用に組み替えていきます。

 リムはPACENTI BREVET

リムハイト15ｍｍでポリッシュ仕上げ、クラシカルなデザインをしていながらリム内幅19ｍｍでチューブレスレディに対応した面白いリムです。

フロントがDURA-ACEの低フランジハブだったのでリアも合わせて7710系のDURA-ACEハブをチョイスしました。

スポークは家に余っていたSAPIMのCX-RAYとDTSWISSのcompetition。

組みなおしたので再度チューブレステープを張りなおしました。

リムにテープの指定がなければ、テープの中でも圧倒的に軽量で定番のSTANSを使用しています。

タイヤはこれ

GRAVEL KING SK R TR 30c

私のフレームは30ｃがギリギリ履けるので、30ｃ以下でチューブレスレディ対応のグラベルタイヤを探していたのですが、大体は35ｃからしか用意がないものが多く、そしてたどり着いたのがグラベルキング。

グラベルキングはX1以外、30ｃ以上からチューブレスレディのラインナップがあるので、グラベルキングに決定、コース的にしっかりオフロードなので、グラベルキングの中でしっかり溝がある『SK』に決定、その中でも重量が軽く、転がり抵抗が少ないレースモデル『R』をチョイスしました。

実際に舗装路やシクロクロスのコースを何回か走ってみましたが、ブロックタイヤと思えない程、軽く転がり抵抗を感じずらいので驚きました。
空気圧を下げても転がり抵抗を感じずらく、空気圧をあげても乗り心地最高。

通常モデルよりも耐久性は劣りますが、何度か木の根でリム打ちをしてしまいましたが、体感では空気圧も下がることなく、裂ける様子もなく、自分が使用してきたチューブレスレディタイヤの中で圧倒的に空気が抜けずらかったです。

シーラントはこれ

ラテックス系ですがアンモニアレスで量も少なくできるので軽量で作業性もいいので好んで使っています。

 トラクロ用にリアのコグを大きくしたので長さが足りなくなったチェーンも張り替えていきます。

チェーンはいつもHKK VERTEX ブルー NJS対応の競輪用チェーンを使用しています。
耐久性で高品質なのに価格がお手頃価格ので街乗りでもおすすめです。

そんなこんなで完成！

本番まで乗り倒していこうと思います！