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リア12速のシマノGRX Di2発表!機械式を含め、どんな使い方がベストか解説します!
by: 間野友輔

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新橋店ふくてんちょの間野です。

遂にシマノのグラベルコンポーネントGRXの12速Di2が発表されました。
来週からは世界最大のグラベルレース『UNBOUND GRAVEL』が開幕しますので、このタイミングでの発表となったわけですが、機械式12速から遅れることちょうど1年。なぜ機械式変速より遅れたのか、我々はどういった観点でコンポーネントを選べばいいのか、と言う点をご説明いたします。

 

今回発表された主なパーツ

既に機械式変速での12モデル(RX820)が発売されているのは前述のとおりです。
したがって、クランクやブレーキキャリパーといった共通部品は、今回の新製品ではありません。主に変速にかかわるSTIレバー、前後ディレーラーが注目ポイントです。

 

ST-RX825-R

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メーカー希望小売価格¥46,737-(税込)左右別売り

先行するDura-ace、Ultegra、105の12速Di2同様にSTIからの変速指令は無線化されました。グラベルでの使用に適した滑りにくいレバーやブラケットカバー、フレアハンドルに最適化された形状となっており、レバーの引きやすさも先行する機械式12速GRX譲り。サテライトスイッチへの対応もしています。

 

RD-RX825

RD-RX825-shic219-primary_1_750_750

 

メーカー希望小売価格¥48,601(税込)

11速Di2との大きな違いは、フロントシングル仕様が用意されていないこと!
Di2のメリットを生かせるのはフロントダブルでの使用であることも事実。前作11速のDi2も、左STIレバーはシングル用がなく、スイッチを使わないのに高価なレバーを使わざるを得なかったので、割り切ったというところでしょうか。

新しいRD-RX825ではスプロケットのロー側対応が最大36T、最小34Tとなり、ロードバイク用のクロスレシオなスプロケットが使えない代わりに、クランクに「46×30T」(FC-RX610-2)を使用すると0.83というかなり軽いギア比を実現できます。

 

FD-RX825

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タイヤ幅の太いグラベルロード用に、ロードバイクよりもチェーンラインが2.5mm外側に設定されたフロントディレーラーです。クランクはFC-RX820-2(48×31T)、もしくはFC-RX610-2(46×30T)を使用します。

 

ところで私が考える今回最大の変更点は

ソフトウェアの変更です。

これはGRXだけでなく12速ロードコンポに共通して使える新機能ですが、フロント変速のスイッチをアップ・ダウンとも同一のアクションで行えるようにソフトウェアが改良されました(SHIMANO FRONT SHIFT NEXT機能)。フロント2速なら上げるか下げるかしかないので、スイッチを別々にする必要がないという、今更な発想ですが、これはたぶん1つのスイッチで2つの動作をさせるのが意外と難しかったのでしょうね。

いやこの機能、11速Di2でも使えるようにしてくれたらいいのになぁ。

 

なぜ機械式12速が1年早く発売されたのか

答はシマノ曰く、グラベルロードの世界ではロードバイクほどDi2を使うメリットが少なく、ユーザーも圧倒的に機械式変速をチョイスしているから。

そう言ってしまうと、じゃあなんでDi2出したの?という話なってしまいますが、それはあくまで市場のパイのお話で、UNBOUND GRAVELのような北米型グラベルレースや、グラベル世界選手権などでのトップレーサーは圧倒的にロードレースのような走り方をするから、いずれ12速Di2は必要でした。

ほかにメタな話をするなら、ライバルのSRAMは機械式変速のグラベルに適した12速コンポーネントを出していないし、フロントシングルのみなので、選択肢を示す意味もあったのかもしれません。

したがって昨年、大々的に発表された機械式12速GRXのようなリリースの派手さが、今回はありません。先行するロードバイク用Di2や機械式12速GRXをブラッシュアップさせるような形で、ユーザーのポイントを絞り込んで作りこまれたのが、今回の12速Di2のGRXというわけです。

 

では僕らはどのコンポを選べばいいのか?

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昨年発売された機械式12速GRXは、用途がシマノ側から示されていて分かりやすかったと思います。ここを基準にして、ご自身の遊び方に合ったコンポーネントを選ぶと良いでしょう。

 

UNSTOPPABLE

どんな斜面でも止まらない、という意で、フロントシングル&リア10-51ローギアを組み合わせる仕様。純正フロント40Tの組み合わせでギア比は最小0.78、最大4.0を誇る。細かい変速調整は苦手。長距離を走るのではなく、短距離で荒れた急坂のアップダウンや、細いトレイルを走行するような、MTBに近いアドベンチャーユースに適していると思います。

たとえば

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前後サスペンション装備、45C前後の太めのタイヤを履いたTOPSTONE CARBON LEFTYのようなバイクに似合うと思います。

 

UNBEATABLE

無敵を意味する仕様で、フロントシングル&リア10-45Tの組み合わせ。純正フロント40Tとの組み合わせでギア比は最小0.89、最大4.0。フロントダブルほど細かさはないが、これだけのギア比がカバーできれば大抵のグラベル走行は可能。距離的には1日50~80km程度で獲得標高が1,200mくらいの、グラベルイベントではよくある「ミドルコース」的な設定がフィットしそうです。

たとえば

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TOPSTONE CARBONでオンロード少な目、グラベル盛り盛りで遊びたい場合などには、この仕様が楽しいんじゃないかって気がします。

 

UNDROPPABLE

集団から脱落しない仕様。フロントダブルで細かいギアの組み合わせが使えるので、高速レースからやや厳しい峠もこなせる、標準的な仕様。エントリーライダーのエンデュランス的使用にも適しています。ロードバイクにいちばん近いギア構成なので汎用性が高く、完全オフロードよりもオンロード寄りな遊び方で、1台でいろんなことをしたい方には、この仕様がいちばん向いていると思います。

 

 

Di2は『UNDROPPABLE』の上位互換

そして今回の12速Di2は、上記機械式の『UNDROPPABLE』の置き換えと言えるでしょう。ご予算がある方はDi2をチョイスすると良いと思います。

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こちらは11速Di2のGRX RX815で組んだ、わたくし間野のSUPERSIX EVO CXベースのグラベルロードバイクです。舗装用のホイールを別に1セット用意することでワンデーのロングライドなどでも活躍しています。

 

いま11速Di2を選ぶのは悪手

値段が下がるかもしれないからといって11速Di2のGRXをチョイスするのは悪手です。11速のDi2と12速Di2では、ケーブルやバッテリーといった必要部品がすべて異なる規格に変わっています。当たり前ですが、旧規格の部品は製造が止まりますので、調達が困難になります。いま現在、11速Di2を使っているなどでEケーブルの余剰がある、変速段数を揃えてホイールを使いまわしたい、といった理由がない限り、旧規格を使うことはリスクだと思います。

ちなみにわたくしが上述した11速Di2のGRXでSUPERSIX EVO CXを組み立てた2年ほど前の段階でも、既にDura-aceやUltegraは12速化して生産がシフトしていたので、Eケーブルやジャンクションの手配はかなり苦労しました。

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当店にも実は、11速Di2のSTIレバー左右と、RD-RX817があるのですが、既にお持ちの方の補修目的としてのご購入をおすすめします……。

 

 

グラベルのご注文は新橋で!

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オンロードとオフロードの境界付近が大好物な、スタッフ間野が皆様のお越しをお待ちしております(*^^)v  

25th May 2024

ワイズロード新橋 まのゆうすけ 

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日本最大級のトライアスロン館 1F

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オリジナルフィッティングサービス:バイオレーサー

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新橋ブランドコーナー

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 この他にも
TREKCANNONDALEBESVBROMPTON強化コーナーがあります

 

ウエア、パーツ、ホイール

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Keeper

このKEEPERコーティングは施工スタッフはメーカーより研修・認定を受けたスタッフがこれから乗られる方のバイクを丁寧に施工させていただきます。

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KeePer コーティングの特長

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「KeePer コーティング」をすると分厚い被膜による埋め込み効果が発揮され、乱反射がなくなります。

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自然硬化の高密度ガラス被膜と最新鋭の有機レジン被膜の 2層構造のメカニズムにより、ベールを纏ったような深い透明感が特長で、耐久年数は 3 年となります。水滴、汚れがつきにくく、美しさを維持する能力が一段高い最上位のコーティングです。耐久年数は 3 年となります。

 

【ECO プラスダイヤモンドキーパー】10,000 円(税込)

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コーティング表面の分子構造の効果でファンデルワールス力(分子間力)による汚れの密着を防ぐ独自の防汚能力を持っています。ホコリが降り積もっても塗装表面には密着せず、水をかければ水滴とともに一緒に汚れが流れ落ち、洗車の回数を減らせます。耐久年数は 3 年となります。

 

【ダイヤモンドキーパー for Bicycle】5,000 円 (税込)

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新車購入時には、愛車を傷や汚れから守る「キーパーコーティング」をお勧めします。

 


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