新しいスタイルを提案するフラッグシップショップ!
ワイズロード 新橋店 Y'sRoad Shimbashi
[英語対応可]
2025/12/01 07:02
皆さんこんにちは、ワイズロード新橋店 関です。
今回から、先日開催されたワイズロードスタッフ試乗会の様子をご紹介します。
このイベントは様々な代理店様のご協力のもと、我々ワイズロードスタッフが様々な商品の勉強をさせていただくものです。
翌日はスポーツバイクデモとして一般のお客様も最新バイクの試乗を楽しんでいただく事ができます。
今回は、世界最強の男が乗る”あのロードバイクたち”の試乗インプレをお送りいたします。
COLNAGO Y1RS フレーム¥1,188,000
現在のロードレース界で圧倒的な速さを誇るタデイ・ポガチャル選手(知らない方のために一言でいうなら自転車界の大谷翔平)
そのポガチャルが使用して勝ちまくっているのがこのY1RSです。
近年多くのメーカーがエアロと軽さのバランスがいいオールラウンドモデル1本で勝負しているのに対し、Y1RSは完全なエアロ形状です。
ポガチャル待望のバイクともいわれ、山岳コース含めほとんどのレースで使用されています。
まずはバイクのデザインを見ていきましょう。
まず目につくのがこのY型のハンドル。
サーベロ S5も特徴的なハンドルですが、さらに一歩進んだ(?)デザインで、特徴的ですがシンプルで無駄のない形状です。
唯一無二のフレームデザイン!
TTバイクのようなヘッドや後ろ三角。
そしてシートポスト。
フォークは軽量なカムテールデザインではなく完全に翼断面!
ヘッドはS5やTTバイクのようにフォークが前に覆いかぶさるデザイン。
シートポストやステーも翼断面形状。
徹底的に空気抵抗を減らす設計がされています。
BB周りも薄く、極限まで全面投影面積を減らす設計。
後ろ三角はホイールにピッタリ沿っています。
正面から見るとこの通り、薄い!!!
実際の乗り心地は果たして!?
毎日通っている通勤ルート、往復30kmを走りました。
剛性
さすが異次元のパワーを発揮するポガチャルが好むバイクだけあってガッチリとした剛性感。硬い!
コルナゴのハイエンドは代々硬いですが、Y1もしっかり硬いです。
ただ硬いだけでなく、高負荷で踏むとしっかりしなるのでよく進みます。
どんなバイクにも適度にしなって快適に走れる負荷のレンジがありますが、Y1RSは単純に(一般人にとっての)高負荷時に最適な剛性感の設計になっているように感じます。
乗っているとバイクが「こんなもんですか?」「もっと踏まないんですか?」と伺ってくる感じ!?
と、いうのは半分冗談ですが、
快適な負荷の領域が高いので、何も考えずに気持ちよく走らせようと思うとついつい高負荷で踏んでしまう。というのが正直なところ。
自分はFTPが250Wくらいと思いますが、250~280Wくらいで気持ちよくしなり始めて、300W以上でバイク本来の性能が発揮されるように思います。
体重やパワーのあるライダーに最適なバイクです。
操作性
奇抜なフレーム形状ながら、さすがコルナゴ!街道を走るくらいでは全く違和感は感じず、初めて乗ったとは思えない安定感でした。
ハンドルもこんな形状なら絶対に剛性はないと思いましたが、ブラケットポジションでは全く違和感なし!
下ハンでもがくと多少しなりますが、他メーカーのカーボンハンドルと比べても必要以上にたわんだりすることはありませんでした。
高速ダウンヒルのような状況は試すことができませんでしたが、一般的な平地コースでは安心して乗れました。
快適性
Y1RSは勝利のために開発された究極のレーシングフレーム。快適性よりも空力や剛性が優先されているように思います。
細かい振動はそこまで感じませんが、突き上げは多少感じます。
近年は硬いフレーム・ホイールでチューブレスタイヤの気圧を低めに設定する組み合わせが多いように思います。
今回試乗したのはクリンチャータイヤだったので、チューブレスで4~5BARの空気圧にすればもう少し印象が変わるかもしれません。
注意点
Y1の良くない点を重箱の隅をつつくようにしてあえて探します。
専用のボトルケージはフライボトルにピッタリの設計。
大きなボトルとはフィットしにくいので注意。
ステムの裏側は空洞になっており指を挟むと痛いです。
こんな所に指を突っ込む人はいないと思いますが、、、
信号待ちでよくあるこんな状況になると太ももを噛まれてめっちゃ痛いです。
良くない点をあえて探しましたがこれくらいでした!
(しいて言えば組み立ては超大変そうですが、お乗りいただくうえではデメリットにならないでしょう。)
エアロ
さすが空気抵抗は受けにくく、いつもよりちょっと速く通勤できました!
向かい風でも押される感じが少なく、ちょっとした横風くらいでは全然ふらつかないのは意外でした。
速度が速ければ速いほど、距離が長ければ長いほど、エアロ効果が実感しやすいのでガンガン走るライダーならかなりの恩恵が受けられるでしょう!
登坂
都内の短い坂しか走れていませんが、意外と上ります!
剛性が高いおかげでヒルクライムのような高負荷でもシャキシャキ進みます。
昔のエアロロードのように、踏み込むとフレームがよじれるような不快感はありません。
ということで、自分ではなかなか買えませんが、、とても面白いバイクでした。
万能モデルが多い中、振り切ったエアロマシンというだけで面白いですが、走りの完成度が高いのはさすがのコルナゴ!
そして実際速い!!
Y1RSをガンガン踏むとぐんぐん伸びる感じがめちゃくちゃ気持ちいい!!(もちろん疲れますが!)
特別なバイクに乗っているという優越感というか高揚感みたいなものも味わうことができました。
Y1RSは現在店頭に展示中です!
Y1RSはしっかり試乗できたのでスタッフ試乗会では軽量系オールラウンダーのV5RSに試乗しました。
V5RS フレーム¥1,034,000
ポガチャル率いるUAEチームが山岳コースなどで使用するバイク。
フレーム重量685gと超軽量で、コルナゴ史上最軽量のバイク!
エアロ特化のY1の存在により、V5は軽量特化になったように見えますが、実際にはY1の開発データをもとにエアロ効果についてもかなりアップデートされています!
コルナゴとしては珍しく開発データなどを数値で公開しているのでご興味がある方は是非ご覧ください。
純白のフレームにロゴがキラキラで美しい!
フレーム形状はY1と対照的に細身でシンプルな形状。
軽量フレームですがエアロもしっかり考慮されていて、フル内装、ステム一体エアロハンドルを装備。
剛性感はY1と同じく硬めですが、V5の方が若干マイルドかもしれません。
試乗コースはほぼ直線ですが、安定性やコーナリングも安定していていました。
登坂性能は残念ながら平坦コースではチェックできませんでしたが加速がスムーズで剛性もしっかりしているので上りでも速いはずです!
空力も意外と良さそうな印象。エアロ形状には見えませんが、空気抵抗が少なるよう細かいところまでしっかり設計されているようです。ただし本格的なエアロマシンのY1と比べれば不利ですね。

Y1もよくまとまっていますが、V5は剛性・ハンドリング・安定性のバランスが良く、登坂を含め様々な状況で快適に走れる印象を受けました。
平坦特化でガシガシ踏んでいきたいならY1、登坂重視で万能なバイクが欲しいならV5がオススメです。
個人的にはレースに出るような走り方で、ヒルクライム以外ならY1を選ぶかもしれません。
プロレースでの活躍が目立ち、大人気のコルナゴ!
当店ではY1RSをはじめ、ミドルグレードも展示・在庫しております!
是非ご来店ください!!
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予めご了承ください。
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