【インプレ】DISCモデルもやはり死角なし！　間違いなく万人にお勧め出来ます！
by: 今井 明

今年の試乗会は本当に当りが多く、どれも個性がありながら高性能で楽しかったです。

今年乗ったインプレまとめはこちら↓から。

http://ysroad.co.jp/shinjuku-crossbikekan/2016/11/05/16914

そして最後に乗ったのがこちら。

キャノンデールのSUPERSIX HM DISC　超軽量オールラウンドモデルのDISC版です。

通常ブレーキモデルは昨年乗りましてそのバランスの良さには本当に驚かされたのですが今回のDISCモデルにはある意味それ以上の驚きがありました。

まず一踏み目、脚当りはソフトでスッとクランクが下がっていく印象で滑らかな乗車感。

そのままギアを上げていっても印象は変わらず速度だけが上がっていき、若干荒れた路面でもほとんど振動を感じない吸収性の高さにビックリしました。

コンフォートモデルやエンデュランスモデルと呼ばれるカテゴリのバイクにはこのような感触のバイクがありますが純レーシングバイクで、しかもフレームが硬くなり勝ちなDISCモデルでここまで剛性バランスの良さと振動吸収性を感じさせるのは尋常ではありません。

更に驚くべきは、ホイールはエントリーモデルのものでかなり重量があるにも関わらず走りが軽い事。

単純にフレームの良さでここまでの走りが実現出来ているのは他ではなかなか見つかりません。

肝心のブレーキの効きについては多少シビアで効き過ぎる気もしましたが調整の範囲でしょう。

長い下りでは軽いチカラでしっかりと制動出来るのは安心につながりますし、軽量リムでも熱の問題も起きにくくなるのでメリットの方が多いと思います。

乗っていて本当に気持ち良く疲れないのでどこまでも走れそうな感触、シチュエーションを選ばずヒルクライムでもロングライドでも使える万能モデル。

良く「レースはしないし長くも走らないからそんなに良いモデルは必要ない」なんていう事も聞きますが やっぱり乗っていて楽だったり気持ち良かったり、上質なモデルにはちゃんと美点がありますのでそこにコストをかける意味はあると個人的には思います。

まだ公式的にレースでは使えないので今年リムブレーキを使用するフレームを新調したのですが、このスーパーシックスを目標に作られたというだけあってかなり近いイメージの乗車感でした。

残念ながらそのメーカーのフレームはなくなってしまったので、もし今後DISCブレーキモデルを探すとしたらこのフレームが第一候補になるでしょう。

この走りの軽さと気持ち良さは出色の出来です、是非どこかで試乗してみて下さい！

2016/11/23　今井

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