日本最大級のスポーツサイクル専門店!日本で最初のクロスバイク専門館!
2022/10/01 18:20
皆様は自分の自転車のメンテナンスを考えたことはありますか?
スポーツバイクに限らず機械というものはメンテナンスが必要です。換気扇のフィルター・掃除機のブラシ部分・洗濯機の糸くずフィルターなどなど・・・
正直面倒だなと思うこともありますが長く・正常に使う為には必要な事であり、自転車も同じです。
なので今回は携帯工具1つ有れば出来るセルフメンテナンスを紹介いたします!
普段作業で持ち込まれる車体で特に多い部分の解説をしてまいります!
目次
いきなり携帯工具を使わないメンテナンスから入りましたが、意外と出来ていない事&大事な事なので最初に解説します。
体感3人に2人は出来ていないですこれが(汗
スポーツバイクのタイヤはママチャリのタイヤに比べて倍以上の空気圧を入れる事が多く、設定空気圧の入っていないタイヤはパンクのリスクが上がります。
路面に落ちているモノが刺さりやすくなったり、段差乗揚げ時にリム打ちパンクしたり・・・
設定空気圧なんて何処に書いてあるの・・・?
タイヤの側面に書いてあります(書いてない物は無いです)
MAXだけ書いてあったりMIN~MAXが書いてあったり様々ですが、必ず書いてあるので見て見ましょう。
当社ではMAXの9割ほど入れるのをオススメしています(気温変化でバーストの可能性がある為)
一度入れた空気圧でも2週間も放置すれば40%は抜けてしまったりするので定期的に見てあげると良いでしょう。
私は自宅前の段差を乗り上げる時の伝わる感覚で管理をしています。
空気が少ないとゆっくり侵入してもコツンと来るので測ってみるとMIN空気圧を下回ってたりします。
パンクして欲しくない人ほど空気圧管理はしっかりとやりましょう!
更に自分でチューブ交換が出来るようになればパンクも怖くないですよ~!
自転車に乗る以上パンクはするもの、空気圧管理+落下物の注意+段差前原則+荷重移動をしてもする時ははしちゃうので(汗
何かブレーキの利きが悪くて・・・と感じる人はブレーキシューを見て見ましょう。
ゴムが減っていませんか?ブレーキシューは消耗しやすいパーツであり命に係わる大切な部分です。
いざという時に効かないと事故につながりますのでチェックしましょう。
ブレーキシューの残量は溝になっている部分で大体の判断は出来ます、この溝が無くなってきたら交換の目安です。
雨の日も乗られる人は消耗も早いので注意。
溝もあるのにスカスカな場合はインナーワイヤーが伸びている可能性があります。
新品のワイヤーは初期伸びが取れておらず、伸びてしまうことがあります。
その場合はブレーキレバーのアジャスターもしくはワイヤーの張り直しでメンテナンスをしましょう!
ブレーキレバーの先端部分を半時計回しにクルクルすれば先端が出てきて遊びを減らす事が出来ます、手前のCリングは戻り防止なのでレバー本体側に移動しましょう。
注意点はアジャスターは使いすぎるともげてしまうので使いすぎは注意です。
ブレーキシューが少なくなっていても携帯工具で作業可能です!
油圧のDISCブレーキはブレーキパッドの残量でスカスカにならないので注意が必要です。
ピストン部分で調整してしまうので油圧DISCの車体を乗っている人は目視でブレーキパッド確認をしましょう。
パッドが0.8ミリ以下になっているようなら交換時期でしょう。
合わせてホースの中にはミネラルオイルなどが入っていて、劣化をしてくると動きが悪くなったりします。
日々使っていると気が付かないのですが新しいミネラルオイルに交換するとタッチや引きが良くなります!
気持ちのいい自転車生活を送る為には変速機はしっかり動くのがベスト!
正常に動いているかの点検は、まずギアを初期位置(リアは一番重たい部分・フロントは一番軽い部分、一部例外有)に入れて変則レバーを1クリックして1段変速しているかを確認。
これを繰り返すだけです。
正常な状態であれば1回押して1段変速をしてくれますし、チェーンが落ちたり外れたり落ちたりせず動いてくれます。
動かない原因は大体は2つに分けられる事が多く、一つはブレーキと同じくワイヤーの伸び。
初期伸びが出てシフトレバーの命令が変速機に上手く伝わらなくなってしまっている状態ですね。
コレはシフトレバー&変速機のアジャスターで調整が出来るので良いのですが・・・
リアディレーラーハンガーが曲がってしまっているパターン、これが2つ目の原因です。
可動式ラックで押し込まれたり、右側に倒したりすると発生したりします。
目視で解るほど大きく曲がっている事もあれば若干曲がっていることもあり、そのまま使用してホイールに巻き込む大惨事に繋がってしまう危険な部分です。
正確に見るのには専用工具が必要となりますが無くても予兆を感じる事は可能なのでチェックしてみましょう!
ローギア(軽いギア)にしていくと「チャキチャキ」と音がする、ハンガーは内側に曲がる事がほとんどなのでこの症状が出ているのであればハンガー曲がりの可能性が大です。
ホイールに巻き込む前に修理をしましょう。
少し気が付きにくい部分なのですが大切な部分なので紹介します。
ブレーキを掛けながら自転車を前後に揺らしてみましょう、ガタガタしませんか?
ガタガタしていたらヘッドパーツが緩んでいるかも。
ヘッドパーツにガタが出ている状態で使っているとフロントフォークに負担を掛けてコラム部分を痛めてしまいます、最悪バキッと逝く可能性もあるので乗車前点検として見れるといいですね。
特にミドルグレードの車体(エスケープRX2・クイック3等)はカーボンコラムになっていますのでより危険性は出やすくなっています。
ヘッドパーツの調整は六角レンチだけで出来るのですが、ボルトを締める順番がありココを守らないといけません。
サイドのボルトを緩める→トップのボルトを締める→サイドのボルトを締める、ザックリ言うとこんな感じ。
緩みで起きる不具合は放置して改善されることはほぼ無いので増し締めをしなければなりません。
出先でも携帯工具1つ有れば調整出来ちゃいます!
と思われる人もいらっしゃると思いますので、そんな時は我々スタッフにお任せください!
上に述べた点検に関してはクイック調整コース(2,200円税込み)にて点検して、パーツの交換なども追加作業にて対応させていただきます。
大切な愛車を長く快適に使う為にも点検を怠らないようにしましょう!
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