ブレーキの異常は早めに対処しましょうというお話
by: 藤平悠介

最後にメンテナンスしたのはいつだか覚えていますか？

当ブログをお読みの皆様こんにちは！

新宿クロスバイク館の藤平です

自転車は消耗品の集合体

使用するうえで各部の交換が必要になってくるのですが、正直に言ってしまうと多くのユーザーがメンテナンス不足です。

特に消耗が早いパーツの一つがブレーキシュー（パッド）

擦れて動作する物なので当然削れていきます

ブレーキ周りは超重要だよ！

スポーツバイクは速度が出る乗り物ですし、「減速」という部分には機材の影響がとても大きく関わってきます

どんなに上手いライダーでも「効きが悪いブレーキ」ではしっかり止まれません。

コチラは当店で作業した自転車から外したブレーキシュー

雨天でも乗られる方だったためかなり摩耗して、レバーがスカスカになっておりほとんど止まれない状態でした。

驚く事にこの自転車をお店に持ってきた理由は「スタンドの取付依頼」

 ブレーキの状態が悪い事をお伝えしても「交換するとお金掛かるんですよね？」と渋めの反応

今回はスタッフの説得に応じて交換依頼をいただけましたが、自転車が減速しにくい事に問題を感じるユーザーは意外にも少ないんです。

道路交通法では「自転車の運転者は、内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがある自転車を運転してはならない。」と定められています

ブレーキが正常でない状態で公道を走行する事は、そもそも法令に違反してしまうんですね。

最近当店にも「ブレーキ異常による当て逃げの聞き込み捜査」で警察の方が来たばかり（※当店販売車体ではありませんでした）

自分を守るのはもちろん、他人に怪我をさせない為にもメンテナンスをしましょう

減っているのかよく分からないなんて方はお気軽に自転車店にご相談下さい。