【BROMPTON】ハンドル＆ワイヤー交換でドレスアップと嬉しい誤算
by: 鶴田紘平

ワイズロード新宿クロスバイク館の鶴田です。私の愛車は２２年式のBROMPTONなのですが少し前にメーカー様の展示会にてカスタムBROMPTONを見てこれは！というハンドルを見つけて実際に取り付けたのでご紹介します。

RIDEA　HBB90A1 HANDLEBAR

取り付けたハンドルはRIDEA　HBB90A1のシルバー 。
店頭にはブラックとシルバーを在庫しています。

もともと私の車体にはVENOのセットインライザーバーを付けていたのですがもう少し高めのハンドルポジションにしたかったので交換しました。品番に90とありますがハンドルクランプから90ｍｍアップします。もう1種類60ｍｍアップバージョンのラインナップもあります。こちらはVENOと同じくらいの高さになります。

 セットインライザーとの比較はこちら。

横幅がノーマルハンドルとセットインライザーバー540ｍｍに対して今回のハンドルは560ｍｍ幅になるので少しワイドなポジションとなります。

ハンドルのセンターが出しやすい

こちらのハンドルBROMPTON用ではないのですがハンドルセンターにプリントされている斜線をBROMPTONのクランプに合わせるとシンデレラフィットするんです。これはもはや専用品といっても過言ではないと思います。

ブレーキ＆シフトワイヤーもカスタマイズ

ハンドル交換と一緒にブレーキとシフトワイヤ―も滑らかな引きに定評のあるニッセンのSP31ワイヤーに交換しました。

 ニッセンSP31が優れていると言われている理由は素材の違い。

アウターケーブルの素材の違い

通常のアウターケーブルは鉄製で生産されていますがNISSEN　SP31はステンレス製を採用しています。ステンレス製は錆びに強いです。ブレーキアウターはポリエチレン製のインナーライナーが入っているのでブレーキの引きを軽くしてくれます。シフトアウターワイヤーは通常コンジットタイプ（縦に真っすぐ伸びているワイヤーが並んでいるタイプ）ですがNISSENのアウターワイヤーはコイルタイプ(バネ状)となっています。そのためワイヤーに柔軟性があり軽くてスムーズなハンドリングが可能となります。柔軟性があるので折り畳みを頻繁に行うBROMPTONにはうってつけの構造になります。

インナーケーブルの素材の違い

通常のインナーケーブルは19本のワイヤーを撚り合わせて構成されていますがSP31は商品名にもあるように31本のワイヤーを撚り合わせて作られています。そのため従来品よりもしなやかで柔軟性があります。高密度で撚り合わせているので初期伸びが少なく耐荷重にも優れていて取り付け後の再調整も少なくなっています。表面には凸凹を減らす研磨加工が施されていて耐久性の高いプラズマメッキコーティングもされているので低摩擦で耐摩耗性に優れた軽いブレキングやシフティングが可能となっています。

アウターケーブルのカラーも豊富でお好みに合わせてカラーを変えてドレスアップも可能です。写真はメーカー様から頂いたカラーサンプルですがこれ以外にもカラーはあります。わたしは今回クリアーブラックをチョイスしました。 交した感想ですが、忖度無しにこのワイヤーすごくいいです。ブレーキはノーマルケーブルと握り比べてレバーの抵抗感がなくスルスルと動きます。シフトもノーマルでも問題なく動きますがより反応が良くなった印象があります。

嬉しい誤算

ハンドルを変えて嬉しい誤算もありました。それはハンドルのしなりです。セットインライザーバーはハンドルの高さが低いのもありハンドルが固く走行中に握るとしっかり固定されている印象がありました。今回交換したハンドルは交換前より高いのでノーマルのMハンドルのようなしなりが感じられました。ノーマルのMハンドルはしなる事によって振動吸収性を上げているのですがハンドルポジションを下げているのに似たような恩恵が受けられるのは嬉しかったです。しなりは好みが分かれる所なので参考になれば幸いです。

交換後の全体像

最後にワイヤーとハンドルを交換した全体像を何枚か掲載します。

 アウターワイヤーと車体のカラーがマッチしていて個人的には大満足な仕上がりです。ハンドルも横幅が伸びました地面に接触することもなく折り畳みも問題ないです。ハンドルの前にカスタムしたNITTOのリアキャリアとも相性が良くてさらに愛着が出た1台になりました。

NITTOのリアキャリアを取り付けた時のブログはこちら

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最近はBROMPTONの人気が非常に高く当店でも品薄や品切れのカラーが多数あります。気に入った車体が見つかった時はお早めに確保する事をお勧めします。