かがくのちからってすげー！コーティングすると車体が汚れにくいんです。
by: 藤平悠介

いつも綺麗な君でいて欲しい（洗車が大変だから）

当ブログをお読みの皆様こんにちは！

新宿クロスバイク館の藤平です。

 

私事ですが、12/1に埼玉県で開催された松伏シクロクロスに参加してきました

会場の水はけが悪いようで数日間雨は降っていなかったのにそこそこ泥区間があり、参加者達のマシンは泥まみれになりました

そんな中「チェーン注油」と「コーティング」の効果を感じたのでご紹介いたします。

 

 

マシンが汚れにくいって良いよね

これは私のCXレースマシンであるFELT F85X

カラーはグロス塗装（ツヤ有）の紫色

過酷なオフロード競技を８シーズン以上こなしているのでそれなりに傷があります

 

上記した画像三枚はレースを走った後の状態

駆動系に関しては街中を走っている自転車よりも綺麗なくらいじゃないでしょうか？

これは前日に注油したオイルがしっかり仕事をしていますね

前年の経験や当日の天気予報から泥区間が有るとは思わずドライオイルを使ってしまったのですが、レース当日が雨でないなら多少路面がぬかるんでいてもこちらの方が正解だったかもしれません

 

 

パッと見あまり汚れていないとはいえ一応綺麗にはします

バーッとやってガーッとやったらええねん（？）

私の場合は洗浄後ベアリングやフリーボディのグリスアップを行うので問題無いのですが、あんまり適当にチェーンクリーナー掛けちゃ駄目ですよ。

 

 

今回レースに使用したこちらのチェーンルブ

E-BIKE用として販売されていますがシクロクロス用途に結構良い感じです

モーターのトルクが掛かる事を想定したオイルなので高トルクで踏んでいても滑らかな気がします

問題が有るとすればレビューしている私がオイルの違いを感じ取れるほど繊細なライダーではないという事くらいでしょうか？

 

フレームとホイールは洗車毎にコーティング剤を重ね塗りしているので防汚効果はしっかり感じられます

さすがに完全に泥付きを防止出来てはいませんが、同じレースを走ったライバル達のマシンに比べて汚れは少なかったと言えます

コーティング施工箇所は水洗いだけでもほどんどの汚れが落ちますが、コーティング出来ない部分（主にタイヤサイドとブレーキ周り）に付いた土は簡単に落ちないので洗剤は使いますしブラッシングもします。

 

 

 

 

コーティング剤には色々種類がありますが、被膜の強いガラス系コーティングは一度や二度の洗車では効果が無くなりません（※パーツクリーナーなど強いケミカルが付着すると効果が落ちる事があるので中性の洗剤を使いましょう）

ただし油脂系コーティングに比べ硬化時間など難しいポイントが多いのが難点です

コーティングの際は必ず説明書や注意書きを確認しましょう

塗布から何日間は水に濡らしてはいけないなどが記載されている場合がほとんどです。

 

どのブランドのケミカルが良いかなどは本来紹介するべきものだと思うのですが、私自身も未だ試行錯誤していて自転車用からカー用品まで手を出しています

車体の色や塗装の状態などからもオススメが変わってしまうためとても難しいですね

 

綺麗に塗るコツはいくつかありますが、下地の処理（脱脂など）が大きく影響します

グロス塗装（ツヤ有り）の車体ならコンパウンドなどで細かい傷などを均しておくとかなり綺麗に仕上がります

塗布時に使うマイクロファイバータオルはケチらず使うとムラになりにくいですよ。

 

 

マット塗装（艶消し）には必ずマットカラー対応のケミカルを使用しましょう

 

 

 

マットカラーへのコーティングは汚れが付きにくくなるのはもちろんですが、陰影がクッキリする事で全体の造形が良く見えるようになります。

 

汚れは汚れを呼ぶ

車体表面の泥汚れや駆動系の古くなったオイルは更なる汚れを付着させやすくしてしまいます

逆に、表面やオイルを良い状態に保つ事でハードなコンディションの使用でも汚れを拾いにくくなり、それは駆動の抵抗なども含めアドバンテージになるでしょう。

また、洗浄をする事でマシンのトラブルが発覚する事も少なからずあるのでレースなどイベント前に綺麗にする事がとてもオススメです。

当店にも最近コーティング剤が入荷していますよ

 

 

コーティングは施工前に車体を綺麗にする必要があります

当店では水道を使える環境が無い為洗車の作業は承っていませんが、やり方については過去に記事をアップしているので参考にしてみて下さい。

 

 

ご自身での洗車が環境的に難しいようであれば専門の業者も都内に複数あるので頼ってみるのも良いのではないでしょうか？

 

 

おまけ

記事の投稿が遅すぎて松伏翌週の秋ヶ瀬バイクロアも走ってしまったので使用した車体の洗車画像を置いておきますね

 

ドライコンディションだったので砂埃が付きましたがコーティングのおかげでフレームは水洗いだけでOKでした

そういえば後輪ホイールはこの間交換したばかりなのでコーティングを塗っていませんでした

後輪リムだけ砂の付着が多かった謎が解けました

 

 

 

タイヤには定番マックオフのピンククリーナーを使ってブラッシング

とはいえタイヤ表面なんてすぐに汚れるのでサイド側の土汚れがある程度落ちればOKです

 

 

駆動系はそこそこ汚れてました

通勤用のバイクをそのまま持って行ったのでレースでというよりは普段の汚れという感じですが

行き、帰りが自走だった事も含めオフロード走行をしたウェットルブなら許容レベルの汚れでしょう

 

さすがに10年物のバイクなので（※2014モデル）各部傷だらけですが、洗車して多少でも艶が戻ると嬉しいものです。