158

Vブレーキの車体にカーボンホイールを取り付けるには・・・?
by: 藤平悠介

 

都内でSSCX開催!?行くしかない!

当ブログをお読みの皆様こんにちは!

新宿クロスバイク館の藤平です。

 

今シーズンのシクロクロス東京のエントリーが始まってますね!

急な発表でかなり驚いたのですが、なんとSSCX(シングルスピードシクロクロス)のカテゴリを開催というサプライズ!

全日本CXでは二年連続で開催されなかった為、鬱憤の溜まったSSCX勢の歓喜の声が聞こえてくるようでした。

私もマシンを持っていきやすい場所での開催という事でガッツポーズをしながら即エントリーしました。

 

シクロクロス東京でのSSCXは、エントリー要綱に「シングルスピード(走行中にギア比の変更が出来ない)仕様の、シクロクロス競技のレギュレーションに則った車両を用いること」とあるため、ハンドル形状はドロップハンドルかつタイヤ幅は実測で33㎜以下である必要があります。

変速システムを一時的に無効にする事は難しくないので普段レースに使っているCXバイクを弄って走るというのも一つの選択肢ではあるのですが、せっかく出るならちゃんとシングルスピードらしい見た目のバイクで出たい!

そういった理由でオレンジ号(※下記リンクにて紹介)に走ってもらう事にしました。

 

 

 CX

オレンジ号の問題点

SS仕様で組み立ててありギア比もそのままで行けるオレンジ号ですが、一つ問題点があります

それはホイールのリム幅

 

手元に有った部品で適当に組み立てた都合上、装着されているCAMPAGNOLO ZONDAは懐かしのナローリム(C15)

装着しているグラベルキングSSは32C幅の物ですが、ノギスでの実測幅は30㎜ほどになっています。

 

↑現行ZONDAはちょっとだけワイド化していますが、これでも17㎜なのでCX用には若干細い。

 

ルール上の上限幅からだと3㎜も細い!

3mmという数値だけで見れば小さく感じがちですが、パーセンテージ換算なら10%近い差なので大きな問題です

砂セクションではタイヤ幅とエアボリュームは命綱!

レースまでに修正しなければいけません。

 

幸い私の手元には別のリムブレーキCXバイクがあるので、そちらからちょうどいいサイズのホイールとタイヤを拝借する事にしましょう。

 

↑ホイール拝借元の車体の記事

 

 

問題はドミノ倒しに

リムブレーキ車のホイール交換は本来そんなに面倒な作業ではありません

車輪を外し、歯車(スプロケット)を脱着し、フレームに取り付けたらブレーキや変速の微調整をするだけ

 

しかし、今回はアルミリムからカーボンリムへの変更

ブレーキシューもカーボンリム用に交換する必要があります。

 

そこで問題になってくるのが、オレンジ号のブレーキ

この車体にはVブレーキを装着しているのですが、Vブレーキに対応するカーボンリム用ブレーキシューというのは基本的に無いんです。

 

考えうる対応策は、ブレーキ本体ごと他車体から借りてカンチブレーキに交換してしまう事

しかし、オレンジ号に装着しているブレーキレバーはV用の引き量の為カンチブレーキには対応出来ません

レバーを交換するとなるとバーテープの巻き直しなどとても面倒な手順が増えてしまうんですね。

 

もっと簡単な手段はないものか・・・と考えたうえで今回ご紹介する商品に辿り着きました。

 

 

TIOGA 453CV-2

Vブレーキキャリパーにロードバイク用のカートリッジブレーキシューを装着出来るというニッチな製品

本来はVブレーキ用の長いシューが相性の悪い小径車などに使用する事の多いパーツです(DAHON K3などにオススメなので当店にも通常在庫しています)

 

 

上記の通りロードバイク用のカートリッジブレーキシューを装着出来るので、カーボンリム用のシューも取り付けが可能です

 

 

取り付けの注意点ですが、シュー本体の厚みが一般的なV用よりもかなり厚い為にワイヤ―周りの調整もしくは交換が必須

また、ワイドリム+このシューで組み合わせるとフォークやフレームとの干渉や、ブレーキ本体の稼働範囲がギリギリの場合があります(今回のオレンジ号ではフロントの取付がかなりギリギリでした) 

 

 CX

そういうわけでオレンジ号カーボンホイール仕様

ホイールの走行性能というものは素材だけでは語れない部分なので、カーボンリム=高性能というわけではありません

今回はミドルグレードのアルミホイールからエントリーグレードのカーボンホイールに交換という事で、リムハイトや幅の違いなどもあり重量は100グラム程度しか変わっていません。

 

乗り味はリム幅が上がったことにより同じサイズのタイヤでもエアボリュームが大きく、クッション性や安定性がUPしたのでとても乗りやすいです・・・が、まぁライダーが鈍感なので誤差ですね(笑)

 

何より大きいのは見た目の変化

当社で取り扱いの無い物なのでフレームの詳細は省きますが、クロモリの細身のフレームにちょっとリムハイトのある(38mm)真っ黒のホイール、タイヤを履かせるとかなり攻撃的な印象

今までがカラータイヤでポップな印象だった事もあり「え?君そんなバイクだったっけ?」と持ち主が困惑する程の変化です。

 

↑今回のホイールに性能や価格が近いもの

まだレースに向けて若干弄るポイントはありますが、シクロクロス東京が楽しみ♪

【気になることはチャットで簡単解決】

商品の選び方、仕様、愛車にあうのか…など気になることがあればチャットで質問してみてください。全国のワイズロード店舗から選ばれた知識・経験豊富なスタッフがチャットでお答えします。お気軽にご相談ください。

チャット相談を見てみる >>

納車前整備で初期不良が発覚した場合について

 納車前整備で初期不良が発覚した場合、

同一商品をメーカーから手配いたします

在庫状況により同一商品の手配に数日~数か月かかる場合がございます。

長期間の場合は、商品変更やキャンセルを承ります。

 また、小キズ等の乗車に支障の無い初期不良に関しては、

若干のお値引きでご対応させていただく場合がございます。

万一の際は、大変ご迷惑をお掛けしますが

何卒よろしくお願い申し上げます。


 

ワイズロード新宿クロスバイク館では

アルバイトスタッフを大募集中です!

 

自転車に興味のある方未経験者の方でもOK!

 

ちょっとでも気になったら画像をclick!

 

アルバイト募集

yso

 

乗換キャンペーンポスター

fb-crba

Click!!!

新宿CR案内地図バナー

新宿CRSPHP案内バナー_01

http://ysroad.co.jp/shinjuku-crossbikekan/