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普段身を削ってくれているけど目立たない部品の話
by: 藤平悠介

ブレーキローター

 ここ摩耗してませんか?

当ブログをお読みの皆様こんにちは!

新宿クロスバイク館の藤平です

 

自転車という乗り物は全体が消耗品なのですが、その中でも減りやすい部品と言えばブレーキ周り

スポーツバイクの業界ではここ数年ディスクブレーキが全盛の時代となっており、当店で在庫しているクロスバイクでも七割以上がディスクブレーキ搭載のモデルとなっています

今まで一般的に採用されていたリムブレーキのシステムに比べ摩耗するまでの距離は長くなりますが、その分ユーザーが消耗しているかの判断がしにくくなっているというのも事実

今回はディスクブレーキの中でも分かりにくいブレーキローター摩耗のお話

 

そもそもブレーキローターってどこ?

 

ディスクブレーキの”ディスク”の部分です

制動だけでなく放熱や異物(土や水など)の除去なども担う重要な部品で、ディスクブレーキはこの部品をパッドで挟む事で車輪を減速させています。

 

ブレーキローターの交換頻度は?

各メーカー摩耗限界数値を定めているのでマニュアルを確認しましょう(SHIMANOは基本的に1.5㎜以下で交換)

組み合わせるブレーキパッドの種類や使用コンディションなどによりマチマチですが、パッドの交換2~3回に一度程度のローター交換がオススメ

通常であれば6,000~8,000㎞程度が目安でしょうか?

 

ディスクブレーキ

雨天やオフロード走行など過酷なコンディションで使用すると摩耗が早くなります(こんな状態になってもしっかり止まれるのがディスクブレーキというシステムの優れている点でもありますが)

 

ディスクブレーキ

また、摩耗に関係無く「歪み」で交換になる事も多々あります

この症例が特に多いのは小径車

ラック式の駐輪場でローターと駐輪ラックが接触して曲がってしまっているようで、車重の有るE-BIKEでは症状が酷い傾向にあります。

 

目視や触診で制動面とアーム部分に段差が出来ている場合は要注意(※触診の際は怪我に注意し、油分を付着させないよう気を付けましょう)

 

ディスクブレーキ

これは当店で作業した自転車から外したブレーキローター

元の厚みは1.8㎜ですが、明らかに段差が出来る程摩耗していた為交換になりました。 

 

ディスクブレーキ

同じ物の新品と重ねると全く厚みが違うのが分かりますね

メーカーの想定しないレベルまで削れてしまうと強度面などの問題が発生するため危険です。

 

カスタムパーツとしてもいいぞ

消耗した部品の交換というのは安全な走行に欠かせないですが、せっかくならアップグレードや見た目のカスタムなども楽しんでいただきたいところ

表面の穴のサイズや剛性、表面加工などで制動時のフィーリングも変わりますし、ローター径を変更すれば制動力のコントロールも可能

 

私はブレーキの当たり始めに強めに効いて欲しいタイプのライダーなので、自分のバイクには一般的な完成車に採用されている物よりも1サイズ大きいローターを使っています

 

 

メーカーによってはスパイダーアーム(ディスクの根元側)や固定金具に色を付けてくれている物もあるのでカラーカスタムも楽しいですよ。

 

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