2018/10/04 13:06
出先での不運なトラブルや、日々のちょっとしたメンテナンスに。
一つ持っておくと何かと心強い携帯工具。
でも、実際にこれ一本でどこまでカバーできるのでしょうか。
ちょっと確認してみましょう。
〇TOPEAK X-TOOL+ ¥1,700-+TAX
95×30×18mmのコンパクトサイズに11機能を備えたX-TOOL+。
内訳は
8・6・5・4・3・2.5・2mmのアーレンキー(六角レンチ)。
T25・T20 のトルクスレンチ。
PH2のプラスドライバー。
と、価格を考えればなかなかの充実度。
では実際に「TREK FX2 DISC(¥60,000-+TAX)」でどのくらいまで
使えるのかを検証してみます。
ステムキャップやハンドル・コラムのクランプボルトは4mm。
ブレーキレバー・シフターの固定ボルトは5mm。
リフレクタ―はプラスネジ。
ステムの上げ下げやハンドルバーの角度調整。
ブレーキ・シフトレバーのポジション調整もこれで可能に。
ディレイラーの固定・シフトワイヤーの固定は5mm。
ハイ・ローストッパーの調整はプラスネジ。
クランクの固定は8mm。
ボトルケージボルトは4mm。
各部の増し締めや変速の調整にも十分使えます。
6mmと組み合わせて使える8mmが付いているのが地味に嬉しい。
シートピラーのクランプボルトは4mm。
サドルを固定するヤグラのボルトは5mm。
ペダルの取り付けは6mm。
実際に乗りながらサドルのベストな位置や角度を探せます。
ディスクブレーキ本体のおていはは5mm。
ディスクローターはT25のトルクスボルト。
パッドのタッチへのケアもこれで大丈夫。
以前ご紹介したパナのタイヤレバーより短いのでサドルバッグにも楽々収納。
逆にこれ以上小さいと、持ちにくかったり力が入れづらかったりして
実際の作業性がかなりスポイルされてしまいます。
とはいえあくまでも「携帯」工具なので、腰を据えたメンテを行う場合には
きちんとした工具セットがあった方が作業の精度面でも安心です。
ただ、出先での調整程度ならこれでも一つで結構こなせてしまいそう。
(前提条件として、その作業を熟知していることは必要ですが)
コンパクトなサイズに秘めた機能性。
自転車趣味を楽しむなら、ひとつ備えておきましょう。