2021/11/30 14:07
11月17日、お取引先メーカーの皆様にご協力いただき第9回ワイズロードスタッフ試乗会に参加してまいりました。
ご協力いただいたメーカーの皆さま、ありがとうございました。
電動アシストを中心に試乗した中でオススメ車体をご紹介します。
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ヤマハ発動機が展開する本格e-MTB シリーズYPJ-XCとMT-PROを試乗したのでご紹介します。上の黒い車体がYPJ-XC価格385,000円、下の青い車体がMT-PRO価格660,000円になります。
YPJ-XCとMT-PROで何が違うのかを比較してみました!
トップチューブを上から見た写真になりますが見てすぐに決定的な違いが分かるかと思います。XCが1本のフレームに対してMT-PROはトップチューブが2分割されています。MT-PROのフレームはオートバイで培った技術にインスパイアされた独創的なデザインを採用していてDual Twinフレームといいます。
XCが27.5×2.25に対してMT-PROは27.5×2.8と太いタイヤが付いています。MT-PROはXCより本格的な悪路を走ることを想定していることが伺えます。
XCのFサスペンションはROCKSHOX RECON GOLD 120mm、MT-PROのFサスペンションはROCKSHOX YARI RC boost 160mm、MT-PROの方が40mmストローク量が多いのでよりショックの吸収力に優れています。
XCがSHIMANO SLX外装11段変速の11−42TにたいしてMT-PROがSHIMANO DEORE XT外装11段変速の11-46TでMT-PROがよりワイドレシオ設計になっています。
XCは最長走行距離210km、バッテリーが取り外し可能な形状にたいしてMT-PROは最長走行距離197km、バッテリーはフレームと1体型で基本的にバッテリーを外しての充電は想定されていません。フレーム形状はXCがハードテールに対してMT-PROはRサスペンション付きです。
XCはノーマルシートポストに対してMT-PROはドロッパーシートポストが装着されています。
同じ油圧ブレーキながらXCはSHIMANO SLX油圧式ディスクブレーキ 180mm MT-PROはMAGURA MT Thirtyの203mm大径ローターがついています。
XCはYPJシリーズの中で小型軽量でありながら、パワフルなアシストを生み出すドライブユニットPW-Xを採用しています。もともとはシリーズ最小最軽量でしたがMT-PROに搭載されたユニットPW-X2の登場でMT-PROのユニットが現在のシリーズでは最小最軽量となりました。PW-X2のすごいところは最小最軽量なだけではなくクワッドセンサーシステムという機能を搭載していて、スピード、クランク回転、ペダリングトルク、角度の4つのセンサーから得た情報を瞬時に演算し、ライディングコンディションを正確に把握します。クワッドセンサーシステムのおかげでMT-PROのみアシストモードの中でオートマチックアシストモードが搭載されています。オートマチックが選択できるのはエコモード、スタンダード、ハイモードの3つのみですが凄いです。実際に走った際に自分でアシストを切り替えなくてもペダルを強く踏み込むとアシストがハイモードに、平坦な道でゆっくり走ると自動でエコモードになっていたのですがフィーリングがすごく自然でオフロードでの様々な路面にアシストが瞬時に対応してくれるので自分で切り替えなくてもオフロードを楽しめる仕様です。
上がXCのジオメトリ、下がMT-PROのジオメトリとなります。
現状YPJシリーズはメーカー入荷が少なく入荷してもすぐに無くなってしまうのでご予約頂くことをお勧めいたします。
YPJ-XCとMT-PROは同じe-MTBですがサスペンションのストローク量やリアサスの有無によって走り心地が全く違う自転車でした。XCはハードテールなのでキビキビ動く印象、MT-PROはリアサスの恩恵もあり車体が地面に張り付いて安定感が増している印象を受けました。現在関東のワイズロードでMT-PROをご注文頂けるのはProShop認定を受けている新宿アーバン店のみになります。購入をお考えの方は新宿アーバン店でご相談を承りますので宜しくお願い致します。