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2024/03/05 08:40
【CASTELLI】ALPHA DOPPIO ROS JACKET
暦の上では3月になりましたが、未だに気温が10℃を下回る日が続いています。夜間5℃以下の環境では、厚手のインナーウェアにウィンタージャケットを着込んで走っていましたが、その日の気温を予測して毎回出掛けに適切なウェアを選択するのも難しく、日中は暑すぎたりするなど困った問題が。という訳で今回私が購入したのがコチラ。気温-5℃まで対応する、カステリラインナップ中最強のウィンタージャケット「ALPHA DOPPIO ROS JACKET」。ジッパーの開け閉めで体感温度を調整できる斬新な2層構造デザインで、冬用アウターウェアのド定番となった「ALPHA ROS 2」の後継モデルとなりますが、一体どこが変わったのか。
モデル名のROSは「Rain or Shine」の略。アウターレイヤーには優れた防風性・耐水性を持つ「GORE-TEX INFINIUM WINDSTOPPER 150」を使用しており、晴でも雨でも快適なライドを行うことが可能です。
ウィンターグローブで上から覆えるように、袖はかなり長く作られています。すきま風が入らないので暖かいですが、腕時計型デバイスを使いたい場合は袖を捲る必要が。
鍵など小さなものを入れておくのに便利なフロントポケット付き。
基本的な構造は前モデルと同じ。インナーレイヤーはアウターに縫い付けられており取り外すことはできませんが、状況に応じてジッパーを開閉することで温度調整が容易に行えるようになっています。
「ALPHA DOPPIO」ではこのインナーレイヤーが「Polartec Alpha Direct」に進化。
こちらが前モデルの「ALPHA ROS 2」。インナー素材がサラッとした手触りのものから、より空気を溜め込みそうな質感のものに変わっています。重量は525g→494gとわずかですが軽くなっているのも嬉しいですね。
2月某日。気温5℃程度の夜間に着用して走ってみました。通勤だったのでそれ程強度を上げて走っていたわけではないのですが、これ位の気温では前を閉めて走っていると少し汗ばんでくるくらい。インナーレイヤーを開放して走ったところ、適度に冷気が入り込んで良い感じで走れるようになりました。0℃を下回る初日の出ライドの時などは、アウタージャケットを無理矢理2枚重ね着とかしていたのですが、このジャケットならインナーウェアに厚手のものを選べば、1枚でも対応できるのは間違いないと思います。
コンビニ休憩の後、走り出した直後は少し寒さを感じましたが、厚着をして走っていた時に比べると「汗冷え」もそれ程しておらず、すぐに快適な状態に戻ることができました。インナーには同じくカステリの薄手秋冬モデル「PROSECCO BASE LAYER」を着て走りましたが、ちょうどよい選択でした。やはり冬場のウェア選びは適切なレイヤリングが何よりも大切ですね。
今回は夜間の視認性を高めたかったので、暗闇でも目立ちそうな「RED ORANGE」を選んでみました。普段着るには派手過ぎる気もしますが、通勤・通学などで夜間も乗る人は目立っておいて損はないと思っています。
背面ポケットや肩回りに反射材が使われているので、暗めのカラーでもそれなりに目に付くように配慮されています。
168cm/58kgの私はいつも通りSサイズを選びましたが、フィット感はウィンタージャケットの中でも比較的ゆったりとした着心地に感じました。着れそうならあえてワンサイズ下を選んでみるのもありかもしれません。
ウィンタージャケットは夏用ジャージに比べて高価に感じますが、生地が丈夫なため耐久性が高く、数シーズン使いまわせて意外と経済的。シーズンの切り替わり前は特価で購入できるので、来シーズンに向けて準備しておくのも良いかと思います。これ一枚持っておくだけでとりあえず色々な気温に対応出来るので、高価なウェアを複数揃える余裕がない人にも、とりあえずオススメできる一着です。