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【試乗インプレ】TYRELL全モデル・試乗してきました!「BASIC LINE編」
by: 金澤 義彦

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【試乗インプレ】
TYRELL全モデル・試乗してきました!
「BASIC LINE編」


某日某所、ワイズロードのスタッフ向けに各取引先様のご協力をいただき、ワイズロードスタッフ向けの社内試乗会が開催されました。
いろんなバイク・パーツを間近で見て、触って、乗って、貴重な体験をさせて頂きました。

各スタッフが様々な思いのもとに動いていたのかと思いますが、私金澤は現在上野本館で注力しているブランドのひとつ、
「Tyrell(タイレル)」を紹介するため、全モデルの試乗をしてまいりました!
(※おそらく全モデル試乗したスタッフが私が唯一でしょう)

というわけで、「金澤さん、今日ずっとTyrell乗ってね?」といろんな方に言われながらも乗り続けたTyrell全モデルを紹介させて頂きます! 
(※ちなみに私自身、古いモデルではありますがTyrellユーザーでもあります) 

なお、フラッグシップモデルのFCXにつきましては、現在ワイズロードでは取り扱いが無い為紹介を控えさせていただきます。
(いつか取り扱いを始めたい!とは思っておりますので、実現の暁には改めて紹介させていただきます)


 

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今回紹介するのは「BASIC LINE」と称されるグレード。
「製造を台湾の協力工場に委託し、最終検査のみを国内自社工場で行う」といった工程でつくられた製品群です。

具体的には
・LOOX
・SRV
・IVE
・FXα
・FXα SPL
が該当します。


LOOX

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(※カスタムサンプルとして「タイヤを交換」・「リアキャリアを取り付け」してあります) 

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デフォルトの状態はこちらですね。
車体重量はこの状態で10.0kg、販売価格は¥165,000。

モデル名は「ルックス」と読みます。
Tyrellテクノロジーをお求めやすい価格で体感できる一台。
Vブレーキ+太めのタイヤも履ける広めのタイヤクリアランスを有するクロモリフレームのミニベロです。

また、カスタムベースとしての面白さもありそうです。
Vブレーキやコンポーネントを手持ちの上位グレードのものと交換したり、タイヤを太くしたりといったカスタムが定番でしょうか。 

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今回カスタムサンプル車として用意されていたのは、タイヤをパナレーサー・HP406(20×1.75)に交換済みの車体でした。

デフォルトが1.5インチ幅なので0.25インチ(約6mm)ほど太くなったことで安定感はかなり増した印象。
少しぐらいの段差も気にならず、個人的にこのカスタムはアリだと思います!! 

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もうひとつのカスタム例として、MINOURA製リアキャリアを搭載。
 ・・・という事はいわゆるグラベルツーリングカスタム的なものですね!?

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クロモリ製フォーク+テクトロ製Vブレーキ。
ブレーキは最初からシマノ製Vブレーキに換装するのがオススメ。 

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マイクロシフト製・フロントシングル&リア8段のコンポーネントを採用。 
今回採用されているグレード「R8」はシマノロード系8速コンポと互換があるようですので、RDやシフターをクラリスに換えたりするのも面白そうです。 


Tyrell独自のフレーム形状「スラントデザイン」が織りなす高剛性は、下位モデルでもしっかり受け継がれており、とっても乗り易い印象を受けました。街乗り用途がメインであればとってもオススメです!

また、カスタムベースとしての懐の深さも感じ、いろんなパーツを足したり交換したりでアナタ好みのバイクを作りやすい点も魅力。
(モデル名のLOOXのロゴの「OO」がくっついたデザインをしているのですが、それは「カスタムの可能性が無限大(∞)」という意味も込めているそうです) 


SRV

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SRV ¥184,000

お次はアルミフレームのミニベロ「SRV」。 
フロントシングル・フルカーボンフォーク搭載で、車体重量は8.3kg!
シンプルな構成・軽量な車体・お求めやすい価格がウリです。

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LOOXと比べると「車体が軽い」「タイヤが細い」点から、軽快なライドが楽しめるバイクです。いわゆるスポーツ系ミニベロですね。
Tyrell伝統のスラントデザインはもちろん搭載。横方向のねじれを少なくし、ペダリングパワーが逃げにくい! 

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リアステー周りがちょっと独特。
シートチューブをシートステーで挟む構造をしており、これにより後輪から来る振動を直接サドルに伝わらせないようにしています。
これにより、アルミとは思えない乗り心地の良さを実現。

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フロントフォークはフルカーボンフォーク。
上位モデル「PK1」や「CSI」と同じフォークを採用しています。 

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コンポーネントはサンレース製、フロントシングル×リア8段。
こちらもLOOX同様カスタムがしやすい構成になっており、フロントダブル化も視野にいれた設計。 
「いつでもダブル化できます!」と言わんばかりにワイヤーリードやアウター受けも付属してます。 


LOOXに比べると軽量でタイヤも細いので、どちらかと言えばスポーティな乗り味のある街乗りミニベロ、といった印象です。
走り出しもとっても軽く、街を軽快に走るのにオススメ!
また、ダボ穴はLOOXに比べて少ないので、キャリアをつけたり荷物を積んだりといった使い方はちょっと苦手。

LOOXとSRV、どちらもTyrellラインナップでは同価格帯ではありますが、
・より軽快に走りたいなら軽量モデルのSRV
・安定感が欲しいのならタイヤ太めのLOOX
といった住み分けができているようですね。

また、どちらもカスタムベースとしても優秀なので、いろいろカスタムするのも面白そうです。
(個人的にはフレームセット販売があったら嬉しいなぁ) 


IVE

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(※オプションパーツのリアキャリア(別売)をサンプルとして装着済みです)

IVE ¥220,000

Tyrellのフォールディングバイクといえば20インチの「FX」シリーズが代表的ですが、IVEは18インチを採用。
小さいホイール径にすることで、Tyrellラインナップの中で一番小さいサイズに折り畳むことができます。
フェンダー(泥除け)を搭載していたり、FXシリーズに比べると太めのタイヤを装着しているあたり、メイン用途としては街乗り。

同じTyrellフォールディングモデルでも
・スポーツライド用途のFXシリーズ
・街乗りや気軽な輪行用途のIVE
といった感じに性格分けされているようです。

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シマノ製Vブレーキを標準装備。
アームの剛性が高いのでカツーンと効く良いブレーキです。 

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コンポはシマノクラリスをメインに、フロントシングル・リア8段 。

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ハンドル周り。
IVEは乗り易さを重視している自転車なので、ハンドルポジションはけっこう近め。
楽なポジションで楽なポジションを楽しむことができます。

(上野本館にはIVEとFXαの試乗車のご用意がありますので、両方乗り比べて頂くと分かりやすいかと思います) 


FXシリーズと比べると、ハンドルは近い・高いとかなり楽なポジションで乗る事ができ、フォールディングサイズも小さいので電車や車に載せるのもやりやすい。

気楽に街乗りを楽しみ、時には電車輪行や車載で観光地を軽くライド、そんな乗り方が楽しそうな一台です。


FXα・FXAα SPL

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(※ボトルケージ&ボトルはサンプルですので付属しません)

FXα (フラットハンドル仕様)
¥221,500

Tyrellを代表するモデルといっても過言ではないでしょう「FX」。
現在はラインナップからドロップしてしまったFXを、よりリーズナブルにしたバイクが「FXα」です。

FXα SPLはFXαフレームがそのままに「フロントダブル化」「コンポーネント・BB・ホイールなどのアップグレード」を施したアップグレードモデルになります。
そういった仕様なので、今回はFXαとFXα SPL をひと纏めにして紹介させて頂きます。

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ラインナップとしては

FXα
フラット・SORA仕様のみで¥221,500。
FXα SPL
フラット・TIAGRA仕様が¥315,920
ドロップ・105仕様が¥334,070です。

(※上位モデルと違ってフレームセットやコンポレス仕様などはございません) 

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ホイールはTyrellオリジナルのAM-6・・・?
あれ、たしかFXαは下位グレードのAM-3(※FXα SPLはAM-6です)のはずでは、と思い調べてみましたが、本日現在FXαのメーカー在庫はこのカラー、マスカットグリーンのみで他のカラーは全て完売しております。
(次のFXαが登場するのか、はたまた新しいモデルが出るのか・・・?)

唯一在庫があるマスカットグリーンのみ、ホイールがアップグレードされて出荷されるようです!もちろんお値段据え置き!
ちなみにこのAM-6というホイール、上位グレードの「FACTORY LINE」3モデル(FSX、CSI、PK1)とも同じホイールです!

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FXシリーズとしては末弟にあたるFXαですが、走りは本物!
剛性の高いフレームは「フォールディングバイクに乗ってる感」、具体的にはフレームのねじれ等で力が逃げている感が全然なく、 ミニベロにしては長めのホイールベースは高い安定感を生み実に乗りやすい!

より高性能なフォールディングレーサーを求めるならばもちろんFXα SPLやFSXなどをお勧めしますが、
個人的にはFXαでもじゅうぶん楽しい!

上野本館にはFXαの試乗車がございますので、気になるアナタは是非乗っていただきたい!
乗っていただければこの言葉をわかっていただけると思います! 

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