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2024/12/20 12:42
今回は、KHSの折り畳まない輪行系ミニベロをご紹介致します。
187,000円(税込)
このバイク、一見普通のミニベロですが、実はハンドルコラム部がクイックレバーによるワンタッチ脱着式となっており、外せば簡単にサイズ感を小さくすることが出来ます。同じくクイックレバー脱着の前輪も合わせて取り外し、オプションで用意されている「ハンドルコラム取付アダプターP用」「ホイール取付アダプター」を使うと、きれいに纏めることが出来る設計となっているのです。
↑ KHS公式カタログより
それを、この図のように専用リュック型輪行袋に入れると、背中に背負うことが出来るんです!殆どの輪行袋は肩で担ぐ方式ですが、それだとどうしても重さがズシッと響いてきます。本モデルの車体重量はカタログ値で11.1kg。軽々と、という重さではありませんが、こうして背中で背負えると、体感は明らかに楽になります。折り畳み自転車よりは袋が大きいですが、縦に細長いので、実際の取り回し時はそれほど場所を取りません。ナルホドその手があったか!な輪行スタイルですね。
フレームはTANGEのダブルバテッドクロモリ。しなり、バネ感のある乗り心地で、長距離では快適性に明らかな差が出てきます。フレーム部は折らないので、それによる重量増は無く、強度はしっかり、シルエットはすっきり。
更に、KHS独自機構「ソフトテール」を搭載。これが、チェーンステーのしなりを過不足無く受け止めます。この「過不足無く」というのがポイントで、見た目のイメージ通りにクッション機構として働くというだけでなく、必要以上にチェーンステーが動かないよう押さえ込む働きもしてくれます。そのおかげで路面に対して常に後輪を押さえつけることとなり、トラクション効果を発揮します。シンプルイズベストなアイデア機構ですね!
ホイールは、一般的によく出回っている小径車規格の中では最大級となる20インチ(ETRTO451)を採用。車体全体のサイズ感を抑えつつ、走りの伸びを狙っています。
変速周りは、フロント55×42T、リア11-28T(9段)の18段を装備し、十分なギア比をカバー。普通の車道舗装路シーンであれば、ほぼこれでこなせます。
長距離や登坂時の快適性に大きな威力を発揮するドロップハンドル。変速操作は一般的なロードバイクと共通のSTIレバーで、取り扱いしやすくなっています。
しっかり走れる小径ロード×担ぎやすい輪行パッキング、という持ち味の掛け算を活かして、どんどん遠征して軽快サイクリング!が楽しい自転車です。輪行の担ぎが辛くて、少しでも軽い折り畳み自転車を探すも、走行性が今一つだったり、高価すぎたりで、決定打に巡り合わない、という声がよくありますが、それなら発想の転換な輪行法を取るこのP-20Rを、検討材料に加えてみてはいかがでしょうか!