日本最大級のスポーツサイクル専門店!入門者にも丁寧に接客いたします!
2025/05/01 12:00
※掲載している写真は全て最大限周囲に気を配り、安全に配慮して撮影しております。
ビワイチ
それは滋賀県に位置する日本一の湖”琵琶湖”を周回するサイクリングの事。
神奈川県に在住する、とある男が約6年共にした相棒とのラストランを迎えようとしていた。
……
…
てなわけで、皆様こんにちは。
ワイズロード上野本館の湯浅です。
突然ですが、皆様にはこの数字がどのように映りますか?
これは私が6年間の苦楽を共にした相棒”PINARELLO DOGMA F8”との最後のサイクリング、ビワイチの走行距離です。
私はこの数字に、DOGMAとの最初の一漕ぎからの思い出全てをぶつけました。
(↑:山梨へのサイクリングにて)
今回の旅は4/9に移動、4/10にサイクリング、4/11に帰宅の計3日間で行ないました。
それぞれどう過ごしたかも含めてお送りいたします。
12:51の新幹線を予約していたため、自宅にてギリギリまで準備を整えていました。
過去に帰省した際にヘルメットを忘れサイクリングを断念した経験があるため、細心の注意を払いました。
輪行袋にフレームを入れ、ホイールバッグ。リュックサックには念のための工具とケミカル、着替え、ビンディングシューズ等しっかりと詰め込みました。
私「忘れ物は無いな!?」
「ヨシ!」
最寄り駅まで荷物を抱え15分、徒歩移動です。
やっとの思いで新横浜駅へ。
フラッグシップマシンとはいえ、乗るのと運ぶのでは感覚が大違い。
休憩がてら待合室で、まだかまだかと久しぶりの新幹線に胸が躍ります。
いてもたってもいられずホームへ。
やっと来た!
やっと、とは言いますが私がせっかちな性格であるだけです。
日本の新幹線は時計よりも正確なのです。
新幹線には「特大荷物スペースつき座席」たるものが存在します。(ご利用の路線次第で無い場合もあります。)
輪行旅であれば「特大荷物コーナーつき座席」よりもおすすめです。
座席は号車の最後尾固定ですがその後ろのスペースを丸々荷物置きスペースとして使うことが許されています。
最大5人で2つのスペースを共有するので気を配りながら利用しましょう。
私は今回、幸いにも人々の優しさにも恵まれ、通路に大きくはみ出ることなく、うまく協力し合うことができました。
そんなこんなで約2時間、経由地点である滋賀県の米原駅に到着。
新大阪まで行ってらっしゃい!
一方私は琵琶湖線で大津市を目指します。
20分以上待ちです。
東海道線
横浜から1本コレでも来ることが出来る…?※出来ません
軽く腹ごしらえ。
私の三大好きなおにぎりの具は、イクラと昆布とおかかです。
もぐもぐタイムを終え乗車です。
西日本の電車は全てではないかもしれませんが、座席が進行方向を向いています。
以前より大阪や京都へ友人とよく旅行していたので、少し慣れてきました。
とはいえ大きな荷物の責任感から、座ることはないのですが。
長閑な風景と地元の風景がたまに重なります。
約1時間。
大津駅 着
湖へまっすぐ伸びていく道。圧巻です。
さて今回のホテルの部屋は14階の最上階。
高いところは割と結構かなり苦手ではありますが景色はまた素晴らしき。
チェックイン後、部屋の中では特にやることがなかったので早速観光です。
駅からホテルに向かう途中ですでに気になっていました。
頭上を行き交う電線の数々。
これは京阪電車の京津線が使用するもの。
びわ湖浜大津駅
ここから右へ京津線と左へ石山坂本線が伸びています。
路面電車である区間はこの辺りのみ。それぞれいくつか進むと通常の線路に変わります。
生活圏内の神奈川や東京では珍しいのではないでしょうか。片手で数えられる程しか見たことがありません。
さらに歩を進め今回の舞台、琵琶湖。そしてスタート地点の大津港へ。
明日、ついにDOGMAとのラストランを迎える。
前日にもかかわらず、思い出が少しだけ蘇ってきました。
もちろん非常に楽しみであり不安も感じています。
今まで果てしない距離を走ってきたと考えるとそれに対して明日はたったの180km。
事故や大きなトラブルを起こさないように有終の美を飾ります。
いざ。
周辺をふらふらしたり、ホテルで適当に過ごしてあっという間に夜です。
明日に備えてラーメンを食べます。
天下ご麺
滋賀県大津市浜大津4-7-35
こんなに食べやすい鶏塩ラーメンがあっていいのか、と一口食べて感動しました。
特に印象に残ったのはハッキリとした黄色い鶏油。
うまみが極限にまで引き出されており、スープをすべて飲み干すまで味わい素晴らしく、食後の余韻も◎。
自家製の細麺は20番台中~後半でしょうか?束ねて食べたのならスープや鶏油がしっかりと絡みます。
しっかりと腹ごしらえをしたのならば、余計なことをせずホテルへと戻ります。
(暗いせいか下手なのかピント合わず。)
やっぱりホテルのベッドは良いものです。
私がなぜDOGMAのラストランにビワイチを選んだのか。
もちろんレースで終わりたいという思いもありましたが、職業柄土日開催のイベントに出るのが難しい(休みを取ってはいけないルールはありません。)ことや今まで出ていたレースが開催終了していたことも重なりました。
また、好きな芸能人の出身が滋賀県であり非常に興味を持っていたのもそうですが、そもそも私にとってのサイクリストの聖地が琵琶湖であったのです。
かねてより行なっていたカスイチやワンイチもそう。〇〇イチの原点にして頂点が私にとってビワイチであったのです。
実は2年ほど前、いつか行なうであろうビワイチに備えて車で琵琶湖を一周はすでに行なっていたのです。
車ですら朝から晩まで走り続けました。(観光あり)
そんな琵琶湖を今回は”ラストラン”という形で迎えました。
次回はビワイチ当日編。
一筋縄ではいかない厳しいサイクリングとなりました。