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【レースレポート】トライアスロン発祥のTTイベントで50kmタイムアタックしてきた「しろさとTT200 50kmの部」
by: 大槻拓摩

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上野本館の大槻です。

今回は11/2日に開催された「しろさとTT200」の50kmの部に出場してきましたのでレースレポートを書いていきたいと思います!

しろさとTT200

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しろさとTTは茨城県の城里町にある日本自動車研究所の完全クローズドコースを周回するドラフティング禁止のタイムトライアルイベントです。元々はコロナで開催できなくなったトライアスロンのバイクパート練習を目的としたイベントだったそうですが、特殊なルールやTTに向いたコースプロファイルが人気を呼び、今となってはエントリー競争が起きるほどのイベントに。

今年TTバイクを納車したこともあり、1回は出てみたいと思っていたイベントなのでwktkで参加してきました。

目標設定

今回の目標は
・平均42km/h以上
・年代別表彰

にしました。
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本番の約1ヵ月前に行った模擬TTでの結果が平均約40km/h、パワー平均224Wでした。
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この時のバイクセッティングが前後50mmのロードホイールでした。本番で使用するDISCホイール/ディープなフロントホイールやエアロ小物(エアロベースレイヤーやシューズカバー)を考慮した目標速度設定にしました。あとは調子次第…

積み込み~会場入り

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今回も友人と一緒に参戦してきました。朝5時に集合し積み込みを開始。
TTバイクは裏返して積み込んだりDHバーを取り外して積み込むのはリスキーなので、少し大きめのバンをレンタルしてミノウラのVERGOにマウントして積み込み。
積み込みが終わったらコンビニで朝ごはんとレース後の補給をたんまり買い込んで出発。

移動中に腹に入れた朝ごはん
・赤飯
・塩おにぎり
・カロリーメイト×4本
・100%オレンジジュース
前日のカーボローディングで大判ピザ1枚、パスタ、豚骨ラーメン(替え玉2回)をぶち込んでいたので朝飯は控えめにしておきました。

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さて到着。受付を済ませたら別のカテゴリーの出走がスタートしていきました。
ロードバイクで出走の方もチラホラいましたが、弁当箱や大量のボトルを積んだトライアスロンバイクが圧倒的に多かったです。
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出店も多く、終始にぎわっていました。

さて準備

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前回のシマノ鈴鹿出場時と同様にバイクはトリニティ(RESERVE 77/DISC装備)、ヘルメットはGIANTのTTヘルメット、ウェアはアビジャ。変更点はシューズカバーをカステリからヴェロトーゼのエアロシューズカバーに。

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試走が無いので厚着をしてローラー回してアップ。10分漕いで滝汗です。

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カフェインドリンクで乾杯、一気飲みして出走準備完了。

補給について

前日からのカーボローディングをしているとはいえ50km全開走行でも1時間は確実にかかると想定しているので、エネルギー切れになる可能性はかなり高いです。走行距離とタイムロスを考慮してドリンクで補給をまかなえるように工夫します。

アミノサウルス スポーツドリンクElite

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¥693-(税込)

運動中の水分補給とエネルギー補給ができるスポーツドリンク。500mlで約200キロカロリーを摂取できます。ちょっと割高。
200キロカロリーでは少し心もとないのでコレを混ぜます↓

Palatinose ピュアパラ

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1㎏:¥2,580-(税込)

はちみつなどの天然素材から採れる糖質をパウダー状にしたもの。通常の糖質と異なりゆっくり吸収されるので、ロングライドや長丁場のロードレースでも有効的です。ドリンクに混ぜて腹持ちを改善するも良し、朝ごはんのヨーグルトに混ぜたりしてもOK。汎用性に優れています。

今回はこの2つを混ぜて500mlのスペシャルドリンクを作成しました。実際飲めるほど余裕があるのかは分かりませんが、ガス欠してからじゃ遅いのでバイクに積んでおきます。

出走

残念ながら友人と同じカテゴリーでの出走だったのでスタート時の写真はありません。

1周目はノーカウントでアップ走行になっていたのでコース確認と、スタート前までに心拍を上げ直しを行いました。コースコンディションは快晴、ほぼ無風のベスコン。スタート前に加速して1周目に入りました。
以下タイムとパワーデータ↓
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左から総タイム、1周目、2週目…という感じです。
1周目は様子見のつもりで入りましたが、テンションが上がっていたこともあり自身最速タイムで帰ってきてしまいました。さすがに突っ込みすぎたと思ったのでエアロとパワーのバランスを意識して走行しました。
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photo:BIKE SHOP FORZA 様

頭を下げてDHバーとの空間を潰す意識が出来ているのは良いですが、頭を下げる労力がもったいないです。DHバーの角度を立てて頭を下げずに空間を潰したいですね。

走行中の補給については、3周ごとにゴール前の登り手前でドリンクを飲むルールを作ることができたので必ず遂行しました。パターン化しないとペーシングにも影響が出ます。→これは結構よかったと思う。
順調に周回を重ねていきましたがラスト1周で右のハムストリングが攣って急激にペースが落ちました。原因は新しくしたシューズカバーです。ふくらはぎの部分がかなりタイトに作られていて血流が阻害されていた感覚が強かったです。タイトな方がエアロ効果は高いですが、走行時間が長いと筋繊維が酸欠になったような感覚に陥ったのでタイト過ぎるのはNGですね。
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photo:公式写真
ゴール前の写真でしょうか、ちょっとキツそう。
エアロ優先で頭を下げると視界がほぼゼロです。所々で頭を上げて前方確認する必要があるので、周回数が増えるたび首がだんだん疲れてきます。ポジションとヘルメットの相性もあるので難しい。
さまざまな要素を考慮した丁度いい塩梅を追求するのがタイムトライアルの面白いところです。

結果は…

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1時間9分49秒、総合12位、年別1位、平均速度が43.8km/h、パワーが平均232Wでした。
機材の恩恵も多分にありますが、おおかた同じパワーで走行でき目標の巡行42km/hと年別表彰を達成できました。

反省点と改善案など

・DHバーの角度設定が浅く、腕と頭の空間を潰すための首に掛かる負荷が大きく維持し難かった
→純正のDHバーやタワーでは調整幅に限度があるので、サードパーティ製のタワーキットへの換装が必要。
首回りと脇周りの柔軟性向上。

・ハムが攣った
→卸したてのシューズカバーで生地が馴染んでいなかったので締め付けがキツかった。適度に使い込む必要あり。
前日までの脚のメンテナンス不足も多分にあり。スポーツマッサージでの施術や筋膜リリースなどが必要か。

まとめ

TTバイクを納車して2回目のタイムトライアルイベントでした。
当日までのコンディショニングと天候などが相まって出た結果かなと思います。また、見えてきた改善点や課題もあったので最適化を図っていきたいですね。
しろさとTTは路面環境やレースレギュレーションが特殊でTTバイクを駆るには最高の環境だと感じました。また高確率で良天候に恵まれる結構珍しい(?)イベントらしいので、定期的に参加していきたいなと思いました。

TTたのしいゾ

バイクステータス↓
フレーム:GIANT TRINITY ADVANCED SL TT
DHバー :純正(CADEX製)
コンポ :シマノDURA-ACE 9270 1×仕様(フロント60T×11-30T)
ホイール:RESERVE 77/DISC(スタッフ前田よりレンタル)
タイヤ :Vittoria CRORSA PRO SPEED 28C(同ブランドラテックスチューブで運用)

アフターサポートパック(盗難補償)、自転車サービスパック(ロードサービス&自転車保険プレゼント)

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