日本最大級のスポーツサイクル専門店!入門者にも丁寧に接客いたします!
2026/09/29 17:12
世界選手権ロードが終わり、今年のプロロードレースもいよいよ最終盤。
残されたモニュメント(クラシックレース)は、秋の風景の中を走るイル・ロンバルディア 別名落ち葉のクラシックです。
プロ選手たちのシーズンが終わりへ向かう一方、日本では今年特に長く続いた雨もそろそろ終わりが見え、厳しかった暑さも少しずつ落ち着いてきました。
真夏のように暑さと戦うのではなく、景色や立ち寄る場所を楽しみながら、少しゆっくり走る。
これからは、そんなサイクリングが心地よい季節です。
目次
最新のエアロロードや軽量カーボンバイクで、速さを追求するのもロードバイクの大きな魅力です。
一方で、細身のスチールフレーム、水平基調のトップチューブ、シンプルなリムブレーキ、磨かれたシルバーパーツなど、クラシックバイクには速さとは別の魅力があります。
秋の柔らかな光や落ち着いた景色の中では、こうした自転車が不思議なほどよく映ります。
自転車そのものを眺める。
その日に着るジャージを選ぶ。
途中で写真を撮り、食事や景色を楽しむ。
平均速度や走行距離だけでは測れない時間を楽しめるのが、クラシックバイクの面白さです。
海外では、クラシックバイクと当時を思わせるウェアで走るイベントが、「L’Eroica(エロイカ)」の名とともに広く知られています。
古い自転車を展示するだけではなく、実際に走らせ、その時代の自転車文化や風景まで楽しむイベントです。
近年は日本でも、クラシックバイクをテーマにしたライドやイベントを目にする機会が増えてきました。
ただ古いものを懐かしむのではなく、速さ以外の自転車の価値をもう一度楽しむ。
自転車を長く続けてきた方にとっても、これから始める方にとっても、新鮮な楽しみ方ではないでしょうか。
L’Eroicaをはじめとするクラシックバイクイベントでは、おおむね1980年代以前の車体であることに加え、ブレーキアウターがハンドルの外側を通る構造、ダウンチューブに取り付けられた変速レバー、トゥクリップ付きペダルなどが基本的な参加条件となっています。
ただし、対象となる製造年や使用できる部品など、細かな規定はイベントによって異なります。参加前に各イベントの規則をご確認ください。
クラシックバイクを楽しむために、いきなり高価なオーダーフレームや希少な中古車を探す必要はありません。
現在も、細身のクロモリフレームとリムブレーキを採用した完成車が販売されています。
たとえばFUJIのクロモリモデルは、クラシックな雰囲気と手の届きやすい価格をうまく両立しています。
また、GIOS VINTAGEのように、細身のスチールフレームとリムブレーキを採用したロードバイクも、クラシックスタイルへの入り口として魅力的です。
こうしたモデルなら、普段のサイクリングや街乗りにも使いやすく、初めてのロードバイクとしても検討できます。
すでに最新のカーボンロードを所有している方が、速さを気にせず楽しむための二台目として選ぶのも面白いでしょう。
現在クラシックスタイルの自転車を選ぶうえで、避けて通れないのがブレーキの問題です。
細身のフレームに小さなキャリパーブレーキを組み合わせた姿は、クラシックロードならではの美しさがあります。
一方で、新品のロードバイクはディスクブレーキが主流となり、上位グレードのリムブレーキ用コンポーネントは選択肢が少なくなっています。
リムブレーキの消耗品や補修部品が、すぐにすべてなくなるわけではありません。
しかし、将来コンポーネントを一式交換したいと考えたとき、同じ思想の新品部品を自由に選べるとは限りません。
それでもリムブレーキを選ぶのか。
それとも、細身のスチールフレームに現行コンポーネントとディスクブレーキを組み合わせた、ネオクラシックを選ぶのか。
これは、どちらが優れているという話ではありません。
伝統的な造形やクラシックイベントへの参加を重視するなら、リムブレーキが自然です。
雨天時の制動や太いタイヤ、現行部品による維持のしやすさを重視するなら、ディスクブレーキ仕様が現実的です。
一台で日常からロングライドまで幅広く使うのか。
それとも、乗る時間や服装まで含め、クラシックバイクの世界を楽しむのか。
自分がどのように乗りたいかによって、答えは変わります。
【ディスクブレーキ仕様のスチールロードもあります!】
販売価格:税込165,000円
Shimano CUES 1×9 speed を搭載しフルモデルチェンジしたクロモリロードバイク。32Cタイヤを装着し週末のサイクリングから毎日の通勤・通学にも扱いやすく、価格もグッと抑えて登場です。GIOSブルーカラーの他、プリズムブルーカラーも注目です。
新品だけがクラシックバイクの選択肢ではありません。
かつて憧れたイタリアンブランド、現在は生産されていない国産スチールフレーム、家族や知人が大切にしてきた一台。
中古で良質な車体を探し、必要な整備を施して、もう一度走れる状態へ戻す楽しみもあります。
ただし、中古のクラシックバイクは、購入価格だけで判断できません。
フレームやフォークの錆、曲がり、クラック
固着したシートポストやステム
摩耗したリムやブレーキ面
タイヤ、チェーン、ワイヤー類の劣化
ハブ、ヘッドパーツ、ボトムブラケットの状態
古い規格に対応する交換部品の入手性
現在の身体に合ったポジションを作れるか
一見きれいに見える車体でも、安全に走れる状態へ戻すまでに、多くの部品交換が必要になる場合があります。
反対に、状態のよいフレームを見つけ、必要な部分へきちんと手を入れれば、現在の完成車にはない造形や乗り味を楽しむことができます。
古いから価値があるのではありません。
もう一度走らせる価値のある一台かどうかを、冷静に見極めることが大切です。
ワイズロード上野本館では、お持ち込みいただいた車体の状態を確認し、必要な整備や部品交換についてご案内します。
中古車の写真や商品説明だけで、整備の可否や費用を正確に判断することはできません。
購入後に整備をご希望の場合は、まず実車を店舗へお持ち込みください。
※車体の状態、使用されている規格、交換部品の入手状況によっては、作業を承れない場合があります。
※オーバーホール、部品交換、作業期間、費用については実車確認後のご案内となります。
過去の名車を探すのではなく、現在も続く工房へ、自分のための一台を注文する方法もあります。
その代表的な存在のひとつが、イタリアのTOMMASINIです。
フレーム価格:税込 671,000円から
完成車参考価格:およそ税込 900,000円から
納期・オーダー可能なカラー・サイズについてはお問い合わせください。
フレームサイズ、カラー、メッキ仕上げ、組み合わせるコンポーネントやホイール。
一つひとつを選び、自分のための一台を作り上げていく時間も、オーダーバイクの魅力です。
完成した瞬間がゴールではありません。
これから乗り込み、傷や思い出を重ね、自分の名車にしていく。
価格や重量だけでは説明できない、所有する満足感があります。
このほかにも、伝統あるイタリアンブランドには、現在まで受け継がれているスチールロードがあります。

クラシックバイクだからといって、当時の服装を完全に再現する必要はありません。
現在の機能性を取り入れながら、色やデザインを少し落ち着かせるだけでも、自転車との統一感を作れます。
<参考ジャージはカペルミュール>https://kapelmuur.jp/
おすすめしたいのは、
ネイビー、ボルドー、オリーブ、ベージュなどの秋色
大きなロゴを抑えたシンプルなジャージ
朝夕の気温差に対応できるジレ
ブラックまたはブラウン系のグローブ
オフホワイトなど落ち着いた色のソックス
ウール調の風合いを持ちながら、速乾性を備えた現代的なウェア
といった組み合わせです。
車体の色とジャージを完全に揃えるより、同系色や補色を一部に取り入れる程度の方が、落ち着いた着こなしになります。
安全性に関わるヘルメットやアイウェアは、現在の製品を使用するのがおすすめです。
私自身、11月6日に開催されるラバネロのクラシックバイクイベントへ参加する予定です。
普段はトラック競技でタイムや順位を追い、機材やトレーニング方法について考えながら走っています。
しかし、自転車の楽しさは速さや新しさだけではありません。
長く乗り続けられてきた車体。
職人の手仕事が残るフレーム。
現在では見かけることが少なくなった部品。
そうした背景を楽しみながら走る時間には、競技とは違った魅力があります。
クラシックバイクを楽しむ方法はひとつではありません。
手頃な現行完成車から始める。
実用性を考えてネオクラシックを選ぶ。
良質な中古の名車を探し、整備して蘇らせる。
今も製作を続ける工房へ、自分だけの一台を注文する。
どの入り口からでも、クラシックバイクの世界を楽しむことができます。
長かった雨が明け、ようやく秋らしい空気の中を走れそうです。
今年の秋は、速さや距離から少し離れ、自転車そのものと装いを楽しむサイクリングへ出かけてみませんか?
車体選び、サイズ、ウェアのコーディネート、お持ち込み車体の点検やオーバーホールについても、ワイズロード上野本館までお気軽にご相談ください。
11月6日のイベントへ参加した様子も、改めてこのブログでご紹介したいと思います。
皆様のご来店をお待ちしております。