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スポーツバイクというものは不思議なもので、一台買うとまた一台、もう一台と増えていきます。
もちろん勝手に増殖するはずはないので、自分で買っているのですが、自転車を乗らない人からするとどうして体はひとつしかないのに何台も持っているのと理解を得られなかったりします。
確かに自転車をただの移動手段と考えるなら２台も３台も必要はありません。1台あれば十分です。でも山で下りを楽しみたいとなればMTBが必要ですし、街乗りにはクロスバイクやミニベロなどのほうが使い勝手が良いです。
自転車が好きな人からするとTPOに応じて靴を何足も持つのと同じ感覚で自転車が増えていきます。フォーマルな場では革靴、普段履きにスニーカーと履き替えるように、舗装路ではロードバイク、街乗りにクロスバイク、山ではMTBと自転車を選ぶのです。

そんなこんなで私もこの2年の間に自転車が増えていきました。ロードバイクにBROMPTON、MTBと増やしていき、様々なスポーツバイクの楽しみ方を経験してきました。そして今回、より日常使いにフィットするような街乗り用のバイクが欲しいなと思うようになりました。

街乗り用に私が求めたもの

私が街乗り用の自転車を選ぶ際に重視したポイントは

・荷物を沢山積載できること
・650Bのタイヤサイズ
・フロントシングル
・クロモリフレーム
・ディスクブレーキ
以上の点を最低限抑えておきたいと思いながら探していきました。

荷物を沢山積載できること

私は車を所有していないので基本的に交通手段は自転車か公共交通機関になります。なので買い物をした際は自転車に積載して家まで帰ることになります。ちょっとした買い物で問題ないのですが、お店を２、３店回ったり、一度に沢山買ったり、大きなものを買ったりもするのでそういう時は中々苦労したり、買うのを諦めたりしなければなりませんでした。
なので、積載能力の高さが条件として上がります。具体的にはフロントキャリアとリアキャリアが取り付けられること、フォークにもアイレットがあることが最低限欲しい部分でした。

650Bのタイヤサイズ

二つ目の条件であるタイヤサイズは650Bでなければいけないというよりは、乗ってみたいという好奇心が理由でした。
650B×47のロードプラスという規格はホイール径は700Cよりも小さいが、タイヤのエアボリュームにより700×28C相当のタイヤ径を持ちます。エアボリュームが大きいことにより乗り心地も良く、またタイヤも太いので多少荒れた路面でも走行可能です。

フロントシングル

変速に関しては街乗りではなるべくシンプルなのがいい。そんな思いでフロントシングルを探しました。

クロモリフレーム

これは単純に好みで、クロモリの乗り心地と細いパイプのルックスが良いという趣味の問題です。アルミよりも振動がマイルドになり、人によっては粘りのあるフレームなどと表現される方もいらっしゃいます。

ディスクブレーキ

荷物を積んで重くなることや、街乗りなので雨に降られる可能性もあることを考えると制動力の高いディスクブレーキ出あることが理想です。

条件を満たした理想のバイク

650Bロードプラスに対応したバイクがそもそも数が少ないのでそもそも候補が絞られますが、クロモリでフロントシングル、積載能力の高いバイクという私のわがままを全て叶えてくれるバイクがありました。

JAMIS SEQUEL S2

JAMISは1979年にフロリダ州で誕生したメーカーで、スチールを愛し、スチール製のバイクを作り続けています。
アドベンチャーグラベルバイクというジャンルを生み出し、バイクパッキングやグラベルライドを愛する世界中のライダーから高い評価を得ています。
私が購入を決めたSEQUELは街乗りからアドベンチャーライドまでこなせるフラットバーアドベンチャーバイクです。
クロモリフレームに650B47のタイヤ、フロントシングルで、油圧ディスクブレーキ搭載、豊富なダボ穴で積載能力も高いという私の理想を全て叶えてくれるバイクです。
実は昨年のスポーツバイクデモで実際に試乗させていただき、感想をブログでご紹介させていただいてたりもします。

その時の乗り心地に感動し、購入を決意した経緯があったりします。

 こうして理想的なバイクに巡り合えたのですが、ここで終わりではありません。
どんな風にカスタマイズしていくかというのもまた醍醐味でもあります。パーツのカタログを眺めてはあれもいい、これもいいと思案するのが楽しいのです。パーツ選びに関してもご紹介させていただきたいのですが、長くなってしまったので今回はここまでとさせていただきます。また続きを近日中に公開しますので、皆様のスポーツバイク選びのご参考になれば幸いです。