【インプレッション】当店試乗車のMADONE SLR7に乗ってライドしてみました！
by: 櫻庭義典

皆さんこんにちは！横浜店の櫻庭です。

今回はインプレ記事！当店の試乗車であるTREK MADONE SLR7をお借りしてライドをしてきました！今回はその感想・インプレを述べていきたいと思います！

1 TREK　MADONE SLR7
2 インプレッション
3 MADONE SLRのフレーム特性
4 新型ULTEGRA　R8100
- 4.1 おまけ
5 まとめ
- 5.1 試乗の際の注意点

TREK　MADONE SLR7

まずは車体のご紹介から。こちらが以前の記事で詳しくご紹介した当店試乗車のMADONE SLR7。(ライト類やペダル、ボトルなど私物です。)

現在各メーカーからラインナップされているロードバイクの中でも高い空力性能を誇り、フレーム素材をTREK自慢の800シリーズOCLVカーボンとすることで重量の面でもカタログ値で8.0㎏とエアロロードの中では比較的軽量なMADONE SLR7。さらにはISO SPEEDを搭載することで高剛性でありながらも非常に乗り心地のいい一台。コンポーネントには新型ULTEGRA R8100シリーズが取り付けられまさしく最新のロードバイクです。

インプレッション

ということでここからは実際に乗って感じた感想を書いていこうと思います。比較対象は今まで所有したMERIDA SCULTURA TEAM 2017やSCOTT ADDICT RC30 2020等です。

MADONE SLRのフレーム特性

まずはフレームのインプレッションから。最初に乗り出した印象は非常に軽いということ。実重量はそこまで軽量ではないですが漕ぎだした際の加速感を今までで一番感じました。巡行の際にも30km/h以上での加速・維持がかなり楽で51mmハイトのホイールも相まってさすがのエアロ性能を体感できました。

しばらく乗っているうちに感じたのはペダルを漕ぐの際の感触。今まで乗ってきたロードバイクは適当に漕ぐとあまり進まず、少し考えながらペダルを回さないときっちり進まない印象がありましたが、今回のMADONE SLRは雑に漕いでもしっかり進み、誰でもすぐに乗りこなせるという印象がありました。

なかでも最も驚いたのは速度の維持。スピードを維持しやすいというのは先にも書きましたが、足を止めてもその速度を維持したままスーッと進んでくれました。無風かつ平坦路であるにもかかわらずスピードが落ちていかないのはただただ驚きでした。

トップチューブに搭載されるISO SPEEDに関してはやはりあまり路面状況が良くない道では効果がわかります。普段の自転車に比べサドルに来る振動が軽減され、細かい振動はあまり感じることがありませんでした。これら大いにISO SPEEDが機能してくれたと思います。

新型ULTEGRA　R8100

ここからはコンポーネントのお話。車体の紹介でもある通りこちらの車体は12速の新型ULTEGRAを装備。こちらも体感してきましたのでご紹介します。

12速となり段数も増えたR8100シリーズ。その真価はやはりその素早い変速にあると思います。今回のULTEGRAはトップグレードであるDURA-ACE R9200シリーズと比べ重量面ではおよそ300gほどの差がありますが変速性能はほぼ同等。DURA-ACEに比べると若干見た目のチープさを感じますが値段が大きく異なるので仕方ない面でしょう。なのでその差は重量と見た目あとは価格ぐらいでしょうか。

実際に使ってみた感想は以前から素早く確実であった変速がさらにパワーアップしているというもの。今まででも十分だと感じていましたが特にフロントはかなり早くなったと感じます。シマノの発表では45％ほど向上したとなっていますが体感だと倍早くなっている印象。