【スタッフ日記】カットモデルコーナーに新しい仲間が加わりました！
by: 松野

横浜店松野です。

 

 

横浜店のガラスケースの中には
しれっと松野のカットモデルコーナーがあります(笑

 

 

 

以前紹介したDi2の中身や油圧ディスクブレーキとか
ROTORのクランクとリムがあるのですが

 

新しいカットモデルが増えました！！

 

 

 

FOX 2013 FLOAT CTD

 

 

 

FOXの一昔前のクロカン系ユニットです。

今でこそDPS(Dual Piston System)というモデルに変わっていて
性能こそ大幅アップしているものの、大きな構造としては近い物です。

 

 

CTD(Climb/Trail/Descend)のコンプレッションはここで発生しています。

 

 

 

白いIFP(フローティングピストン)でオイルと窒素ガスが分けられていますが
単筒タイプのダンパーなのでキャビテーションを防ぐために
窒素の圧力がとても高く、なんと500psiも入っています！

 

 

 

RockShox Monarch Pluse RC3

 

 

RockShoxの下り系エアサスのMonarch Plusです。

下り系の大容量ダンパーに付いているリザーバータンク
の中身が見れるようにしました(笑

 

 

3段階の低速コンプレッションを発生させる
｢絞り｣とロックアウトの硬さ(ブローオフ)を調整するシムが合体した
コンプレッションユニットと金色のIFPが入っています。

 

常にオイルを圧縮して減衰力を発揮する構造のダンパーなので
窒素の充填圧は150psiぐらいでしょうか？

 

 

 

メインのピストンには高速側のコンプとリバウンド回路のシムスタックがあり

 

 

 

ダンパーシャフトは2重筒になっていてオイルが通っていき

 

 

 

 

アイレットの真下に入っている絞りとチェックバルブを通って

低速リバウンドを発生させています。

 

 

 

 

さっきのFLOATと比べるとネガティブ側のエアボリュームが大きいですね！

このモデルはSolo Airモデルなのでまだ小さいのですが

 

エアカンをDebonAirにするともっと大きくなりますし

 

最新のメトリック(ミリ設計)のDeluxeシリーズでは
MEGNEGに交換することで更に容量を増やせます。

 

 

作業風景

 

以前のブログをご覧頂いた方から
｢どうやって作ってるの！？｣とご質問を頂きました！

 

 

窒素ガスを抜いてから分解し、オイルを捨ててからパーツを全部洗って

 

 

ある程度組み立てをしてからカットするところを決めてノコで適当に切ります。

 

 

切り口を綺麗にしてグリスを塗って組み立てると

 

 

完成です！！！

 

 

仕事中に遊んでるとマズいので休憩中や営業終了後とかにちまちまやってます(笑

 

 

 

ロード用のコンポが展示されているガラスケースにあるので
もし興味がある方がいればのぞいて見て下さい。

 

 

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