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【Cannondale】ブランドキャンプ行ってきました(1)『油圧ディスクロードの可能性』
by: 間野 友輔

府中多摩川店てんちょの間野です。
昨日12日から本日にかけて、八ヶ岳山麓で行われたキャノンデールの販売店向け2017モデル発表会&試乗会(ブランドキャンプ)に参加してきました
何回かに分けて新製品のお話や、感じてきたことなどを書かせていただこうと思います。
 
まーそれにしても規模の凄いこと。
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わたくし、店長になって初めての新シーズン展示会なので、ブランドキャンプ自体が初体験。いろいろ圧倒されました。
 
まずは表題のとおり、油圧ディスクブレーキ採用のロードバイクについて。
ちょっと前置き長いですが……。

 
実は日曜日も休みをいただいて、八ヶ岳山麓で知人たちとグラベルツーリングを楽しんできました。その際感じたのがまさにこれ。ほかの仲間の多くがロードキャリパーブレーキのロードバイクで参加し、下りのグラベルで握力を使い果たして『手を放してしまいそうだった』というなか、油圧ディスクブレーキのシクロクロスに28mmロードタイヤで参加したわたくしは、かなりの余裕を残していました。
 
構造上、ワイヤー引きのブレーキはレバーとブレーキ本体にリターンスプリングが入っています。ワイヤーが途中で詰まったり曲がったりして抵抗を起こしていると、一度引いたブレーキが開放されないことがあるので、近年のブレーキはこのスプリングが本当に強くて、握力を使わざるを得ないのです。そうすると、長い下り坂などでは握力の弱い人は早々に手が痛くなり、ブレーキが引けずに怖い思いをすることになります。
 
油圧ディスクブレーキには、このような強力なリターンスプリングは使われません。なので引きが軽いのです。指一本で楽にブレーキが引けます。これはロングライドなどでロードバイクに乗りたい、女性など特に小柄な方にはメリットになります。
 
 
レースの世界では現在、世界のトップカテゴリーのロードレースでディスクブレーキ解禁の是非が問われています。本来なら今年のレースはディスクブレーキのトライアルシーズンとされていましたが、春先の事故でいったんストップがかかっています。落車時にブレーキのローターで皮膚を切った選手がいたというのがその理由ですが、実のところチェーンリングなど別の原因が疑われています。ブレーキング時に加熱するローターを触っての火傷なども懸念され、保守的なロードレースの世界ではディスクブレーキ導入に反対意見も多いのですが、実のところ、ロードレースを離れてしまえばあまり関係のない話です。懸念されているのは主にロードレース特有の密集して走る状況での事故だからです。上記に挙げたようなリスクは、長年使われているMTBの世界では笑い話でしかありません。
 
前置きがすっごく長くなりました(^^ゞ
 
今回のキャノンデール最新プロダクツの目玉のひとつ。

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試乗車につき製品仕様とは若干異なります

SUPERSIX EVO Hi-Mod DISC ULTEGRA

 
このバイク、実は現在行われているツール・ド・フランスで 『 Cannondale DRAPAC 』 が使用する前提で開発されたバイクだそうです。上述のとおり、レースでの使用はストップになってしまい、チームは従来型のリムブレーキモデルでレースを戦っています。
 
このバイクで約32㎞、最大標高差200mほどのコースを試走してきました。一緒に走ったのは、サイクルスポーツ誌の店長選手権に出場するような有名店長の方々。まあ、レースモードな走りではなかったので、わたくしごときヘタレシクロクロッサーでも十分ついていけましたけど。

 
まず、よく言われるようなユニット重量の増加。これは特に感じませんでした。現在ではユニット自体もだいぶ軽くなってきています。それ以上に、設計コンセプトが数字を無視できるような乗り味の良さを出しています。
 
わたくしの普段乗っている愛車がSUPERSIX Hi-MOD(2010年)。この後継のEVO Hi-MOD(EVO1/2012年)、現行のEVO Hi-MOD(EVO2/2016年)も試乗経験ありますが、この3世代は見事に正常進化を遂げていると感じています。癖のない素直なコントロール性が、EVO1で軽量化を果たし、EVO2では重量は逆に増したものの、横方向へのたわみをなくし、逆に縦方向のしなりを生んで非常に乗り心地良く、パワー伝達を向上させたモデルになったと感じてきました。
軽ければいいってものではない。この考えは、この次にお伝えしたいと思っている普及価格帯ニューモデルのバイクにも踏襲されています。
 
今回の試乗車はEVO2のディスク版ですが、まったくわたくしが覚えているEVO2リムブレーキ版と同じフィーリングで登るし曲がる、といった印象です。
 
そこに油圧ディスクブレーキそのもののメリットが加わります。
 
下りコーナーでのブレーキングに握力を使わないので、体力をほかのことに振り分けられます。たとえば、姿勢を低く維持すること。重心を低くし体をバイクに密着させることで安定感が増すので、よりハイスピードでのコーナーリングができるようになります。
 
かつてはディスクブレーキはいわゆる『当て効き』が苦手でガッツンと効く『ガッツンブレーキ』だとされてきましたが、近年の製品はブレーキパッドを軽くローターに擦りながら強弱をコントロールできるようになってきました。それも指一本で軽く、です。これに比べると従来型の『当て効き』ができるとされてきたロードキャリパーのほうが、むしろ『ガッツンブレーキ』になってしまっているように思えます。実のところ、制動力のパワーという点においてはディスクブレーキもリムブレーキも大差ありません。問題は効きのフィーリングだったのです。下り途中で急にガッツンと効いてしまうブレーキは転倒のリスクが多く恐怖でしかありません。そこから考えると、じわっと効く油圧ディスクブレーキのメリットは非常に注目すべきものになってきます。
※一応注記しておきますが、ワイヤー引きのディスクブレーキは作動原理が違い、今回書いていることが当てはまらない部分が多いです。特に引きの軽さなど。
 
ロードレースをやっていて、競技機材として使う方にとっては、ディスクブレーキが正式に解禁されるのか気になるところでしょう。
 
しかしおそらく自転車愛好家の大多数を占める、レースはやらないけど良いロードバイクでツーリングしたい、という方には、コレは今すぐおすすめしたいバイクです。
 
ひょっとしたら、こういうバイクならSYNAPSE Hi-Mod DISCがあるじゃないか、という声もあるかもしれませんが、年式が新しい分だけSYNAPSEよりも進化していて、ツーリングにもこちらを選ぶメリットが高くなっています。特にハンドリングの良さ、狙ったラインをトレースできる性能は圧倒的です。

少なくとも、今のわたくしにはピッタリ嵌るバイクだなって感じてます。
 
 

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どうしてもシルバーのロゴが白飛びするな…


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13th July 2016  author : ワイズロード府中多摩川 まのゆうすけ
 

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