日本最大級のスポーツサイクル専門店!九州1号店!
2016/03/20 15:36
その①でフレームを選び、適正サイズも決まりました。
さてその次は。
3、「用途を決める」。
その①でセレクトした「フレームのキャラクター」と
自分の使い方・走り方とを絡めていきます。
ただし。
正直このあたりからは結構「なんでもあり」になってきますので
あくまでも「このような考え方もある」程度でご理解ください。
さて、ロードバイクの使い方として。
①、レースオンリーの決戦用機材。
②、練習からレースまで1台でカバーするオールラウンダー。
③、週末のロングライドメインのサイクリングバイク。
④、通勤・街乗りメインのコミューター。
だいたいこのように分かれてくるのではないでしょうか。
「フレーム組みをしたい」という場合、多いのは②、
次いで①、といったところですね。
①の決戦用機材には「超軽量・高剛性レーシングパーツ」。
→デュラエース、カーボンチューブラーホイールなど。
FENIX + BONTRAGER AEOLUS3 D3
②のオールラウンダーには「ミドルグレード高機能系パーツ」。
→アルテグラ、カーボン・軽量アルミクリンチャーホイールなど。
FENIX + FULCRUM RACING ZERO
③のサイクリング用には「高耐久性・快適系パーツ」。
→105、中級アルミクリンチャーホイールなど。
FENIX + FULCRUM RACING 5
といった具合に、この後セレクトする「パーツ構成」のイメージを
あらかじめ作っておくと、後々悩むポイントが少なくなります。
4、「パーツ構成を決める」。
さて、今回のこのフェニックス。
今まで使っていた某クロモリロードバイクに替わって
「通勤」と「帰路での練習」が主な用途になってきます。
単なる通勤ロードバイクならば「走ればOK」ですが、
練習用にも使うことを考えると、それなりのパーツで組みたいところ。
もうひとつ。
このフレームはプロチーム「ロット・べリソル」(現ロットソウダル)が
春のクラシックを中心に実際にレースで使っていたバイク。
フレームにもしっかりロゴが入っています。
折角なので、そのイメージは組み込みたいところ。
小西がパーツ構成を考える際、考えることはおおよそこんな感じです。
①チームレプリカ系
プロ機材ならではの機能と信頼性に優れたバイクに仕上げる。
「実際使っているパーツ」というわかりやすいお手本がある。
完成度を求めるとコストUP。また手堅い印象にまとまってしまう事も。
②このパーツ使ってみたい系
「Di2」「カンパ」「スラム」などのコンポを軸として仕上げる。
操作系パーツの変更は、その変化や効果を実感しやすい。
電動コンポの場合、フレームの年式によっては加工が必要になることも。
③カラーコーディネート系
フレームカラーやイメージを上手く活かし、個性的なバイクに仕上げる。
機能よりも全体のイメージ優先。色使いによっては唯一無二の存在感に。
反面、キレイにまとめるにはセンスが重要となる。
④その他
フレーム載せ替え等、手持ちのパーツでサクッと組む。
コスト面ではかなり抑えられる。
パーツの互換性が無い場合もある。
実際、フレーム組みの場合は①~④のすべてに関係するのですが、
今回は④を軸に①を組み合わせる方向で考てみることに。
「ロット・ソウダル(べリソル)」のメインコンポはカンパニョーロ。
たまたまですが、手持ちのパーツも10速のカンパニョーロなので、
「なんとなくロット・べリソルぽく見える感じ」をテーマに
ありものパーツでサラッと組む、の方向で進めことにしてみます。
その③に続く。