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「FENIX」をフレーム組み~その③「ポジションとコンポを決める」
by: 小西 真人

 

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その②で、少しづつ完成形が見えてきた我がフェニックス。

 

 

続いては、ロードバイクのキモであるポジションに手を入れます。

 

 

 

 

 

5、「ポジションを決める」。

 

 

 

その①で身体計測を行い、導き出されたバイオ5000のポジションシート。

 

 

 

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この数値を元に、実際のフレームでその推奨ポジションを再現します。

 

※ただし、これはあくまでも骨格長から割り出した「推奨値」であって、

乗り手の経験値や筋力・柔軟性などに応じて調整が必要です。

 

 

 

 

 

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ハンドル・ステム・シートピラー・サドルを取り付けて、

ボトムブラケット中心からの距離を元にセットした状態がこちら。

 

 

 

BB~サドルトップ     780mm

サドル後退       75mm

サドル~ハンドル距離  590mm

ハンドル幅 芯-芯   420mm

推奨ハンドル落差    66mmのところ・・・115mm!

 

 

前オーナー、名古屋のホッシー弐号がコラムをバッサリ切っているため

見た目なかなかの落差になってますが、小西的には許容範囲でした。

 

フレームサイズはMが最大なので、130mmのステムと突き出たピラーで、

どうにかこうにかポジションを作ることになりました。

 

見た目だけは身長180㎝超えの選手がゴロゴロいる、

ロット・ソウダルのチームバイクみたいになりましたね。

(ちなみに、小西の身長はアダム・ハンセンと同じ。)

 

   

 

 

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現状はまだ仮のポジションなので、ハンドルとステムは使いまわし。

モデルや色味はバラバラですが・・・

一応、チームのセレクトに合わせて「Deda」で統一。

 

仮とは言え、メインバイクのBMCとほとんど同じポジションなので、

交換するのが面倒になってこのまま乗っているかもしれませんが。

 

 

 

 

 

6、「パーツ(コンポーネント)を決める」。

 

 

 

ポジションが出たら、おまちかねのコンポーネントの取り付けです。

(カンパニョーロなのでグループセットというべきか)

 

 

 

 

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今回、パーツは前フレームからの載せ替えなので特に悩むところはありませんが、

実際のフレーム組みとなった際には、コストと機能のバランスを考えたりと、

一番頭を使うところであり、また一番楽しいところでもあります。

 

 

 

まずは、基本となるコンポーネントのブランドを決定。

 

 

シマノ・カンパニョーロ・スラム・FSA・マイクロシフト・・・などなど。

 

カンパニョーロで行くならば、

スーレコ/レコード/コーラス/アテナ/ヴェローチェの5つのグレードがあり、

この先にはアテナに置き換わる形で、新型グループセット「ポテンツァ」

のリリースも控えています。

 

 

それが決まれば、次にクランク長や前後ギアの歯数などを選択。

 

4アーム化に合わせ、フロントの歯数「52-36T」が主流になってきましたが、

ヒルクライムメインだったり、脚力に自信がなければ「50-34T」、

平坦やレースがメインならば「52-39T」もあり。

 

またフロントの歯数に合わせて、リアをクロス/ワイドにすることも考えます。

流行のロー側が大きな歯(28T~)のスプロケットを使うのならば、

リアディレイラーのケージの長さにも注意が必要です。

 

 

もしクランク系パワーメーターを使うのであれば、この時点で「どれにするか」を

考えてあげましょう。(ローター・ステージズ・パワー2マックスなど)

 

 

またコンポーネントと同時にホイールも選びます。

(これに関しては選択肢がありすぎるので、ここでは割愛。)

 

 

 

今回のフェニックスの場合

 

エルゴパワー   カンパ 旧型レコード(10速)

F&Rディレイラー カンパ ヴェローチェ

前後ブレーキ   カンパ ヴェローチェ

スプロケット   カンパ ヴェローチェ(12-25T)

クランク     フルクラム レーシングトルクR(50-34T 170mm)

ホイール     フルクラム レーシング5(旧々型)

 

 

と、カンパ・フルクラム系で手堅くまとめることとなりました。

 

最初カーボンフレームにシルバーのヴェローチェ?・・・と思いましたが

意外と目立っていないですね。

 

 

 

 

この状態で7.5kg・・・なかなかの重さです。

これといって軽量なパーツを使っていないので、まあそこは気にするだけ野暮ってもの。

 

(ホイールをアイオロスにすれば、一気に6kg台に突入させられますが、

それをやってしまっては、本末転倒號の仲間入りになってしまいます。)

 

 

 

 

ちなみに。

 

 

 

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前のフレームがクロモリだったので、Fディレイラーとシートピラーは

そのまま使えず、別途用意することになりました。

 

パーツ載せ替えの場合、この点に注意が必要です。

 

 

 

 

 その④に続く。