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「FENIX」をフレーム組み~その②「用途とパーツ構成を決める」
by: 小西 真人

 

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その①でフレームを選び、適正サイズも決まりました。

 

 

さてその次は。

 

 

 

 

 

3、「用途を決める」。

 

 

 

その①でセレクトした「フレームのキャラクター」と

自分の使い方・走り方とを絡めていきます。

 

 

ただし。

正直このあたりからは結構「なんでもあり」になってきますので

あくまでも「このような考え方もある」程度でご理解ください。

 

 

 

さて、ロードバイクの使い方として。

 

①、レースオンリーの決戦用機材。

②、練習からレースまで1台でカバーするオールラウンダー。

③、週末のロングライドメインのサイクリングバイク。

④、通勤・街乗りメインのコミューター。

 

だいたいこのように分かれてくるのではないでしょうか。

 

 

「フレーム組みをしたい」という場合、多いのは②、

次いで①、といったところですね。

 

 

 

 

①の決戦用機材には「超軽量・高剛性レーシングパーツ」。

 →デュラエース、カーボンチューブラーホイールなど。

 

 

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FENIX + BONTRAGER AEOLUS3 D3

 

 

 

②のオールラウンダーには「ミドルグレード高機能系パーツ」。

 →アルテグラ、カーボン・軽量アルミクリンチャーホイールなど。

 

 

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 FENIX + FULCRUM RACING ZERO

 

 

 

③のサイクリング用には「高耐久性・快適系パーツ」。

 →105、中級アルミクリンチャーホイールなど。

 

 

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FENIX + FULCRUM RACING 5

 

 

といった具合に、この後セレクトする「パーツ構成」のイメージを

あらかじめ作っておくと、後々悩むポイントが少なくなります。

 

 

 

 

 

4、「パーツ構成を決める」。

 

 

 

さて、今回のこのフェニックス。

 

今まで使っていた某クロモリロードバイクに替わって

「通勤」と「帰路での練習」が主な用途になってきます。

 

単なる通勤ロードバイクならば「走ればOK」ですが、

練習用にも使うことを考えると、それなりのパーツで組みたいところ。

 

 

 

もうひとつ。

 

 

 

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このフレームはプロチーム「ロット・べリソル」(現ロットソウダル)が

春のクラシックを中心に実際にレースで使っていたバイク。

 

フレームにもしっかりロゴが入っています。

 

折角なので、そのイメージは組み込みたいところ。

 

 

 

 

小西がパーツ構成を考える際、考えることはおおよそこんな感じです。

 

 

①チームレプリカ系

 プロ機材ならではの機能と信頼性に優れたバイクに仕上げる。

 「実際使っているパーツ」というわかりやすいお手本がある。

 完成度を求めるとコストUP。また手堅い印象にまとまってしまう事も。

 

②このパーツ使ってみたい系

 「Di2」「カンパ」「スラム」などのコンポを軸として仕上げる。

 操作系パーツの変更は、その変化や効果を実感しやすい。

 電動コンポの場合、フレームの年式によっては加工が必要になることも。

 

③カラーコーディネート系

 フレームカラーやイメージを上手く活かし、個性的なバイクに仕上げる。

 機能よりも全体のイメージ優先。色使いによっては唯一無二の存在感に。

 反面、キレイにまとめるにはセンスが重要となる。

 

④その他

 フレーム載せ替え等、手持ちのパーツでサクッと組む。

 コスト面ではかなり抑えられる。

 パーツの互換性が無い場合もある。

 

 

 実際、フレーム組みの場合は①~④のすべてに関係するのですが、

今回は④を軸に①を組み合わせる方向で考てみることに。

 

 

 

 

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「ロット・ソウダル(べリソル)」のメインコンポはカンパニョーロ。

 

たまたまですが、手持ちのパーツも10速のカンパニョーロなので、

「なんとなくロット・べリソルぽく見える感じ」をテーマに

ありものパーツでサラッと組む、の方向で進めことにしてみます。

 

 

 

その③に続く。