愛媛で自転車をお探しならY's Road 松山店エミフルMASAKI
2022/03/06 19:29
みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
今回は電車での輪行を活用したサイクリングをご紹介します。
輪行の仕方や輪行袋の選び方もご紹介しますのでご覧ください。
今回は200km越えのロングライドです。
暖かくなりやっと気持ちよく走れる期待感と、夏に向けでたるんだ体を引き締めないといけない焦燥感でとにかく距離を走りたくなってしまいませんか?
今回のコースはこの時期距離を走るのに最適なコース!
春は西からの風が多いので風に乗ってラクに巡行しましょう!
エミフルを出発して桜三里をこえ、新居浜、四国中央と海沿いを進みます。
香川県境の豊浜からは国道377で内陸部を進み高松を目指します。
高松には屋島のヒルクライムなど見どころたくさん!
往復すると300kmオーバーですが、輪行を活用すれば気軽に走ることが出来ます。
松山から電車で直接高松付近まで行くことも可能ですが、今治経由で時間と運賃がもったいないので西条まで自走するのがオススメ。
松山からの桜三里は峠というほどでもなく楽勝です。
西条から香川まで往復とも輪行でもいいし、片道輪行でも十分なショートカットになります。
ライドを行ったのは3月初旬気温は5~15℃
日中は暖かくなってきましたが、ウエア選びが難しい時期ですね。
ロングライドの成功はウエア選びにかかっているといっても過言ではありません!
今回はこんな格好で出かけました。
日中の格好は上から
ヘルメットカバー 夏用キャップ ネックウォーマー ブリンヤメッシュインナー 長袖起毛インナー 夏用ジャージ 10℃用ジャケット 中綿入りグローブ 0℃用防風ビブ ウールソックス シューズカバー
という組み合わせ。
真冬との違いは0℃用ジャケットと耳当て付き冬用キャップを着ていないのと、グローブを防水防風の一番ごついものから少し薄手のものに変えています。
足元はまだ冬用装備と一緒です。
日中はグローブと素手半々くらいで走りました。
ウエアで一番のオススメはブリンヤのメッシュインナー!
夏はもちろん、今みたいな「寒いけど暑い」季節でも肌から汗を吸い取って適切な温度に保ってくれます。
夜用の装備として、
0℃用ジャケット 冬用キャップ ウインドブレーカー カイロ
を持っていきます。
ロングライドでは小さなリュックがあると防寒着をすぐに着脱できるのでオススメ。
ただし、重い工具などは可能な限り自転車につけましょう。
サングラスは「偏光」タイプがオススメ!
日中は紫外線に反応してレンズが黒く、夜間は透明になります。
夜も風やゴミから目を守るためにサングラスは必須ですが、偏光サングラスなら1日中使うことが出来ます!
自分にとっては早朝の朝10時に出発。
久しぶりのロングライドにそわそわ。
ペースを崩してはいけないとわかっていても楽しくてついついスピードを出してしまいます。
ロングライドとしては一定のペースで走るべきですが、ダイエットとトレーニングも兼ねているので良しとしましょう。
12時に西条通過
普段は西条で休憩しますが、時間を惜しんで今回は通過。
四国中央で最初の休憩。
この日は西風。往路は常に追い風でラクラク35km/h巡航。計算通り!
道の駅とよはまで小休止ののち香川県へ!
ここまで約100kmここからが本編です。
海岸線から離れ国道377で高松方面へ。
自転車では初めてですがこの道の方が距離が短いようです。
国道377は緩やかなアップダウンはあるものの比較的平坦です。
道はキレイな箇所とガタガタな箇所が交互に続きます。
金毘羅神社がある琴平付近は長い上りがあるので淡々と根性で上ります。
ここまで約120km。じわじわ足に疲労が蓄積されていきます。
琴平市街地でコンビニ休憩
ここでドーピング。
カフェイン140mg投入!
普段カフェインを取らないので効果絶大!!
足の痛みが吹き飛び気分がハッピーに、、
時刻は17時、ずっとペースを計算して走っていましたが、ここで選択を迫られます。
ここから高松まで約30km、飛ばして1時間。
丸亀まで約30分の距離。
18:00の日の入りまであと1時間。
予定では高松、屋島をまわった後丸亀付近を散策して帰る予定でしたが、このままでは高松についてすぐ日没になってしまいます。
普段なら気にしませんが、今回は景色を見たり、終電の時間もあります。
今回は高松を断念し、丸亀エリアに行ってみることにします。
そうと決まればさっそく移動!
いままでじわじわ上った分ここからは下りと平坦。
海沿いの青ノ山に夕日を見に行くことにしました。
香川はこんもりした山がぽつぽつ点在していて不思議な地形です。
青ノ山は写真中央の小さな山でしょうか。
さらに進むと現れたのは讃岐富士こと飯野山
最初はこの山を登ると思ってワクワクしていたのに違うようです。
近づくと直前まで完全に平地で何とも不思議な感覚。
屋島や五色台を含めこのあたりの山はビュートと呼ばれる地形で、
「地面が侵食されて削れる過程で、表層の硬い岩盤によってその下の地層が削られずに残ってできた山」
だそうです。
テーブルマウンテンと同じ仕組みだそうです。
大昔は山の山頂が地表だったんでしょうか??
だいぶ日が沈んできてしまいました、、急げ!
似たような山が多くて道を間違えてるうちに日が沈みそう!
上るのはこの山です。
ここまで140km走ってから全力のクライム開始!
約2kmで200m上る急勾配!!
中腹から見えた夕日
しんどい!キツイ!!
太陽は沈んでしまいましたが、マジックアワーには間に合いました。
瀬戸大橋が一望できます!
だんだんと暗くなって夜景が綺麗になってきました。
さすがに日が暮れると寒くなってきました。
リュックに入れてきた0℃対応のアウター、ウインドブレーカー、防寒キャップを装備します。
多度津駅に移動。
蒸気機関車が展示してあります。
駅に到着
もうヘトヘト、、、輪行で帰ろうと思います。
まずは作業スペースを確保
・駅から近く ・明るく ・邪魔にならない ・平たい場所
がベスト。
輪行袋を新調しました!
TIOGA H-POD
輪行袋の種類は後ほど紹介しますが、種類によって手順も異なります。
輪行袋を出します。
付属品は肩紐になるベルト、フレームとホイールを固定するベルト×3、説明書です。
まずは自転車をひっくり返して前後輪を外します。
手が汚れないようにビニール手袋などがあるとよいです。
この時、チェーンがたるまないように自作のエンド金具を作っていきましたがまだ改良の余地がありそうです、、
説明書を読みながらフレームとホイールを固定します。
説明書はわかりにくく感じるかもしれませんが、要はこの形になるように3か所を縛るだけなので簡単です。
~注意ポイント~
チェーンはアウターギアにかけておきましょう
ハンドル上のライトやサイコンは外しましょう
ボトルは水漏れの恐れがあるので外しましょう
サドル・ハンドル・ホイールの4点で自立するようバランスよく固定しましょう
スプロケなど鋭利な箇所がフレームに当たっていないか確認しましょう
出来ました。
緩みがないようにしっかり固定しましょう。
緩みは傷のもとです。
ハブがフレームに当たらないように注意!
チェーンステーとステムに肩紐用のベルトを固定します。
袋を広げ、グレーの部分にサドルが来るよう自転車を置き、袋を下からかぶせていきます。
穴からステムに固定した肩紐を取り出し、チェーンステーに固定した肩紐とつなげます。
袋の入り口を絞れば完成!!
慣れれば10分程度でできると思いますが、初めての時は30分以上余裕を持ちましょう。
特に四国は電車の本数が少ないので要注意。
持ち上げる際はそ~っと。
肩紐だけでなく、手を突っ込んでフレームを持つのもいいでしょう。
くれぐれも倒したり引きずったりしないように。
作業中にウエアが汚れないように気を付けましょう。
駅構内では滑らないようにクリートカバーをしましょう。
自分にとっては輪行袋より電車に乗ることの方がハードルが高い。
券売機があってまだよかった、、
買えました。
約三千円。
多度津は大きな駅なので、、
貨物列車や
特急の連結を見ることが出来ます。
これから乗る特急列車
揺られること1時間半、西条の壬生川に到着。
疲労と空腹と腹痛で吐きそう、、
組み立ては袋から出して前後輪を付けるだけ!
袋をきれいにたたんでくるくる巻いて、、
元通り!
数分で出発できます。
最後に必ずブレーキや変速のチェックをしましょう。
丁寧に輪行しても若干は傷がついてしまうことがあるので気を付けましょう。
ご丁寧にサイクルラックと空気入れが置いてありました!
輪行袋貸し出しも!?
帰りは桜三里を含む50km。真っ暗な中無心で走ります。
桜三里の星空
最後の難所を無事通過。
帰宅は12時半。ほぼ予定通り。
ライドが終わったら、サイコンのデータでライドを自分なりに振り返ってみましょう!
ガーミンなどのハイスペックサイコンならスマホで詳細なデータを確認することが出来ます。
走行距離207km
獲得標高1629m
標高とスピードのグラフ
平坦区間ではおおよそペースを維持できていますが、後半は少し垂れているようにも見えます。
風向きもあるのでスピードだけではわかりません。
パワーのグラフ残念ながら帰りの桜三里ではペアリングが切れてしまっているようです。
一番見たい後半のデータがないのは痛いですが、、
終始一定のペースで踏めています。
ロングライドでは一定のペースが何より大事。
右から2つ目の山部分、青ノ山で頑張ったのはいいとして、序盤の平坦で調子に乗って高負荷で踏んでいます。
後半足が痛かったのはおそらくこのせい。
心拍数のグラフ
登り区間で高くなっているのが分かります。
ある程度仕方ないし、許容範囲内ですが、できるだけ心拍数を抑えることで体力を温存出来ます。
最後の桜三里では心拍数が低いままですが抑えたというよりは疲労で上がらなかったという方が正しいでしょう。
このようにライドを見返すことで、次回の改善点を見つけることが出来ます!
今回のライドは目的地を変更したり、後半足が痛かったりしましたが楽しかったので成功です。
ロングライドの計画に輪行を取り入れることで普段いけない地域を走ることが出来ました!
自走で行ける範囲は飽きてしまったのでこれからはもっと活用していきたいです。
高松はまたリベンジします。
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