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XeNTis XBL 4.2カーボンクリンチャー in 十三峠 【後編】
by: 大阪本館

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【上りの検証】
普段から使い続けているMAVIC キシリウムSRとの比較。

平坦区間や緩斜面が続くタイプの上りだとゼンティスに分があるのは明かなので、

 

【十三峠】 平均勾配9% 距離4km

で検証することにする。

 

年間300本以上は上っている峠なので途中のチェックポイントでのギア、変速のタイミングなど覚えているので比較しやすいのが理由でもあります。
(キシリウムとはタイヤとチューブが違うので正確な検証にはならない。もっと言うと気候や体調による差は否めないものとします。あくまで1450gオーバーのセミディープホイールとして上りも使えるかという検証です。)

直近で全力は久しく上ってませんので、今回も同じく9割程で。

 

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1本目15分09秒
2本目15分32秒
3本目15分51秒

使用ギア:52/36 12-23

ゴール後3分休んで下って再スタートです。

 

【結果】
完全に上りでも使える。
10%を超えてくる区間だとキシリウムと同様の感覚。
ただし42mmハイトながらダンシングでの振りの重たさは微塵も感じず。
スポークテンションもガチガチではないので(私個人としては)脚への負担も少なく、なおかつ、勾配が緩む区間での減衰率が少ないので『踏んだり、もっと回したり』といったがんばりが不要のため脚が残せる。

結果9割の力で15分一桁台。全力なら間違いなく14分台は出ます。

さらに脚が残っている証拠に2本目、3本目も15分台を記録。
こちらも9割程です。

3本とも変速のタイミング、ギア比はほぼ同地点で同ギア比になるよう行いました。

正直、3本連続で15分台って出したことなかったんですよね。。。

ただし、雨続きの為、脚がサラ脚に近かった可能性はあります。

 

なので、1日空けて再び十三峠で3本検証。
同じく9割程で、セット間は3分休憩して下って再スタート。

 

1本目15分31秒
2本目15分48秒
3本目15分36秒

またもや3本とも15分台。

 

決まりです。
キシリウムとのデータ比較からホイール交換によるケイデンス変化は特になし。

硬いリムに絶妙なスポークテンション。
脚が残ってる上に、ホイール自体が進んでいると思われます。

 

 

【下りの制動力】
写真の通り、路面はウェット。
速度が上がり続ける中でのブレーキングはどうでしょうか?

 

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これは正直、アルミ程の効きはないように感じます。

が、カーボンホイールとしてみるとボーラの3ディアマンテ加工されたものと同等、その辺のカーボンホイールよりは断然効きます。

で、
3本下ってブレーキシューを確認。

 

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おう。

減ってますよぉ~。(ぼやけましたが、一枚めくれてるのがそれです。)

 

Swissstopのような消しゴムが削れていく感じとは違います。
一枚めくりとられた的な減り方です。

カーボンブレーキシューと通常のアルミ用ブレーキシューとではお値段差がありますので普段から使われる方にとってはかなり経済的ではないでしょうか。

なにより、イチイチシューを交換する面倒がなくなるのが大きいでしょうか。

私はアルミ、カーボン兼用のシューを使いますが、やっぱり、カーボンホイールを使用するときにはシューを換えます。
毎回、交換してますが。。。やっぱり面倒くさいデス。

エントリーモデルのXBLでこの走りなので上位モデルの『スカッド』は更に期待が持てますね。

 

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このホイール、オススメできます。

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