【PINARELLO】ドグマF10テストライド~勝者の系譜~
by: 大阪本館スタッフ

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3/15(水)、ピナレロ正規輸入代理店「カワシマサイクル」様による新モデルDOGMA F10試乗会に参加させていただきました。

 

 

 

 

 

ドグマF10のテーマは「Natural Born Wnner」。直訳すると「生まれ持っての勝者」となりますが、もし僕が意訳するとしたら「勝者の系譜」とかいかがでしょうか??

 

 

 

 

 

 

 

 

2000年に登場したマグネシウムフレームの「初代ドグマ」。そしてフルカーボン化し2009年に登場した「ドグマ60.1」。エアロダイナミクスを大胆に取り入れ、前モデルから大幅に形状を変更した2014年「ドグマF8」はピナレロ史上最も売れたモデルとなりました。

 

 

 

 

そして今回発表された「ドグマF10」。

F9ではないのか?という問いに対しては「ドグマF8 X-LIGHT」が9代目にあたるので、とのことでした。

 

 

 

 

 

 

 

一見するとF8からちょっと形状を変更したマイナーチェンジにも思われそうですが一体どうなのでしょうか??

当日はF10はもちろんF8、K8、K8-S、GAN RSとピナレロのトップモデルが選び放題!!

実際に比べてみてどうだったのか、をお伝えしたいと思います。

個人的な主観が入っておりますが、ぜひ自転車選びの参考にしていただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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まず初めに試乗したのが「GAN RS」。

当日、気温はすこし高かったのですが風が強烈で後から調べるとこの海岸沿いのエリアでは風速15m/s以上出ていたようです。

 

 

 

 

 

漕ぎだし、非常に良い。スタートエリアは追い風だったのですが、それを抜きにしても軽い加速感で他社メーカーのトップモデルと比較しても全く負けていません。

一番初めにこれに乗ってしまって、本当にF8やF10の良さがわかるのか、不安になるほどのトータルバランスの良さ。

F8とほぼ同じ金型を使用しているだけあり、風の抜けが非常に良く向かい風区間にはいっても車体が押し戻されるような感覚は全くありませんでした。

少し強めにペダルを踏んでみても速度の伸びも残しつつ程よいしなりも残っており癖の少ないバランスのいいフレームだと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2代目に「ドグマF10」。

乗る前から高まる期待感。ちなみに今回試乗した車体はすべて同じ50サイズで試乗しております。

 

 

 

 

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まずは漕ぎだしから。

GAN RSに乗った時に感じた心配は全くありませんでした。明らかにこちらの方が速いことがひと漕ぎ目からわかります。

ペダルに乗せた体重が下に落ちると同時にそのまま推進力に換わる感じというのでしょうか。GAN RSと比べてトータルバランスはそのまま高く、さらにブラッシュアップしたような感じ。

 

 

 

 

 

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さすがはトップモデルらしくしっかりとした乗り心地ですが、振動の吸収性は高くトップモデルだからと身構えていた分、肩を透かされたような気分でした。

トッププロがレースで使用するモデルなので、めちゃくちゃに踏みつけると反抗してくるような気性もありますが、感覚に任せてバイクに合わせてやればバイクがライダーの能力を120%引き出してくれるポテンシャルの高さを感じました。

 

 

 

 

 

 

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ピナレロが目指す速さ、軽さ、そして見た目の美しさを見せつけられた1台でした。

 

 

 

 

 

 

 

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最後に試乗したのが「ドグマF8」。

F10が発表された今、F8は一体どういった位置付けになるのでしょうか??

 

 

 

 

 

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乗り出してまず初めに感じたのが踏み味の「硬さ」。

F10も剛性は十分だったのですが、F8はさらに硬質な乗り心地。踏めばその分進むパワー伝達効率の高さとも言えます。車体を左右に振った際の反応の速さは今回乗ったモデルの中でも随一でした。

速度の伸びはF10よりもF8の方が良く感じました。

 

 

 

 

 

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バイク全体にまとまり感があり、ハンドル、サドル、ペダルに加えられたパワーがタイムロスなく推進力へと変換される。そんな感覚です。逆にフレームのしなりはまったく感じられませんでした。

重量的にはF10の方が軽くなっているはずなのですが、F8の方が乗り味は軽い。左右へのフレームの振りはF8が速く感じたが、その分横風の影響も受けやすく、おそらくF10よりもF8の方がハンドリングがクイックに味付けされているのではないかと思いました。

 

 

 

 

 

 

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根本的なピナレロの安定感やバランス感覚はすべてのモデルに共通しており、ピナレロらしさを改めて再認識した1日となりました。

反応性やハンドリング性能の高いF8と比べて、トータルでの落ち着きの良さやまとまりの良いF10。

僕が次にどちらかを買うとすればF10です。

 

 

 

 

 

 

 

 

性能とは関係ありませんが、見た目の美しさもF10の方が良いと思います。

滑らかに流線型を描くトップチューブ、太くたくましいダウンチューブ。

65.1からF8にモデルチェンジした際に薄れたかのようにも思えたピナレロの艶っぽさというか、エロさが戻ってきたように感じました。

 

 

 

 

 

 

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↑の6色が全カラーラインナップとなります。

現在絶賛ご予約受付中。

納期はサイズやカラーにもよりますが5~6月頃を予定しております。

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

 

 

 

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↑本日の昼食

 

 

 

 

 

 

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↑強風吹きさらし

 

 

 

 

 

 

 

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↑風は次第に強くなり、最終的には1台100万円超のロードバイクが30台以上地面に横倒しとなりました。

(その間に展示の車体が3度落下。)

 

 

 

 

 

 

 

2017/03/15

盛山 新太郎

 

 

 

 

 

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