【大阪本館×インプレ】謎多き話題のホイールONEAERに乗ってみた!
by: 大阪本館

bnr_shop_loran

当ブログにて何度か登場しております新興ブランド【ONEAER/ワンエアー】価格とスペックのバランスが『!?!?!?』となっており、話題性抜群。その走り自体は実際にどうなのかというところを私含め、皆様も気になられていると思いますのでインプレッションをさせて頂きます。

ONEAER DX5

IMG_0507

今回使用したモデルはONEAER(ワンエアー) DX5 (DISC仕様) ¥239,800(税込)

台湾で誕生した新しいブランドで、AERとは「Advaced Engineering Reinforced」高度、工学、強化の意味となり、技術力への自信を覗かせます。

■48.1mm(リム高)× 26.3mm(リム外幅)× 20.1mm(リム内幅)
■ホイールペア重量がF630g /R 740 g (前後 1,370 g) * +/− 3%

リム高50㎜弱にも関わらず1,400ℊを切ってくる軽量性!
当店在庫のDX5は付属のチューブレステープを巻き付けた状態で実量1,370gと脅威の軽さ。そう、このホイールはクリンチャーと両対応でいてこの驚異的な軽さを誇っているのです。

インプレッション

IMG_0537

見た目については賛否両論あるのが世の常。『AER』が『スミス』にしか見えない・・・というツッコミはもうご勘弁をw
グラフィック含めどんな車体にも合いますし、48㎜のリム高は視覚的にも迫力あってGoodですね。

使用タイヤはHUTCHISON 11STORM FUSION5 TLR。空気圧はF5.0BER/R5.2BER。乗り味、造りはこれまで何本も使用してきたMAVICのイクシオンのそれと酷似しているのでそこを差っ引いてインプレッションに繋げます。

この日の気温は最高気温6℃。最低気温‐1℃。風の状態:強風。狂風。爆風。末端冷え性で指がもげそうになりながらも十三峠を往復したりとクライミング性能を含め走ってきました。

■発進加速
重量1,370gは伊達ではなく非常に軽やかな発進。48㎜ハイトのリム高により縦剛性は申し分なく、横剛性も確保されており私の出力で横剛性が足りないなんてことは一切感じることはありません。またDT240EXPハブによる滑らかな回転、サピムCX-RAYによる空気を切り裂くエアロスポーク(丸スポークではない)を搭載していることもあり、48㎜のエアロ性能と俊敏性を併せもつ。DISCロード発売当初ネガで言われいた「DISCホイールは重い」なんてことはもう遠い過去と感じます。

■巡航性能

IMG_0500
エアロロードの性能は差し引いて(他に別ホイールで2本インプレッション中)高速巡航性能は正直そこまで高くはないのかな?というのが正直な感想です。35㎞/hまでは上記の加速性能からも非常に軽やかに速度が上げていくことが可能で、そこから40㎞/hまで持っていき、更にその速度を維持するのにはそれなりのパワー(出力)を要しました。勿論、爆風であったこともありますが、それよりは重量。軽量さからくる慣性の働きにくさとリム形状によるエアロ(ここでいうエアロは前面からによる空気の受け流し)であるかが速度の伸びと維持に直結しているのかな?というのが感想です。

■登坂性能

IMG_0490
爆風でしたが、これまでも数え切れない程登ってきた十三峠ですのでホイールの感触を試すには個人的には持ってこいの場所です。
このDX5 のリム重量は390gと48㎜ハイトであることを考慮すると非常に軽量。感覚的なところにはなりますが、チューブラーですとこのくらいの重量で50㎜ハイトならまだあるかなといった重量。これがクリンチャーでとなると最軽量クラスのリム重量ではないかというところです。
リム高があがるとジャイロ効果もあってダンシング時に振りにくくなるものですが、DX5はそれを感じにくい。感じにくいというのはリム重量が軽いことと踏み感が適度なところからきており、ホイール剛性に起因するところもあるかとは思うので一概には言い切れませんが。
空気圧5.0berであることを踏まえてもよれる感じもなくサクサクと上っていけます。勾配が緩やかなところは軽量さと48㎜ハイトのエアロ効果が。10%を超える坂ではその軽量さを武器に登れる印象です。
平坦時ではわかりませんでしたが、クライミング時のペダリング、踏み込んだ後の返り、反応からもリム剛性は高め。剛性が高くピッチが速く踏まされる感はなかったので、良い意味で脚あたりは良いかと。

■横風等に対して

IMG_0499
リム内幅20㎜あるのに対して外幅は26.3㎜と最近流行の超ワイドリムではありません。その理由はワイドリムになること≒重量増。ワイドリムによることで得られる振動吸収性能のアップはヨーロッパのような悪路が多いコースでは有効だが、このONEAERは台湾をはじめ、アジアマーケットでの最適化を考えており、ワイドリムによる重量増加よりも“シャープな走り”を感じられるリム幅を選択した結果のようです。このあたりは各メーカーで思想が違うので答えはでないかも・・・。

これまた爆風という絶好のシチュエーションだったのですが、イケます。突風レベルだとハンドルをとられ“そう”になることはありましたが、比較的安定してのることがき26㎜幅だからスーパーワイドリムに比べてヨー角による風の影響を受けやすいということも特段感じなかったです。このONEAERというブランドがどこまでリムのエアロを突き詰めているかは現時点での私の知識の中では不明ですが、「リム成型に絶対の自信を持っている」という言葉を謳っていたとおりなのかなとは思っています。

 

結論

IMG_0498

性能面で何か特別に突出したパラメーターを持っているホイールではなく全性能面が高い評価にあるホイールであることは間違いなさそうです。
何よりクセが全くない優等生な1本!それでいてコスパが最強にいい!!全員が全員、レースに出るなんてハズもなく1本で多くをこなせて、それでいてビジュアル的にもイケてるのが欲しい。ハイエンドホイールは高くて手が出ないなんて人には超オススメです♪使用している人がまだそれほど多くないのも魅力的。

ちなみにこのONEAERですが、間もなく値上がりします・・・。

店頭在庫分は現価格で行かせて頂く予定ですので、お早めに♪。

 

bnr_osaka_bianchistore (1)

 

bnr_shop_sns

 

bnr_shop_lmyjyunban

 

-e1592747451443 (1)