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これがコットンタイヤの実力!!春からしばらく使ってみたのでCORSA PROのインプレ的な話。
by: 石川康輔

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CORSA PROをしばらく使ってきてなんとなくコットンケーシングタイヤとしての良さ、CORSAとしての良さがつかめてきたのでうまく言語化してみたいと思います。

コットンケーシングがもたらす効果

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一応インプレ的な話になるので、

タイヤの仕様環境としてはリムがC19のリムに28cのタイヤを装着しています。4.5barぐらいで普段走っています。フロントは少し下げて4.2-3ぐらい。私の80kgという体重から考えるとやや低めです。

VITTORIAの推奨気圧表があるのでこちらを参考にしてください。

基本的にはツーリング用途です。

レースはでません。

ほぼ毎週100km前後のグルメライドをやっているぐらいの走り方をしているという人です。

ではインプレ的な話

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間を開けて久しぶりにこっちのタイヤに乗ったことによって改めて違いを感じて、こういう事なんだなって腑に落ちたので言語化してみます。

実は別の車体をしばらく乗っていたので走行距離的には結構短めです。

使い始めて半年ぐらいですが摩耗具合は見てもわからないぐらいです。正確に距離を出すのはむつかしいですが、一応1000kmは走っていると思います。

この手のレースタイヤは摩耗もそうですが、時間経過で劣化するのも早いので半年経過でコンディションがどのぐらいになっているのかが一つの目安になりますが、このCORSA PROは時間的にもかなり長持ちしそうなコンパウンドだと思います。

そろそろ冬用にタイヤ交換するのですが、もったいないから交換したくないなと思うほどにはまだまだコンディションは良いですね。

 

※私の中でもったいないの基準は、タイヤがまだまだ元気だからもったいないと、タイヤが劣化してコンディション落ちた状態で走るのがもったいないの天秤による価値観です。

 

ここ数年複数台乗っている影響で摩耗するまでタイヤを使い切るという事が無いので、私が気にする寿命は耐摩耗よりも時間経過による寿命が気になります。

でも、半年以上使えればいいと思っているので、大抵のタイヤは大丈夫ですけどね。

※しわが寄ったり、ひびが入ったり、小石がめり込みやすくなったり、判断基準は一定ではないですがなんとなく購入初期から劣化してきたなと思ったらそこが私にとっての寿命です。

そういう面では今のところ大変優秀なCORSA PROですね。

コットンケーシング

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このタイヤの特徴はコットンケーシングであるという事がやはり最大の特徴です。

では、他の多くのタイヤとの違いとしてコットンケーシングによりもたらされる効果として、私が新しいCORSAに感じた一番の特徴は振動の減衰能力が高い事ですね。

コットンという素材からのイメージできる通りで、路面からの突き上げやバイブレーションが一瞬で収束する感じがあります。

実際に路面をバウンドするわけではありませんが、少し荒れている路面などではタイヤ表面に衝撃が伝わりますが、その衝撃を包んでくれるような感覚で振動したなと感じても、それがコットンに包まれて収束する感じがすごく気持ちよいです。

音で表現すると、ゴッゴッゴッゴ!と走るような路面もドッドッドッド!って感じになります。(え?これでわかる?)

その速さがコットン!

また、コットンケーシングのしなやかさにおかげもあり路面追従性が高く転がり抵抗もとても低いのが特徴です。

重量は軽量タイヤとは言えませんが、一般的なTLRレースタイヤの水準に収まっています。

コンパウンドであったりケーシングの重ね方や太さ等色々な条件はありますが、CORSAのコットンケーシングはとにかく速い!!

一番違いを感じるのはなだらかなカーブの下りコーナーですね。

コットンのしなやかさで路面にビタッとへばりつく感じで安定するので減速も最小限で走れます。

高速コーナーでの減速の少なさはとても気持ちが良いです。

振動しないというのも物理的な速さにつながりますし、高速域での安心感もあるので精神的な速さも一段階上になると思います。

メンテナンス性

エアの保持に関してですが

1泊2日ライドとかであれば気にしないのであればそのまま走れると思います。24時間で1気圧減ぐらいだと思います。ハンドポンプで数回足して調整しても良いかもしれませんね。

ナイロンケーシングの他社のタイヤと比較するとコットンだからかそれなりに抜けが早い方ですが、この新型はかなりましです。

シーラントはアンモニアフリーのラテックスベースシーラントが推奨されています。

VITTORIA純正が確実ですし、MUC-OFFも使っていますが、一応大丈夫そうです。(ピンクの色が移るかもしれませんが。)

最近どのメーカーもタイヤの価格が上がっていますが、その中ではかなり頑張っていただいていると思います。コットンタイヤってコストかかりそうですけど、同一市場で最も高価なタイヤではないですからね。

ラインナップ

CORSA PROのコントロールという厚みを増したハイグリップモデルもあります。ロングライドや多少の悪路走行を楽しみたい、冬場の乾燥した路面でグリップを稼ぎたい方はこっちもおススメ。(今度私も使う)

プロがTTレースでSPEEDモデルを使っていたとか言う話もあるので製品版が出るのが楽しみです。

ノーマルのCORSA PROも、かなりしっかりしている印象で先日このタイヤで砂利道走っちゃいましたが、特に問題ありませんでしたね。速さ的にも殆どの方にとって満足いく高水準だと思います。

VITTORIAの新しいモデルはいづれも新ETRTO対応となります。

28cは内幅19のホイールで28mm、30cは内幅21cのホイールで30mmというのが現行の規格です。

内幅21に28cを付けると29mm以上になるはずです。実はこの両者殆ど一緒で5gしかカタログ値は変わりません。でも同じではないです。

内幅21に28cとか、内幅19に30cとかそういった条件によってもタイヤの感じ方は変わると思うので、この辺は最終的にどういう意図でタイヤサイズを選ぶのかが重要になります。

最後に

CORSA PROの登場によりVITTORIAコットンタイヤのTLRがレースにおいてもかなりの使用率があったように感じます。

チューブラーで黄金期を築いたコットンケーシングがTLRの時代になって、もう一度時代を迎える事になるとは、、、感慨深いですね。

タイヤの好みは人それぞれありますし、使っているリム幅や空気圧、バイクコントロールのスキルや経験値によってもグリップがあるとかないとか、速いとかモッサリだとか色々感じ方は変わると思います。

まずは使ってみましょう。

色々使ってみましょう。

あなたが気持ちよく走れるタイヤが必ずあるので、色々と試してみてください。

(ここだけの話ですが、タイヤがどんなカスタムよりも走りに影響します。一番お金をかけた方が良いと思います。)

 

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