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大注目のLOOK新型795 BLADE RS試乗してきました!「アサゾーはやっぱりLOOKイチオシです」
by: 石川康輔

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「LOOK 795 BLADE 2 RS」デビューから勝利を重ねる新しいレースバイクはどんな感触なのでしょうか?ようやく私も初乗りできたのでインプレしていきます。

新型795は純レースバイク

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新型の795にようやく乗れた石川です。サイズはSサイズでサドル高700mm。私の場合大き目サイズがしっくりくるのでMサイズもギリギリ乗れそうな気がします。が、今回は吊るしの状態なので一般的なジャストサイズのSサイズに乗りました。

スペックの確認をします

LOOK 2024 795 BLADE 2 RSフレームセット

¥880,000‐税込

付属品、専用規格ハンドル,ステム,シートポスト,専用コンピューターマウント,スルーアクスル

BB、T47スレッドBB(85.5)

フレーム本体重量(未塗装、M サイズ 905g フロントフォーク重量425g)

ワイヤレス 12 スピードコンポーネント専用

最大タイヤ幅 32 ㎜

ハンドル重量220g

ステム重量140g

ちなみに日本国内の価格がダントツで安いぐらいだそうです。このままの感じだと来年度は上がるかもしれません。(私の予想ですよ)。今年度分もサイズによってですがご注文はまだまだ可能なので気になる方はお早めにどうぞ。

まとめると、軽くてエアロなフレーム。専用のハンドルステムは交換が可能でカーボン製で軽量です。最新のワイドなエアロホイールに28cを履かせる時に実測30mm越えますがそれにも対応、かつヨーロッパの石畳レースにも対応するクリアランス。

ワイヤレス12sコンポに最適化する事で無駄をなくして徹底した高性能化を果たしているピュアレースバイクという感じです。

ヨーロッパのプロチームが成績を残すために全てを注いでいる感じのスペックがLOOKの新しい時代を感じますね。

各部を見ていきます

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専用のハンドルはかなりコンパクトなドロップ形状でブラケットを握りこむ今時のポジションを重視している感じです。

 

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専用ステムとヘッドセットは段差を極力減らす事と重量にも気を使っている事が見て取れます。

 

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フロントフォークはフレームにしっかりめり込んでいます。空力にもかなり影響ありそうです。

 

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シートポストはエアロですが薄すぎないバランス重視の物。凄く軽いです。

 

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最近のエアロロードはこういった少しの工夫でも空力を改善してきます。

 

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ごつ過ぎないリアトライアングルが登りの速さにもつながっています。

 

今までのLOOKとの違いを感じたのでその辺のお話

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この新型は私自身のイメージするLOOKのこれまでのバイクからいい意味で違いを感じる純粋なレースバイクの初号機だと感じました。

私が一番最初にLOOKを思い浮かべるのは世代的に”695”というモデルになります。(若者なんで)

色々な要素を足し算で作り上げた上質なカーボンロードバイクは当時他のどのバイクとも違う低速域の上質な乗り味がありつつ、レースの速度域でも気持ちよく走れる唯一無二なカーボンバイクという感じで、色々な足し算を感じるバイクというイメージがあります。

先代の795 BLADEも剛性の高さや重さがあるバイクではありましたが独特のカーボンのレイアップによって軽い力で走れるどこか不思議な感じがLOOK独特の乗り味を演出していました。

ですが、新型795はこれまでの足し算で上質さを演出していた感じから一転して引き算でそぎ落としていくような作り方に変えてきたというのが乗ってみた印象です。

リムブレーキの頃の785 HUEZ RSが少し近い感じで、入力から後輪への出力までのタイムラグを限りなくゼロに近づけるような作り込みがなされている印象です。

正直ホイールがCORIMAのMCC(カーボンスポークの凄いやつ)で、ヒルクライム決戦バイクみたいな仕様だったのでより加速の鋭さを感じたかもしれません。

1400-1500gの50mmハイトクラスのホイールだと印象がまた違ってくるかもしれません。

ロングからレースまでカバーするなら、おススメするとしたらDURAC50とかENVE4.5とか今時のワイドなリムを持ったエアロホイールが良いかなと思います。

登り重視でハイペロンとかC36にして乗り心地の良さと漕ぎの軽さを両立するのも有りですね。

フレーム自体の反応が鋭いので私のスキル的には反応が極端に速いホイールは乗り手を選ぶかなと思います。

21mmワイドのリムに28cチューブレスで3.8barぐらいで走ればすべてのバランスが整う気がします。

 

とにかく、走り出しからパッと反発する反応速度の速さがこれまでのLOOKのエアロロードモデルからの一番の違いで、上質さは感じつつもいつもより踏み込みをせかされる感じがあるので、乗りこなしに慣れは必要になるかもしれません。

とは言え、今時のスタンダードなレースバイクの感じに近づいているという所なのでライバル比でいえば十分扱いやすい部類だと思います。

 

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エアロロードが最近ボリュームが大人しくなってオールラウンド化をしています。

タイヤクリアランスもむしろ広げられる事で、空気の流れを邪魔しない事でエアロダイナミクスを良くしているという感じですね。

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ポジションも低くブラケットを握りこむ今時のポジションに特化しているのでフレーム単独での空力改善以上にポジションによる空力改善でスペック以上に高速走行性能は高いと思われます。(試乗コースは短いので巡行性能は片鱗しか感じられませんが)

 

純粋なエアロロードというよりは加速性能も軽さもあるのでヒルクライムレースでもこれまでのLOOKの中でも最速の部類だと思います。

とにかく速いバイクが欲しい方、LOOKにあこがれていてハイスペックなモデルが欲しい方、1台で様々なコースを走れるバイクを求めている方など、これまでのLOOKの印象よりも更にレースに特化したバイクなので北米ブランドとの比較でスペック買いするという方にもおススメできるバイクですね。

あまり軽いと強度とか耐久性とか剛性とか色々心配になりますが、UCIギリギリの重量で収まるぐらいの重量にとどめているので長く乗れますし、ハンドルやステムは別売りで交換も可能ですし、LOOKはデザインも良いので飽きが来る事もないでしょう。

 

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おススメしない理由がないぐらい速くて万能なレースバイクになった新型795。

乗ってみてアサゾーでは更にイチオシしたいハイパフォーマンスバイクだと確信を得られました。

良くも悪くも”私が考えるLOOKっぽさ”は少し薄れましたが、これまでで最速のレースバイクになったと確認する事が出来て今回の試乗会は大満足でした。

このLOOKフレームセットのご注文はまだまだ受付可能ですよ!!

 

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定休日:なし

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