【石川ライド】今年買ってよかったもの三選！！今年も色々ありました。
by: 石川康輔

さて、そろそろ年末ですが皆さん今年はどんな一年でしたか？私も今年は色んな所に走りに行きましたし、正直失敗したこともあったり、勿論色々なアイテムを買って試してきましたが、その中でもこれは感銘を受けた、これはヒットして当然の商品だろと納得行ったアイテムなどピックアップしていきます。

石川ライド今年買ってよかったもの！

えへへ、、、これは乗ってないからまだ無しです。まだ組んでないから来年枠に入れても良いでしょうか？来年だけ特別措置でお願いします。

というわけで色々ありますが、とりあえず３つに絞るのがそもそも大変なのですが、製品としての良さ以上に私の認識を改める切っ掛けになった商品を重視してピックアップしていきます。

1，DOMANE AL GEN3

今年はこのバイクをなくして語れない程私の中での存在感の強い買い物です。

DOMANE ALの３世代目となるこのバイクですが、買うに至った経緯を話すと2000ｍの峠にある砂利道を走りに行きたいと思った事が発端となります。

走りに行くにあたり、グラベルロードを使う事も考えていましたが、私のヒルクライム能力的に獲得標高がちょっとキツそうだったので半ばあきらめていたのですが、DOMANE ALと出会ったことで実現する事になりました。

ノーマルでも十分楽しいバイクですが、私の欲するスペックに引き上げる為に様々なカスタムを施した結果こんな感じになりました。

アルミのロードバイク自体がものすごく久しぶりですし、そのディスクロードとなると、全く未知の存在です。

でも、よくよく考えると、もっと重そうなクロモリのディスクロードがあるんだから、確かにありなんだよなって冷静になった時、衝動的に買っていました。

このバイクがすごい所は、走り自体は特にカーボンバイク並みに走るという事は無いのですが、ロードバイクだけど太いタイヤが入るという所と、ジオメトリーがかなり良くて、砂利道での安定感、ダウンヒルの安定感が抜群に良かったのが気に入っているところです。

長距離を走る時は軽いバイクの方が良いのでロングライドではあえて乗ろうと思わないと使わないですが、荷物の積載性も高く太いタイヤを履かせていますし、アルミ素材なので砂利道でも精神的に遣うことなく走り抜ける事ができると思っているのでショートカットに砂利道を使ったりする事ができるのでそういった面で近所のお散歩ラーメンライドでは特に使いやすいバイクに仕上がっています。

オールロードというジャンルの便利さや楽しさを私に教えてくれたこのDOMANE ALは今年の私の中での一番の出来事になったと思います。

DOMANE ALについて語っている記事もあるのでそちらもご確認ください。

2，BRYTON GARDIA R300L リアビューレーダー

リアビューレーダー全般という感じでとらえていただけると良いと思います。性能差は各社でそんなにないのでお好きなブランドから選んでください。

リアビューレーダーによってもたらされる恩恵は公道を走る全てのサイクリストにとって有益なものだと思います。

それは「安全性」という事に尽きます。

後ろから車両が近づいてくることが分かる事で何が変わるのか。

言葉で説明しただけで共感を得るのは難しい感覚的な話なのですが、一般道をサイクリングしていると後方から来る車両の接近に気が付くのは難しいです。

相手が60ｋｍ/ｈで近づいてくると100ｍ離れていても10秒程で追い抜かれることになります。

但し、100ｍ後方を認識する事は難しいのは皆さんも実感としてあると思います。

でもレーダーを使えば直線で100ｍ以上後方の車両を感知してどのぐらいの速度差で近づいているのかも何となくわかるので、抜かれるまでの気持ちの準備や、路面状況が悪いときにはあえて車線の中央に数センチ寄って急な挙動をしないようにするなど工夫する事ができます。

これがどれだけ安心感を感じる事ができるのかが実体験をしないとわからないかもしれませんが、本当にこれ一つでサイクリングが楽になります。

欠点としてはだだっ広い土手上を走っていると未知の何かに反応してしまう事があるのですが、一般道では挙動は安定していると思います。

もちろん、機械なので一定のアルゴリズムの範囲でしか感知をしないので逆に反応しないなんて事もあるかもしれません。

なので、反応が無いから安全だとは思わずに、しっかり今まで通り後方確認を行いましょうね。

3，VITTORIA CORSA PROシリーズ

今年の個人的ヒットタイヤはVITTORIA CORSA PROシリーズとしてまとめてしまいます。

無印のPROとPRO CONTROLの2種類があるこのタイヤですが、両者ともに個人的に気に入っている点として、抜群の速さと圧倒的な振動吸収性です。

これはCORSAが新しい製法を開発した事と、コンパウンドも新しくしたことによりものすごく良くなったことだと思います。

元々CORSAシリーズは人気はありましたが、正直言って今時のライバル各社と比べた時にコットンである事以外に優れているところは感じられませんでした。

去年はCORSA NEXTという新しいCORSAが登場して感銘を受けましたが、今回のCORSA PROの感動はその比ではありません。

私の中でのベストタイヤはこれだと思えるぐらいいいタイヤになっていると思います。

でも、CORSA PROにはPRO CONTROLという選択肢もあってその二択が悩ましいのです。

今の所使い分けた感触として、どちらも乗り心地の良さが圧倒的なのがまず、同じコットンケーシングを採用していることで大体一緒です。

続いて転がりの速さに関してもコットンケーシングがしなやかである事が同等です。若干コンパウンドの厚みや幅が異なるのでたぶんCORSA PRO無印の方が速いとは思います。更に言うと、ダウンヒルの安定感も無印の方がタイヤがしなやかで路面に追従する感覚が強いので速度が速い条件では無印ですね。なので速く下るという条件においては無印かなと。

逆にPRO CONTROLの方がタイヤの形を保とうとする性能が高くタイトコーナーでのグイっと粘る感じはある気がします。路面状況が荒れている高速ダウンヒルでは無印と比べると少し不安感も感じる面もある気がします。同じ道をそれぞれのタイヤで走ったわけではないのでここは私自身のイメージでしかないですが。

コットンケーシングタイヤの欠点があるのですが、シーラントがすごく乾く事です。

あのMUC-OFFを試してみましたが半年でカピカピでした。

もっと走行距離の多いトッププロ向けって感じですね。

エア漏れはコットンとしては少ない方だと思います。フィッティングもかなり良いので決戦用の良いタイヤを探している方は是非。

私もいつでもパンクしていいようにすでにストックも買ってあるぐらいには気に入っています。（次回も使うという意思表示）

その他

その他色々ありましたが、CAT-EYEのVOLT800NEOは傑作ですし、サンマルコのショートフィットはおしりに合えばロングライド最強サドルになりそうですし、グラベルキングというか、43ｃという太いタイヤは考え変わるぐらいグラベル走りやすかったです。

そろそろ大人しくしたいところではありますが、新しいアイテムを追いかけないと1年で浦島太郎状態になってしまう程最近の自転車業界は変化が激しいですね。

今年を振り返るとそれも今年！？って事が多々あるので皆さんも今年の記憶は今年の内に振り返っておいた方が良いですよ。

それでは、今年はまだまだあるので全然ラストのブログではないですが、良いお年を！