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2024/10/03 16:11
吉見のさくら堤は彼岸花が満開でした。日高の巾着田も満開らしいので、そちらにも行ってみたいところです。
ちなみに今週は少し生活バランスが崩れてしまったので、何故か超早起きして朝ライドしてきました。
最近あまり乗っていない事で逆に余裕が出てきたので今乗っているGE-110の適正化、アジャストを色々考えて試しています。このバイク専用のという事ではなく、今後一般化されるであろうワイドタイヤに適性を持ったジオメトリーをしているロードバイク全般に当てはめる事ができる概念だと思うので将来の為に研究中です。
ステムを短くするという私のロードバイク人生におけるターニングポイントを迎える事になりました。
大げさだろと思うかもしれませんが、私の記憶としてロードを始めて間もなくからなので、殆どのロード人生を120mmステムのみでロードに乗っているという状況から脱却?したという事が私の中での大きな出来事として今後のサイクリング人生のターニングポイントとして私の中に残る事だと思います。
ある種信者的、信仰的な側面があった120mmステムという呪縛ですが、勿論元々乗っているバイクのオーソドックスなポジションをとる場合は骨格的、体格的、筋力的な面からやはり120mmステムが一番しっくりくるとは思います。それ自体が間違っているという話では今回ありません。
ステムってポジション出しだけのものではないんです。
私の元々の考え方としては、ステアリングの舵角、操舵性、バイクコントロール性などステムが結構な割合を占めているという考えの元同じステム長でポジションを出していました。
そんな中、最近のロードバイク多様化に伴い、元々23cを基準にして開発していたリムブレーキロードバイクとは違って、30c前後を基準に設計しているロードバイクが登場したり、勿論グラベルロード等の似ているけど別の乗り物も登場してきました。
バイクによって最適なハンドリング、トレイル値を実現するステム長の関係と言えばいいでしょうか?
そういったものが個々に大きく異なる時代がやってきたというのが実感としてあります。
以前から勿論各社各モデルジオメトリに差があったのですが、「癖」で済ませる事ができるぐらいの違いでしかなかった(という認識)のですが、タイヤサイズの枷を外されたディスクロードではワイドタイヤがどんどん加速してこれまでの基本設計と大きく異なるバイクが登場してきています。
その為、私の現在のメインロードバイクのGHISALLO GE-110というエンデュランスロードは比較的太いタイヤで基準を持ったフレームジオメトリーを採用しており、これまで通り120mmステムでポジションがでているけれども、実はバイクのコントロール性能にとってはベストではないのではないかという疑念を最近持つようになりました。
もちろん、120mmのままダウンヒル、ヒルクライムもこなしてきていますし、特に不満は無いのですが、何となく心の中に引っ掛かりがあって、替えてみたくなったというのが今回110mmステムを導入した切っ掛けになります。
ステムの長さの数値その物にはあまり意味はありません。普段より長いか短いかという事をご自身に当てはめてください。
私にとって、23c時代のロードジオメトリーでの経験は120mmのステムによって培ってきた。(これが私の経験値、基準というだけです)
それに対して、エンデュランスロードという30cタイヤをベースに作られたジオメトリーは同じステム長で操舵する事に何か引っかかりの様な感覚を心の中に持っており、一つ短いサイズの110mmステムにするとこのバイクと自分がシンクロするのではないかという「仮説」が生まれたという事です。
ハンドルがENVEなのでいつかはENVEにしたいと思っていました。
エアロステムも考えましたが、トラディショナルなROAD STEMの110mmです。
ようやっとブランドがハンドルとおそろになりました。
定点撮影できていないのですが、新(上)旧(下)比較です。
スペーサーは元々入っていないので変化は単純に10mmですが、かなり変わったと乗って感じました。
単純にポジションとしてもニュートラルなブラケットを握る上体の立ったポジションでは、少しだけ重心を後ろにもってくることができたので姿勢をとる事自体が楽になったのと、エアロポジションについては結局腕を折りたたむ前提なので前傾の深さに影響は出なかったという認識です。
それとは別に、ハンドリング的な違和感ですが、とりあえずいつもの土手を走っている限りでは違和感が全くなかったという感想です。
山岳ライドをしていないのでもしかしたらダウンヒルとか障害物を避ける際に違和感が出る可能性はあるかもしれませんが、感想としてはやっぱり「違和感がない」という事が一番です。
違和感がなかったというのは、違いがわからなかったというのとは違って、「あ、これだ」って感覚。
本来はステムの長さの違和感を感じなければいけないのですが、ポジションが変わったという事以外にハンドリング的な癖が変わったことに違和感を感じないという事は、「これが本来あるべき姿なのではないか」と。
という事は、こういう考え方ができるのではないでしょうか
「タイヤが太いバイクは短いステムの方が良い」
という考え方です。
もしかしたら、そんなの当たり前だろと思う界隈の方がいるかもしれませんが(オフロード系とか)、もっと言葉を選んでみると、
「太いタイヤを前提にしたトレイル値を持ったフレームはより短いステムでの操縦が最適なのではないか」という事です。
今までは、純粋なロードレースポジションを持ったフレームを基準に120mmのステムで辻褄の合うハンドリングを好んでいましたが、今回エンデュランスロードという最大32cというワイドタイヤにも適性のある比較的ゆったりとしたハンドリング特性をもったロードバイクに乗った結果、アップライトである事と、ステムが短い事が実はバイクをアジャストするのに重要な役割を持っていたというのが今回私が感じた事になります。
今後増えるであろう、ワイドタイヤに適性のある非ロードレース系のロードバイクにとって重要な考え方になりそうな、私が感じた違和感と、それを解消するためにステムを短くしたという手段。
今回、ステムの高さに変化を付けるというポジションをアジャストする事とは意味が違って、「ハンドリングをバイクに合わせて整える」というバイクの性能に対してのアジャストともいえる変化を試してみました。
これはハンドルの高さを変えるという事とは違って、バイクの操作性能その物に影響が出るので今のバイクのハンドリングに違和感が無いのであればやる必要のない作業です。
もし、最近私と同じように今時のバイクに乗り換えてワイドタイヤを装備して乗り味には満足しているけど、実は心のどこかに違和感を覚えている(超ピンポイント!)という方はステム短くしてみませんか?
グラベルロードについても、多分45cとかつけるなら更に10mmないしはもう10mm短くしても良いかもしれませんね。
実はグラベルロードでは既に110mmというのを試しているのですが、その時はあまり深くは考えていませんでしたが、本能的に120mm気持ち悪いという事に気が付いて、適当に110mmステムを買ってつけていましたね。
今思うと、それでも長い気がしていたので真剣にそのことを考えていればもっと早くこの考え方にたどり着けたのではないかと思います。
なので、最新のロードバイクを買う方は、場合によってこれまでと同じステムの長さが実は新しいバイクにとっての最適解ではない可能性があるという事だけ覚えておいてください。
これも私が「物にはモノにとっての最適な形がある」という前提の考え方をしているという事から発生している事で、「どんなバイクも同じセッティングで乗るべき」という考え方と真っ向から反している事なのでどちらの変化がより大きな違和感を覚えるのかご自身の中で見つめなおしてから取り組みましょう。
「タイヤの太いロードバイクには普段よりも短いステムを付けろ」
でした。
最近のバイクはステム交換のハードルが高いので気軽には試せないのですが、上げ下げするだけではなく、実はこれまでよりも短くするという選択肢、ありだと思います。
いつもの定番練習コース荒川パノラマ公園の往復して来ただけなので特にいう事はありません。
早起きの成果もあり朝ごはんの時間には家に帰ってきたので最近マイブームのプリマハムのタコさんウインナーを食べました。
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