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【石川ライド】新しいホイールはいいもんだ。【タイヤサイズとリム内幅の関係】
by: 石川康輔

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まだまだ暖かい日が続きますね。しばらく雨っぽいので、まとまったロングライドが出来なさそうな感じですね。

まぁ、雨の中走れよって感じですが、風邪ひいちゃうです。

新しいホイールはいいもんだ!

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OQUOのホイールを買いました。RP45LTDというモデルです。

アサゾー注目の新規取り扱いブランドの「OQUO」はスペインを代表する自転車総合ブランドの「ORBEA」のホイールブランドとして、完成車への採用だけでなく、単品販売も行っておりバランスの良い設計と、カラーオーダーが無料で行えるシステムと、価格の安さに注目が集まっています。

もちろん、プロチームに機材を供給しているORBEAは同様にホイールも機材供給しており、第一線を走るトップ選手に使われるレーシングホイールという事も重要なポイントだと思います。

 

特にリムハイトから考えてトータル重量が軽量なのでリムが軽いという事がポイントです。

リムが軽いと操作性が良くなりリム剛性は少し控えめになるので足に来ない優しい乗り心地が期待できます。

速さはエアロダイナミクスとホイール全体の剛性のバランスによるのでリム自体の剛性は走りかたのスキルとかパワーとかによるのでよりハイパワーに走りたい方は57mmハイトモデルもあるのでそっちもおススメです。

ハブの性能はZIPP COGNITION VS2というスペシャルなハブを採用。世の中にあるハブの中でもトップクラスに回るハブで、特に空転時の性能は圧倒的です。ハブ自体の剛性が高いことに加えて、様々な工夫によりカッチリと組まれているので良く走るホイールとなります。

縦方向には多少ゆとりがあり、横方向については剛性がしっかりとあるのでレースホイールとしてもエンデュランス性能が高いのがポイントですね。

ホイール購入の決め手

なんでこのホイールにしたのかというのが知りたいところだと思いますが、結構単純に衝動買いに近い感じです。

店頭にはしばらく並んでいたホイールですが、欲しいなと思っているホイールの一つではありましたが、先日購入するまではずっと購入してきませんでした。

お金をためていたとかそういう事でもなく、購入するに至らなかったという話です。

なにか決め手に欠ける、単純にお買い物しすぎてお金もない、色々な買わない理由がありましたが、先日ふと寝る前に思い立って買うしかないっしょ!という感じで買ったというのが経緯になります。

 

というだけでは、「理由」とは言えないので理屈としてなんで選んだのかを自己分析しますが、

逆にこれまで買わなかった理由がリム幅です。

リムの内幅に最近は注目が集まっています。

ロード用ホイールで最大のリム内幅は25mmのフックレスリムが一つ基準になっています。

ワイドリムのメリットはエアロダイナミクスと剛性の高さ、太いタイヤを付けた際のタイヤのよれの少なさにあるというのが理由になります。

最近のプロレースを見ていても内幅23mmのホイールを使うチームが増えて、内幅25mmのチームが勝っているという状況から内幅の広いホイールが速いというのがにわかに話題となっています。

私自身も内幅の広いホイールが欲しいぞと思って色々なホイールを吟味していたのですが、30cのタイヤを使っている私にとって実は内幅21mmが一番合っているのではないか?という疑問が生まれました。

 

30cタイヤが対応するリム内幅を見ていくと

内幅21mm~25mmの範囲で使うのが最適であるというのが一応規格として決まっています。

取り付け自体が可能かどうかという話であればもっと細いホイールでもつけられますが、タイヤ自体が内幅21mmを想定して設計されていることから、転がり抵抗自体が最適化されるのは内幅21mm以上の場合になります。

内幅21mmのホイールの場合オンロードタイヤとして最適とされているのは25c~30cタイヤの範囲の場合が殆どで、25cが一番よれが少なくカチッとした乗り味になり、30cは少しフワッとした乗り味に感じるでしょう。

対して、内幅25mmのホイールではロードタイヤとしては29c~が一応規格として決められているのですが、タイヤサイズとして現在は殆ど見る事がないサイズの為、実質30c~という扱いになります。

その内幅25mmのホイールに30cタイヤを付けると同じようにフワッとする感じが強いかというとそんなことは無く、かなり剛性が高くカッチリとした感触になるというのが私の感じている感覚です。

つまり、内幅21mmにつけている25cと同じ現象でかなりカチッとするのです。

もちろん、30cなりに空気圧を下げて乗る為乗り心地や振動吸収性はとても高いのですが、タイヤがヨレる感覚は明らかに差があると感じる為内幅21mmで感じていた30cの感触と25mmで感じる30cの使用感は全く違うものになります。

 

これは他のリム幅にも言える事だと思います。

内幅23mmなら28cがミニマムサイズになりますし、内幅19mmなら23cもイケると言っているブランドが多いのでそこがミニマムですが、現実的には選択肢がなくなっているので25cになりますかね。

 

各リム幅毎の推奨タイヤサイズ

上限サイズについては実際40cぐらいまで対応するのですが、ロードタイヤとして性能を担保する事ができる範囲で考えると

内幅19mm – 23c、25c、28c

内幅21mm – 25c、28c、30c

内幅23mm – 28c、30c、32c

内幅25mm – 30c、32c、、、、、

カッチリ<——————->フワッと

という感じになるでしょうか?

ホイールメーカー、タイヤメーカーによっても誤差があると思うので使用する銘柄がタイヤサイズに指定をしている場合はそちらに従ってください。

世代が古いと今のタイヤ規格で表記をしていない事もあるのであくまでも新ETRTO世代の現行品での規格という事です。

 

これが実は走りにすごく影響があるのではないかと思い、ホイールの幅だけに注目するのではなく、そのホイールに取付するタイヤサイズによっても感じ方が大きく異なるという事を意識していただくとより明確に必要なホイールスペックが見つかると思います。

 

今はタイヤサイズ選びの過渡期だと思います。

車体によっても適切なタイヤサイズは異なりますし、乗り手の技量や目的とする性能によっても選び方が異なります。

太いタイヤと言えば思い浮かべるポガチャル選手が25mm幅のENVEホイールに30cを使ったというのは、一応28cでも使えるコンチネンタルを採用しているにもかかわらず30cを使用しているのは剛性バランスやタイヤのよれが一般的なリム幅と比べても気にならないから太いタイヤを採用しているとかそんな感じの様に思えます。

剛性アップのために28cにする必要がない事と、30cにしても走りが怠くならないという二重の理由だと思います。

差がないのであればエアボリュームがある方が路面の悪い所ではより速く走れるので有利になるという思考です。

 

私はその逆で、内幅21mmのホイールに30cを付ける事でタイヤを変形させている感じが欲しかったのでリム幅が狭くなり空気圧が高くなったとしてもワイドリムよりも優しいと「体感上」感じる組み合わせにする事が可能で、私の最大目標のロングライドにも最適なのではないかというのが私が出した結論です。これは「体感上」です。数字上はどうなるかはわかりません。

同じ30cタイヤを採用しているのにもかかわらず、ポガチャル選手の速さの為の選択と私のゆとりを求めた結果のサイズ選択で目的が全く異なります。

 

もちろん、ホイールのモデルによって剛性の差があるので全てがリム幅だけによるものではありませんが、すごくわかりやすいじゃないですか。

「リム幅でタイヤの剛性を調整しています。」

「好みのタイヤをおいしく使う為にホイール選んでいます」

目的と手段が明確でホイール選びにおいてリム幅の違いを悩む必要がないです。

※リムの外幅やリム自体の剛性(カーボン素材や製法などによる)、その他さまざまな構造的な要因がホイール全体の剛性を担っているので全てがこれに当てはまるわけではないものの、タイヤの変形その物の差を考えたらリム内幅で考えるのが一番わかりやすいと思います。

 

タイヤサイズを明確にする → その上でリム幅を選ぶ → ホイールのスペックを選んで乗り心地や剛性のバランスを考える

30c使いたい → 少しゆとりのある乗り心地が希望だから内幅21mm → ロングライドで剛性はそんなに高くない方が良いからリムが軽量なOQUO RP45LTD(このシリーズはリムが軽いので30mm台のハイトだと剛性が低いと感じるだろうから45mmという選択)

という思考の流れで今回OQUO RP45LTDというホイールに行きついたという事になります。

 

もちろん、デザインにも一目ぼれです

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私の車体とのマッチングもとても良いと私は思っているので、結局それを正当化するための思考でもあったと思いますが、物を買う時は買う理由を正当化しなくてはお財布も硬くなっている今の時代には必要な事だと思います。

 

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現在コレと同じデザインのホイールを改めてオーダー中です。

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また、他のリムハイトやカラーの物もオーダー可能です。

カラーオーダーによるアップチャージはかからないので受注生産の為お時間は数か月かかりますが、あなたの為のホイールが手に入るので是非カラーオーダーもお試しください。

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