日本最大級のスポーツサイクル専門店!ロードバイク用スモールパーツ在庫は国内随一!
2025/08/18 19:01
ご自身のサドルの高さとサドルの後退幅言えますか?(基準としている数値はありますか?)
目次
ちょっと文字が小さかったかもしれん。。。
「ポジション」
ロードバイクに乗り始めてしばらくたつと考え始める基本的な事柄です。
特にビンディングペダルを使うようになるとより一層意識をすることになると思います。
ハンドルの落差や距離、クランク長が最近は短いのが流行りとか、前乗りポジションとか、色々と考えていくことはありますが、、、
ポジションを考える際に最も基本となる要素が「サドル高」「サドル後退幅」この二つだと私は考えています。
ポジションを考えるうえで大前提として、ここだけは確実にニュートラルな位置(数値)を知っておく必要があります。
骨格的な基準の数値を持っていると、前乗りポジションもサドルを後ろに下げるポジションも、基本的な数値さえ把握していれば自由自在に調整する事が可能になります。
上に赤線と緑線を引きましたが、赤い線が「サドル高」、緑の線が「サドル後退幅」となります。
それぞれBBの中心軸を起点に二次元的に計測して数値に置き換えるのが一般的になります。
一般的に初心者の方が用いる計測方法としては、BB軸を起点にシートチューブの中心をたどって計測をされる方が多いかなと思います。
ですが、サドルの種類や、フレームのジオメトリー、エアロロード等の場合にその方法では計測のずれが発生してしまいます。
極端な例ですが、Y1RSのようなフレームではその測り方は不可能ですからね。

ではサドル高はどのように求めているのか?
まずはサドルにとっての基準点を決めます。

PROLOGO NAGO R4のように基準点となる位置に線が引かれている場合もありますね。
サドルの穴の内側に小さく線が入っています。
サドルのサイズによって誤差があるのですが、どうやら70mmが基準になっていると思われます。
その他のサドルには線は無いですし、サドルブランドによって基準線の位置が異なる為、先ずは基準を作るためにサドルの幅が70mmになる位置を基準にすると決めます。
これ自体は70mmであることにこだわる必要はありません(75でも80でもいいと思います)が、今後はすべてのサドルで同じ70mmの位置を基準にしてサドルの70mmの位置とBB中心軸をつないだ地点を数値上のサドル高とするというのが非常に重要になってきます。
これがちゃんとしたサドル高の測り方です。
この概念はUCIルールでサドルを一定以上後退させなければならないという事である程度知っている方も多いかなと思います。
このルールをかいくぐって前にサドルを配置する目的もあってショートサドルが登場しているというのも面白い要素ですね。
一般的にはBBもしくはサドルの先端を起点に垂直線を引きます。(上の画像ではBBを起点に垂直に紫の線を引きました)
その線に対してBBもしくはサドルの先端までの距離を計測して数値を導きます。(BBを起点にしたらサドルの先端までの距離を測ります)
UCIのルールでは -50mm という後退幅が規定されています。つまり緑の線が5cm以上無いとルール違反ですよって事ですね。

バイクを乗り換えようが、ハンドルを変えようが、何をしようが、とにかくBB軸からサドルまでの距離は常に一定である必要があります。
その為、前乗りポジションも、後乗りポジションも、基本のポジションが出来ていれば実は同じ「サドル高」になるのですが、お分かりになりますか?
シートポストの出代は異なりますが、結局計測しているのはサドルの基準線なので、サドルを前に出したらシートピラーをその分上げるわ事で、サドルまでの距離は変えないという事になります。後ろ乗りはその逆です。後ろに下げたら、シートピラーを低くする。
そのサドルの基準の位置がないうちに前乗りとか後乗りの模索をやり始めてしまうと、正しい高さがわからなくなってしまうので注意が必要になります。
元も子もない話ですが、「フィッティングサービスを受ける」。これが最もタイパもコスパも良い方法です。
たとえフィッティングに数万円かかったとしても、サドルをそれなりのもの買ったら2万円しますからね。
ポジションが迷子になっているとサドルを買いがちなので、数個買ったらプレミアムなフィッティング受けられるようになっちゃいますよ。(当店としてはサドル買ってくれた方がうれしいけど)
世の中様々なフィッティングサービスがございますが、関節の角度や位置関係など基本的な要素は運動生理学的にある程度の範囲は決まっているので、大きな差は無いと思います。
特に、今決めるべきポイントはサドルの位置の話をしているので、関節の数も少なく個人差が極端に出る部位ではないのではじめは正直プレミアムフィッティング的なものである必要はありません。
ワイズロードでロードバイクをご購入いただくとバイオレーサーライトでサドルの位置は結構ちゃんと出ているのでそれを基準にしていただければよいと思います。
それ以上にパーソナルなフィッティングを受ける場合はサービスを行っている店舗にご相談ください。
※購入後の個別のフィッティングはサービスを行っている店舗が限られますのでホームページからご確認ください。
ニュートラルなポジションを求める際に、筋肉は一旦無視をして考えた方が良いのではないかと最近思うようになりました。
なぜかというと、「筋力が低下したら以前のポジションが取れなくなった」からです。
低く遠くを求めて限界を超えてハンドルを下げていた時代もありました。
筋肉も今よりもしっかりついていましたしその柔軟性も今よりも圧倒的にありました。
それを前提に出したポジションは現在は再現が出来ないのです。
おかしいですよね。
当時は速いと思っていたのに、今は姿勢を維持する事すらできない。
今はそのころと比べて明らかにハンドルは高くなりました。
サドルも後ろに下げました。
何ならサドル高は低くもなりました。
筋力に頼っていたために、骨格的に自然なポジションから逸脱していたのではないかと気が付くようになりました。
そこから、色々と試して、ハンドルを高くしたり、ステムを短くしたりもしましたが、現在は結局少し前に戻ってある程度は低く遠くする必要があるよねという状態に戻りはしました。
基本に忠実なポジションってやつです。
それからは無理せず関節に負荷の少ないポジションを求めるように意識が変わって、骨で乗っている感覚を最近は無意識に感じられるようになってきました。
骨格で乗れていれば、筋力に関係なく常に一定の状態で乗れるので、ここが1丁目1番地という事です。
流行りとか関係なく、先ずは自然に身をゆだねて自転車に乗る事がニュートラルなポジションです。
結果遅くなったかというと、先日ストラバアカウント開設して以来ではありますが30秒のベストパワーが出ました。
年々体力は落ちても身体を自然に使えるようになっているので出力は一定以上出せるという事が良くわかりました。
高出力で脚凄く回りますからね。
低くて遠い昔のポジションって何だったのだろうか。
フィッティング系の情報が載っている教本を何冊も熟読しましょう。(運動生理学の勉強)
※最近のインターネッツって私を含めて広告の為の記事が多すぎて内容がないものがヒットする傾向があります。やっぱり活字をしっかり読みたいなら、ムック本などを買うか、WEB版で有料の購読をするとか、情報を買うのが良いですよ。そう、情報って昔から有料でしたからね。ググれって言われても近年まともにヒットした試しがない。
熟読して、表面的な事だけでなく真意を理解したら、実践するのですが、必ず真横からの写真、できれば映像を撮影して、第三者目線で確認しましょう。
※できれば正面、後ろ姿の動画もとても重要です。
私も経験者の一人ですが、頭の中では格好良くできているつもりでも、全くイメージと実態が異なる場合もあります。
注意していただきたいのが、疲労していない状態では筋肉や腱、関節などは無理ができてしまうので、普通に考えると成り立っていない状態でも自分の中ではしっくり来ているように感じる事もあります。
でも、それは筋肉を疲労させて維持をしているだけで、「骨で座れていない」状態となっています。
ハンドルが低すぎる、遠すぎるという事も勿論ですが、サドルが高すぎたり低すぎたりするのも骨格的には悲鳴を上げている状態なので、スポーツ走行を目的としているのであれば、適正な範囲内を見つけてその範囲内で上げ下げを試みましょう。
ですが、エアロダイナミクスを追求した結果速いポジションも存在します。
タイムトライアルのレースはそれとのバランスが大事だと言われますね。
出力が落ちてもエアロで上回れるならというやつです。
さて、基本のサドルポジションの事がわかったら色々な事を試すことが出来るようになります。
ココがスタートラインです!

ポジションに最も直接的な変更を加えるパーツがサドルです。
とりあえず真ん中につけるという方法で交換をしてしまうと、サドルによって座る位置が全く異なりますし、座面の角度やクッションの厚みなどの影響により座った際の高さや後退幅等が大きく異なってしまいます。
その為、絶対的な数値基準を上記したように設けて、数値上同じ位置にサドルを取付ましょう。
そこからがスタート地点で、サドルによってパッドの沈み込みや座面形状による骨盤の角度、内ももの開き具合など異なってくるため、更なる微調整が必要になります。
微調整なので0.1mm~3.0mmぐらいの細かな調整になると思います。
10mm(1cm)以上ずれる場合は何かを間違えている可能性があるので、もう一度初期設定を確認してから再度煮詰めていきましょう。
異なるサドルなので数値上同じ位置につけても同じようには乗れないので、細かい話をするとそのサドルなりの工夫は必要になります。
大半の方が最も気にされる部分が、、、「快適性」だと思います。
快適に座れる要素として、クッション、座面のしなりと剛性、レールを含めたトータルの剛性等、座面の幅や形状などが様々組み合わさって実現する要素となります。
大前提として、ロードバイクのサドルって世の中の大半の椅子と比べても「快適ではない」という事をご承知下さい。
冷静に考えていただければ気が付くと思いますが、あんな細くてクッションがペラペラなところに数時間も荷重をかけてれば痛いのは当たり前です。(映画館だって2時間座ってたら多少圧迫感ありますからね。)
痛いのは我慢する前提で、その中でも痛みがマシなものを探す、身体の使い方がしっくりくるものを探す、ポジション的な都合の良いものを探すという為にサドルを変更するわけです。
加えて、軽さや剛性等車体スペックの上がる要素(快適性を落として)も考えてサドルを選んでいくわけです。
フィーリングでサドルを選んでいただくのも勿論必要な手段ですが、論理的にポジションを出すために都合の良いサドルは果たしてどれなのかを考えたうえでその中から選択していただくというのも手ではあります。
具体的に例を挙げると、いわゆる前乗り設計のショートノーズサドルと、後ろ乗りを許容する一般的なロードサドルのどちらを選ぶべきなのかと言った具合です。
また、内股部分のカットアウトの有り無しや全体の反り具合なども骨盤の寝かせ方にも影響がある為、意識的に選ぶ必要があると思います。
意識的に選んだら、気になる部分も見えるようになるので、次またサドルを買う際にどういったサドルを買うべきなのかが結構見えるようになってきます。
稀に、サドルの違いによってお尻が痛くなることがない方もいるみたいですが、、まぁ、それはそれです。
因みにサドルにとっても、必ず「ここに座ってください」って位置が存在するので、今一度サドルの中でもどの位置がピタッとハマるかを意識してみてください。
座骨の端っこがサドルの最もクッションの厚い部分い乗っかって、内股の軟骨がサドルのカーブで支点になって、軟部が逃げるようにカットアウトが出来ているのでそれを意識して骨盤を自然な角度で立ててみましょう。
色々なサドルでダメだという方は、そもそもサドルを快適に座るという方法が出来ていない可能性もありますよ。
今回はハンドル周りについてはあえて触れません。
そこから先は難しすぎる話になるので私も上手に説明ができる気がしないですし、書いたとしても文字数制限に引っかかりそうです。(このページにそんなの無いけど)
サドルの位置を数値化しましょう!
話はまずはそこからです!
ポジションを考える際に、流行り廃りでなんとなく「ガッ!」とやって、「ギュッ!」となんてことは当然良くないです。
常に基準点に対して何ミリ動かすのかを数値化する事で再現性も生まれますし、良かったりダメだったりした際に検証する事も可能です。いわゆるPDCAサイクルっちゅうやつですね。
ニュートラルなポジションとは身体にとって可能な限り無負荷な状態の事を指しています。
「骨と関節で乗る」そんなポジションが理想になります。
「筋肉で維持できる」は体調によっては破綻してしまう可能性があります。
骨格的に無理のない最もリラックスした位置を見つけて、そこからトレーニングで可能な範囲で色を付ける、それがフィッティングの心理だと思います。
営業時間変更のお知らせ

アサゾープレミアム試乗車!
LOOKをはじめとするプレミアムバイクを試してから買える!
メーカーさんからお借りして期間限定の試乗ホイールや試乗車もご用意いたします!
ワイズロード上野地区限定!
お得に乗り換えできる!上野地区&バイチャリAKIBAさんとのコラボ企画です!
当店非常に狭いお店となります。
完全予約制で事前の車体預かりなども基本行っておりません。
詳しくは上の画像をクリックして詳細をお読みください。
↑クリックしてフレームを探す↑
最新モデル、限定モデル、特価商品、アウトレット商品
探しているロードバイクフレームが見つかる!!
ロードバイク専門上野アサゾー店
↑クリックしてバイクを探す↑
アサゾー限定オリジナル完成車多数在庫!
組み立て済みなので※最短即日お持ち帰りも可能!
※当日の状況に寄る為ご相談ください
画像タップでインスタグラムに飛びます。
フォローお願いします!!
詳しくはこちらの記事でもご確認いただけます。
ワイズロード上野アサゾー店
住所:東京都台東区上野3-19-4 KEN BUILDING1F
電話番号:03-3839-7939
営業時間:月~金 12:00~20:00、土日祝 11:00~19:00
定休日:なし
商品の選び方、仕様、愛車にあうのか…など気になることがあればチャットで質問してみてください。全国のワイズロード店舗から選ばれた知識・経験豊富なスタッフがサクッとチャットでお答えします。お気軽にご相談ください。
ロード、小径、クロス等総合取扱い店
ウェア、シューズ、アイウェア取扱い店