グラベル豆知識。グラベルにはパナDが良いってホント？
by: 間野友輔

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府中多摩川店てんちょでシクロクロッサーの間野です。
明後日は『白州の森バイクロア』に行ってきます。秋ヶ瀬も含め、バイクロアは初めて。楽しみです。
　
話はちょいと変わりますが、本来シクロクロスの季節ではない春から夏。
シクロクロッサーの多くは他の競技にでたり、『グラベルツーリング』を楽しんでいます。
グラベルって何ぞや？って感じですが、『未舗装路』のことです。一方、舗装路は『ターマック』といいます。
　
かつてはツーリングの醍醐味といえば未舗装の峠を登る事。
近年はロードバイクの人気が強くて忘れ去られそうになっていた遊び方ですが、某英国ウェアブランドが開催するライドイベントの影響もあって、国内でも『グラベル』を探して走りに行くのが一部で流行しています。いつの間にか人里離れた峠道も舗装路が多くなり、『グラベルライド』は宝探し的要素が増しています。
　
さて、その際のタイヤ選び。
海外での『グラベルツーリング』は、かなり太いタイヤを履いたバイクを使うのが主流です。場合によってはシクロクロスのタイヤ（幅33ｍｍ）よりも太いものを履いていることも。
　
しかし、国内の主流はロードバイクを用いることが多いので、フレームとのクリアランスで太いタイヤを嵌めるのにも限界があります。
　
そこでご紹介するのが、パナレーサーの2種類のタイヤです。（前置き長っ！ｗ）
　

一つはPanaracer GRAVEL KING。
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メーカー希望小売価格￥4,858＋税　
→　ワイズロードスペシャル価格￥3,840＋税！
所謂杉目状のトレッドパターンを持ち、700Cホイール用では幅23ｍｍ、26ｍｍ、28ｍｍ、32ｍｍ、650Bホイール用にも1.5インチ、1.75インチがあります。また、細かいブロックが立ち上がったパターンの『グラベルキングSK』というモデルもあります。

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こちらがグラベルキングSKのパターン。
32mmと35mmがラインナップされています。
メーカー希望小売価格￥5,191＋税　
→　ワイズロードスペシャル価格￥4,102＋税！
　
もう一つがPanaracer Race D Evo3。
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メーカー希望小売価格￥6,173＋税　
→　ワイズロードスペシャル価格￥5,247＋税！
700Cのロードバイク用タイヤでエンデューロ競技向けに耐パンク性を強化したタイヤで、幅は23mm、25mm、28mmがラインナップされています。
　
ことグラベルライドとなると、『グラベル』を冠した『グラベルキング』の方が良いのでは？と思うところですが、最近、グラベル仲間の間では『Race D Evo3』の評価が高まっています。というのも、尖った砕石が多い林道などでは『グラベルキング』はサイドカットすることが多く、その点、『Race D Evo3』はサイドも強化されていて強い、というのです。
　
恐らくですが、ツーリングタイヤを起源に持つ『グラベルキング』は、乗り心地を優先して作られているように思います。その分タイヤ全体が柔らかで、サイドも強くは作っていないのではないかと。
一方、レースタイヤである『Race D Evo3』は、快適性よりもタイヤ剛性をある程度重視しているのと、パンクすると成績にかかわるエンデューロ用という性格から、耐パンク性重視でサイドも強化されているのだろうと思います。
　
これって、どっちが優れているって話ではない気がしますね。
個人の乗り方、出向くグラベルの性質にもよるのではないかなと思っています。
そもそも海外のグラベルには砕石を撒いた林道って基本ないはずなので。ここにも日本のガラパゴス的事情が（笑）
　　
わたくしは現在、『グラベルキング』の28Cを使用していますが、まだ『Race D Evo3』は使ったことがないので、機会があったら確かめてみたいと思います。
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両タイヤとも、なるべく在庫を切らさないようにご用意ございますので、府中多摩川店でお確かめください。